2.メドレー: You'd be so nice to come home to ~ 伊勢崎町ブルース
青江美奈にはまっていたのは、2010年末から2011年の年初あたりで、『The Shadow of Love』と『Passion Mina in N.Y.』という2枚のニューヨーク録音アルバムについてlablogで紹介しています。前者はジャズのスタンダードをオーソドックスに歌い上げた作品であるのに対して、後者は演歌の凄みを残してファンキージャズ風に仕上げた作品。今回は後者に収録された「伊勢崎町ブルース」を強く意識して編曲しました。代理コードを使いまくり、テンションをきかせたコードにウォーキングベースを絡ませ、マイルストーンもどきのリフも採用。前奏には、ヘレン・メリルでお馴染みのYou'd be so nice to come home to をもってきて、間奏部はモードっぽいアドリブパートを8小節挿入していたのですが、アドリブに関しては練習不足でした。出来がよいとは言えませんが、チェアーで眠っていたマコトさんが目を見開いてくださってたので(マコトさんはこういう曲を練習中?だとか)、それなりの衝撃はあったのかもしれません。 最近は譜面などというものはまったくみないのです。弾きたい曲があれば、適当にコードを配列させて弾いていく。そこから徐々にコードを変えていくわけです。どんな代理コードが良く響くのか、どんなテンションが適切なのか・・・などと考えながら適当に弾いている。それがなんとか形になれば人前に出せるレベルにはなる。人の曲ではありますが、このアレンジには私の知的財産がたっぷり染み込んでいる。こんな風にお茶を淹れる場合、「オリジナリ・ティー」と言うんです、だはは・・・ こういうやり方でしばらくギターを弾いていく予定です。