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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

スローフォワード(1)

 日本ラグビーの挑戦が、ひとまず終わりました。おおいに熱中し、感動させていただきました。ゲーム以外の番組にも大勢のラグビー選手やOBがコメンテータとして出演し、総じてスマートな解説をしてくれましたが、なかでも前回大会のヒーロー、五郎丸歩選手(ヤマハ発動機)の発言は含蓄深いものでした。

  ラグビー(日本代表)は勝敗をこえたスポーツの本質を
  みんなに教えてくれた。
 
 ワールドカップを終えたら、さぁプロ化だと意気込む関係者が多いなか、五郎丸選手は、そうした商業化が必ずしもラグビーの本質的な魅力を向上させるものかどうか、疑問に思っているのかもしれません。たしかにラグビーは、一人のプレーヤーが年間何億~何十億も稼ぐサッカーや野球からは感じられない「美学」をわたしたちに訴えかけてきます。
 この5週間、大袈裟にいうならば、寅さん49回分ぐらいの何かを私は教えられたような気がしています。寡黙で我慢し礼節を尽くす日本人の美学。
 遅すぎたね、残念ながら。


  1. 2019/10/21(月) 17:01:12|
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さよなら、ビアンキ

01さよならビアンキ03

 
 2日の辞令交付後、「たかや」で蕎麦をたくり、因久山焼の窯元を訪れ、摩尼寺門前で椎茸栽培の打ち合わせをして、ダウラで一休み。それからどういうわけか、ぼくたちはピオをめざした。自転車を買い換えたい衝動にかられたのである。
 ピオでビアンキの中古車を購入したのは、タクオが4年生のときだったはずで、ぼくはまだ47歳だった。LABLOGの愛読者はよくご存じのとおり、田園町から大学の通学によく使った。寺町時代は軒下に置くしかなく、雨に晒され、辛い想いをさせたが、週に1回はビアンキで通っていた。大覚寺に引っ越してから、自転車通学したことは一度もない。弥生町との往復で何度か乗ったが、なにぶんこの冬の雪と雨には為す術もない。我がビアンキはすでにガタがきており、何度もパンクを経験し、車輪を緑から黒に変えた。タイヤの空気がよく抜ける。おまけに、機械音痴のぼくは、フランス製ポンプ(空気入)の扱いに未だ苦しんでいる。

 とにもかくにも、この雨と雪である。鳥取では雪が降り積もり、奈良では雨が多かった。スロージョギングの回数は著しく少なくなり、冬に走ったのは2回だけ。春休みには4回走ったが、ご覧のとおり(↓)、また肥満に苦しんでいる。自転車に乗りたいんですよ。

 ピオでの品定めには時間がかかった。ロードバイクは高すぎて手がでない。クロスバイクを推薦され、カナダのルイガノの新作(↑後)で落ち着こうとしていた。ルイガノには、たしかに憧れがある。3×9=27段変則で、落ち着いたカラシ色のボディ。値段は6万円弱。しかし、なんど考えても、ぼくの通学に27段変則が必要だとは思えないし、カラシは渋くて良い色だけど、全体のデザインが55歳の乗り手に対して若々しすぎる。それに、あまりにカッコよくて、購入直後の盗難も懸念された。

01さよならビアンキ01

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  1. 2012/04/04(水) 23:27:51|
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2012世界卓球 ドルトムント

 「2009世界卓球 横浜」からまる3年、石川佳純にまた痺れた。福原や平野にない何かを、この少女はもっている。キム・ギョンアは、結果として、石川を倒したが、石川の強さを身をもって知ったことだろう。
 第5戦第5セット、8-4と石川がリードし、勝敗は決したかにみえた。そこから5連続ポイントを許し、8-9と逆転され、シーソーゲームとなり、最後は12-14の負け。どこで流れが変わったのだろうか。
 石川の攻撃をキムはとても嫌がっていた。石川のスマッシュに耐えられなくなっていた・・・あのペースとやり方を変えなければ、8-4から点数はほぼ平行移動し、そのまま石川が勝っていただろう。それだけ実力差があるようにみえた。石川はキムに負けたのではなく、自分に負けてしまったのだろうか。

 わたしは石川が勝つと信じていた。他の選手では負けるかもしれないが、石川は勝つ。そう信じて画面を凝視し続けた。家族は男子フィギュアのSPを視たがったが、わたしは譲らなかった。世界選手権のメダルがかかる日韓戦は、(浅田真央以外の)世界フィギュアより、プロ野球開幕戦より、リマスター版「カリオストロの城」より優先順位が上にある。そう考えているのは、わたし一人だったが・・・
 石川が負けた瞬間、頭が真っ白になった。悔しい。サッカーの日韓戦で負けても、こんな気持ちにならないだろう。ロンドンオリンピックで雪辱してほしい。メダル、メダルとうるさいマスコミにいつも呆れてきたが、この夜に限っていうと、卓球女子団体と石川個人に、ロンドンでメダルをとって欲しいと心底思った。また、応援します!


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  1. 2012/03/30(金) 23:56:47|
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奈良のオールブラックス

 あの日、ぼくは真剣に天理を応援していた。これまで天理高校は優勝候補の一角としてなんども甲子園に出場している。それがいくら強い天理であったとしても、応援しようと思ったことはない。天理はPLや青森山田や帝京などと同じセミプロ寄せ集めの高校生集団であり、「地元の学校」という意識をもてないのである。しかし、帝京大学と闘う天理大学のラグビー部をぼくは心の底から応援していた。
 伏線は1月2日にあった。平尾と松尾が対談しつつ、1985年のラグビー日本選手権決勝、同志社対新日鉄釜石の試合を振り返る番組がBSプレミアムで放送された。ご存じのように、同志社はすでに大学選手権3連覇を成し遂げており、釜石は日本選手権7連覇のかかる試合であった。前半は大学ラグビー史上最強と言われる同志社が圧倒し、後半は負傷上がりの松尾の活躍で釜石が逆転した名勝負である。松尾はこの試合をもって引退し、その後は半ば芸能人のような生活を送り、賭麻雀で逮捕?されたり、明大監督就任を学生に拒否されたり、惨々な余生を過ごしているが、日本ラグビー史上最高のスタンドオフであり、社会人となって成熟した平尾ですら、全盛期の松尾には及ばなかったとぼくは思っている。
 しかし、チームとしてみれば、おそらく平尾の創り上げた神戸製鋼のほうが釜石を上回っていたであろう。その平尾を中心とする最強の同志社の3連覇に帝京は並ぼうとしていた。しかし、天理が勝てば、同志社以来27年ぶりの関西勢優勝となる。今年の大学選手権は、そういう意義のある大会であった。天理は見事なバックスの展開から先制した。二人のトンガ人を含むバックスは十分帝京の守備網を突破できることを証明した。しかし、その後、帝京の地力がじわじわと天理を自陣に押し込んでいく。二人の外国人フランカー(白人)を中心とするフォワードがスクラム、モールで押しまくり、ラインアウトでもボールを奪取し続けた。前半は帝京が12-7で折り返す。



 後半も帝京が押し気味に試合を進めたが、この日の審判はいくぶん天理寄りの笛を吹いた。そのおかげもあり、天理は一瞬の隙をついて、バックスが2つめのトライを奪う。これで、同点。両校優勝の可能性が高まるなか、終盤まで帝京はボール・ポゼッションにこだわり、天理陣内でプレーを続ける。そこで、天理がファウルを犯し、帝京キャプテンのスクラムハーフがポールにボールをあてながらもPGを決めた。ノーサイド寸前に勝利を納めたのである。同志社以来の3連覇が成し遂げられ、27年ぶりの関西勢優勝は露の夢と消えた。
 何度も書いておく。ぼくは声をだして天理を応援していた。同志社以来27年ぶりの日本制覇を奈良のオールブラックスに託していた。素晴らしい攻防の名勝負だった。両チームとも外国人二人を含むのは互角として、鍵を握る選手は天理がスタンドオフ、帝京がスクラムハーフであった。二人とも大人(たいじん)の面構えをしている。この二人と、東福岡高校のフルバックが、近未来の日本代表を支える中軸選手となるのだろう。以上、互角の陣容ながら、天理のスクラムハーフの動きがよく理解できなかった。なぜ自ら突っ込んでラックの下敷になってしまうのか・・・ラグビーの素人だから、これ以上とやかく言いたくはないけれども、ハーフの差が勝敗を分けたような気がしている。
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  1. 2012/01/12(木) 00:00:06|
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祝復活!

 浅田真央の画面は別格だ。格別だ、別格だ、格別だ・・・優勝した鈴木明子も自覚していただろうが、次元の異なるパフォーマンスだった。演技がどうのこうのという以前に、氷の上に浅田真央が立ったその瞬間、画面にオーラがあらわれる。エレガントで、清楚な、あのような姿を見せられるのは、世界でだた一人ですよね。

 浅田真央は4分間も滑ったのだろうか。2分ぐらいだったんじゃないか?
 そんな錯覚を覚えた。

 3回転半にこだわらなくともよいと思うが、今回の演技にトリプルアクセルが加われば、再び200点を突破できるだろう。
 
 浅田選手が日本一でないことが不思議でならないけれども、2位でシーズンをスタートできたことを彼女は喜んでいた。

 また君に恋しちゃった・・・





↑この二人、あやしいなぁ?
  1. 2011/11/13(日) 00:23:07|
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