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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

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塩谷写真記念館演奏会

 久しぶりに人前でギターを弾くことになりました。お誘いを受け、感謝しています。
 9月25日午後、会場は赤碕の塩谷写真記念館です。2年前に演奏したところですね。当時まだ57歳で、還暦まで余裕があった。たしか2番手だったな。「ハウ・ディープ・イズ・ヨー・ラブ?」「ゴールデン・スランバー」「イッツ・オンリ・ペイパームーン」を弾いて、最後の方ではリクエストに応えて「旅人よ/夕陽赤く」を歌ったんだ。
 塩谷写真記念館はあのころまだ文化財ではなかった。いまは国の登録有形文化財である。会場にお集まりの方は人生の先輩ばかり。昭和の歌謡曲で育った方々であるが、ビートルズをリクエストされる方もいた。そういう歌謡曲/ポップス/フォークの世代であり、「みんなが知っている曲」を所望された記憶がある。
 自己満足のために、難曲に挑んでも意味がないわけです。ナベサダの教えを守りたい。上手いか下手かではなくて、良いか悪いか。聴衆のハートを射抜くほどの力量はないけれども、琴線に触れるような演奏を心がけようと思います。
 22日にはリハーサルもあるそうです。行ければ、行きます。作日のちちんぷいぷいによれば、大阪における「行ければ、行くわ」は「行かない」、他の地域では「できるだけ行く」の含意だそうです。おそらく50代最後のパフォーマンスになるでしょう。


 
 
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  1. 2016/09/14(水) 02:29:38|
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黄昏交差点(Ⅰ)

 入学式も終わり、新年度が始まりました。授業は来週からなので時間はある。通常の生活感覚を取り戻すため常連のお店などに極力顔を出すようにしています。いろいろ溜まってましてね。なにぶん3月はインフルエンザらしき期間がながく、家に閉じこもっておりましたので、秋田土産イブリガッコによるホワイトデーのお返しなどせぬままバルカン半島に旅立ってしまったのです。バルカンの土産物も結構あります。
 ホワイトデーは、この年になっても、やはりある。ボトルをキープしている店がチョコレートをくれるから仕方ないのね。お返しはイブリガッコ。これが頗る評判がよい。バーボンの水割りによく合います。
 バーボンはジムビームのデビルズ・カット。デビルズ・カットとは樽からでてくるラスト・ドロップのことらしい。えも言われぬ芳香があり、最後にほんのりとした甘みが口の中にひろがります。その甘みがガッコと調和する。昨夜はジムで激しい運動したあとにバーボンを飲んで、よくまわりましたね。しばしカウンターでノックダウン。
 マッチボックスというお店を紹介されました。カウンターに陣取ると目の前にサムピックがおいてある。やわらかいサムピックなので「打田十紀夫ですか?」と訊ねると、マスターは首を縦に振る。このまえ店で打田さん本人のライブがあったんだそうです。打田十紀夫のライブといえば、2009年の3月にアフターアワーズで聞いている。ジャイアント馬場の話ばかりするから、女子大生たちがしらけてしまった記憶があります。すでに7年前か・・・
 どういうわけか、この夜は、しつこく演奏をリクエストされたので、やむなく店のギターをお借りして弾きましたよ。人前で演奏するのは16ヶ月ぶりのことです。ネック幅の短いモーリスの鉄弦で弾きにくかったけど、それなりにがんばったところ、ささやかなご褒美を頂戴しました。マスターも弾きました。ドグ・ワトソンが好きなんだそうで、打田十紀夫ばりのカントリー・ブルースを得意とされています。そうそう、イサトさんの『お茶の時間』から2曲ばかり演奏されました。
 中川イサトさんは、ずいぶん鳥取にこられていないようでして、協力して招聘しようなんて話もでました。
 この店ではラフログを飲んだ。「正露丸臭い」とさんざん言われ、仁丹を口に運ばれてしまった。桜の綺麗な夜でした。男の更年期をしばし忘却。

  1. 2016/04/06(水) 17:34:20|
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長谷川きよし、摩尼寺に降臨

-阿弥陀如来像の前でソロコンサート【限定百名】

 長谷川きよし(1949-)が「別れのサンバ」で衝撃的なデビューを飾ったのは1969(昭和44)年のことである。昭和44年のヒット曲ランキングは、1位が由紀さおり「夜明けのスキャット」、2位が森進一「港町ブルース」、3位はいしだあゆみ「ブルー・ライト・ヨコハマ」と続くが、年末のレコード大賞を射止めたのは、どういうわけか、佐良直美の「いいじゃないの幸せならば」であった。注目したいのは、新人賞4組の一角にシューベルツの「風」が食い込んだことである。フォーク・クルセイダーズから枝分かれしたカレッジフォークの4人組が爽やかなフォーク旋風を巻き起こしたわけだが、その一方で、60年代後半から高石ともや(1941-)、岡林信康(1946-)らの反戦社会派フォークが勢いをひろげていく。69年には第2世代というべき高田渡(1949-2005)、70年に吉田拓郎(1946-)がデビューする。(長谷川と高田が同年の生まれであることは偶さかの悪戯であろうけれども、さらに興味深いことに、我が「男はつらいよ」第1作が銀幕に登場したのも1969年のことであった。)
 長谷川きよしもこうしたフォーク系ミュージシャンの一人とみなされがちだが、当時の彼は全く異次元の音世界をみつめていた。長谷川はもともとシャンソンコンクールの入賞者であり、デビュー前後にはブラジル音楽に没頭していたのである。2013年のインタビューによると、当時最も影響を受けたギタリストとしてバーデン・パウエル、楽曲として「黒いオルフェ」をあげている。「別れのサンバ」はそうした下地の結晶にほかならない。
 東京都出身の長谷川は近年京都に移住している。2012年には、NHKの番組「ソングス」に出演し、自らの音楽人生を振り返りつつ、成就院や嵯峨野などで代表曲を弾き語りした。その内容に刺激をうけた若い視聴者も少なくなく、静かなブームが広がりつつある。さらに今年(2015)の5月には、清水寺の大舞台で「心震える時」コンサートを開催した。自殺したいと思い悩む人たちを思い止まらせる「いのちの電話」プロジェクトとの関わりから「心震える時」を作曲し奉納したものだという。
 こうした活動を続ける音楽家が摩尼寺に降臨する。10月24日(土)午後2時より摩尼寺境内善光寺如来堂でのソロコンサートをお聞きください(午後1時半開場)。

  【問合せ】 ℡0857-21-8455(竹内)  hozonshufuk@yahoo.co.jp(事務局)  
  【WEB申込】 http://prt.nu/0/mani


 *本稿は日本海新聞に投稿した原稿(600字)に加筆修正したものである。

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↑クリックするとチラシが拡大します
  1. 2015/10/06(火) 19:04:26|
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思い出の摩尼

摩尼寺コンサート(完成)チラシ01表02圧縮 摩尼寺コンサート(完成)チラシ01表01 摩尼寺コンサート(完成)チラシ02裏01










 摩尼寺紅葉コンサートのスタッフ打ち合わせを終えました。イベントまであと2週間あまり。来週火曜日にはトーク背ションの司会を務めるハマダバダ1号くんとも打ち合わせします。

 申し込みは順調にのびております。
 参加ご希望の方は上の右端の画像(チラシ裏面)をクリックし、必要事項を記載の上、事務局までご連絡ください。もっとも、第1部トレッキング以外は当日参加でもかまいません。ただし、駐車場の問題はありますので、バスを確保されたほうがよいかもしれません。以下、チラシと内容は重複しますが、イベントの概要を記します。



  摩尼寺本堂・山門・鐘楼「国登録有形文化財」答申記念
  摩尼寺紅葉トークセッション&コンサート2014
  「思い出の摩尼」

 日時:  平成26年11月29日(土)

 第1部 摩尼寺「奥の院」遺跡トレッキング 【限定30名・雨天中止】
     10:00摩尼寺門前集合 → 摩尼寺「奥の院」遺跡   
      → 立岩(帝釈天降臨伝承地) → 摩尼寺境内    
     12:00 昼食 (茶屋で「精進弁当」を販売しています)

 第2部 トークセッション @摩尼寺境内善光寺如来堂
     12:50 開会ごあいさつ(摩尼寺住職)  
     13:00 摩尼山の文化遺産-登録文化財から登録記念物へ       
           浅川 滋男(鳥取環境大学教授)vs.棚橋恭子(ビオラ奏者)   
           【司会】 浜田 龍彦(鳥取県立むきばんだ史跡公園)

 第3部 境内コンサート  @善光寺如来堂正面広場 (雨天の場合、如来堂内部) 
      14:00 トリ・アンデス(ケーナ&フォルクローレ)   
      14:30 棚橋 恭子 (ビオラ独奏)
      15:10 閉会ごあいさつ(摩尼寺保存会世話人)


摩尼寺コンサート(完成)チラシ03MAP  ←ルートマップ

【バス送迎】 鳥取駅南口発12:00(往路) 摩尼寺門前発15:45(復路) 50名様限り500円
★門前駐車場 先着60台限り
★身障者・高齢者の方は門前より境内まで車で送迎いたします。

  1. 2014/11/13(木) 00:00:59|
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サテンドール(ⅩⅡ)

08ベイシー07


ベイシー

 陸前高田から仙台に戻るには、一関で東北自動車道に上がり、高速で南下するのが速い。一関と言えば、ベイシーではないか。日本で最も良い音を出すと噂されるジャズ喫茶だ。
 もちろん行ったことは、ない。だから、予め104で番号を調べ、店に電話をかけた。店は開いているし、席もあることを確認。やはぎ食堂の駐車場でカーナビにベイシーの電話番号を入力すると、店名と位置が画面に示された。一時間ばかり車を運転した。鄙びた市街地に入り、「目的地周辺です」の音声が発せられたが、こういう場合、たいていGoal表示の位置はアバウトであり、捜し物はみあたらない。うろうろちょろちょろしながら、暗闇のなかに寿司屋を発見。厚かましいとは知りながら、暖簾をくぐり、ベイシーの所在地を訊く。
 
   「ベイシー??・・・開いてるかな?」

と大将は答えながら外に出て、道順を丁寧に教えてくれた。
 たしかに近くにある。大きな店だ。「隠れ家」的なジャズ喫茶を期待してはいけない。そこは小さなコンサートホールであった。

08ベイシー01


08ベイシー02 いつもぼくは、大型スピーカーを「冷蔵庫のような」と形容するが、ベイシーはちがう。片側のスピーカー(もちろんJBL)だけで冷蔵庫二つ分あるのだ。
 それはもう、すごい音がする。たしかに、こんな力のある音を出すジャズ喫茶に入ったことはない。ベイシーではライブもしばしば開催されているようだが、わたしはLPだけで十分だと思った。40~60年代のスィングやバップのLPがターンテーブルにのる。バリバリという雑音をイントロにして、今はなき巨人たちの名演が室内に響きわたる、そのときめきは何にも代え難いでしょ。これ以上、なにを望むというのか・・・


08ベイシー03


 メニューは質実、素朴。コーヒー1000円、缶ビール1200円。値は高いが、おかわり可のおつまみがつく。こういうやり方は、ラウンジ系スナックと同じだ。仕込みの不要な乾き物に飲料だけ。これがいちばん楽なの、と女たちはよく呟いた。昼はカフェ&レストラン、夜はラウンジを経営する姉妹は、儲からない昼の仕事のシンドさを嘆き、ついにその店を閉めてしまった。
 夜は楽なんだ。厨房係は要らない。華々しく露出度の高い衣装に身を包み、厚化粧するだけで、男たちが集まってくる。となれば、ベイシーのLP音楽と着飾った女たちの役割はほぼ同じということになるかもしれない。カウント・ベイシー楽団の演奏は美女と同等の価値があると言えば、ベイシーは満面の笑みを浮かべてくれるような気がする。

08ベイシー05

[サテンドール(ⅩⅡ)]の続きを読む
  1. 2012/05/12(土) 00:27:54|
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