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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

録画でみた東アジア選手権

 北朝鮮戦のあと、日本代表の試合をみるのはやめようと決めた。ジーコが、宮本を中心とするレギュラー・メンバーを替えるはずもないだろうから、わざわざ学生の下宿に押しかけて2時間以上も無為な時間を過ごすべきではない、と判断したのである。一言でいうと、初戦の日本代表は、ライヴでみるに値しないチームであった。
 さて、3週間ぶりに奈良に戻ってきて、中国戦と韓国戦のビデオをみた。
 いや、恐れ入りました。ジーコは、たぶん、おそらく、ものすごく腹がたっていたのだろう。北朝鮮戦の不甲斐ない戦いぶりに立腹し、悔しくなって、レギュラー組にペナルティを与えようとしたのではないか。それにしても、11人総取っ替えとは!? 
 小泉純一郎の郵政解散に匹敵する大英断である。

 中国戦は2点を先取されたが、試合を通して日本がボールを支配していた。巻、田中達也、本山の三角形で組織する攻撃にはリズム感があり、前線とボランチの距離も適度に縮まった。今野と阿部の動きは機敏で、守備に締まりがある。サッカーはボランチなんです。ボランチができる選手は、スウィーパー、ストッパー、ゲームメーカー、ストライカーなんでもできる。韓国のユ・サンチョルがこういうタイプのオールラウンダーなのだが、いまの日本でこれに匹敵するのは中田英しか思い浮かばない。中国戦における今野と阿部のコンビは、少なくとも福西と遠藤のコンビより機能的で、これに中田英が加わる場合、ボランチは中田と今野、リベロに阿部を配するのもおもしろいだろう。
 第2戦で考えさせられたのは選手交替である。後半の途中で、本山と巻に替えて玉田と大黒を投入した。発想じたいは悪くないのだが、如何せん、玉田と大黒は走りまわる同型のストライカーで、相性が良くない。村井に替えて入ったアレックスはいつもの通り。足下にボールをとめて、判断を躊躇し、相手に時間を与えてしまう。この3人を投入したために、試合のテンポは北朝鮮戦に逆戻りし、同点に追いつくのは不可能かとも思われた。田中達也の個人技がそれを救ったのである。
 韓国戦でジーコは、この選手起用をみごとに修正してきた。故障の田中達也に替えて、玉田を先発で起用して巻とツートップを組ませ、大黒は切り札として玉田と交替させた。巻というターゲットを固定し、玉田と大黒を併用しない方式である。アレックスも最後まで使わなかった。村井は体格でアレックスに劣るが、球離れが早く、判断が速い。結果、北朝鮮戦のようなリズムの悪さは消え失せた。
 韓国戦後、川淵キャプテンは「イラン戦はやはり北朝鮮戦のメンバーが中心になるのだろうが、若手を一人でもたくさん使ってほしい」とコメントしている。冗談ではない。ジーコの哲学では、「勝っているチームをさわる必要はない」のであり、韓国戦終了時点でのメンバーこそが次の試合のベースとなるべきであろう。但し、大黒はあくまで切り札として取っておきたい。先発のFWは巻と田中達也。ともかくイラン戦では、川口も宮本もアレックスも加治も福西もいない日本代表を、もう一度みてみたい。
 ビデオを見終わって思った。東アジア選手権の中国戦と韓国戦は、コンフェデ以上に重要な意味をもつ試合として、後世、語りつがれることになるのではないか。コンフェデの日本代表では、W杯に通用しない。若手が台頭して、中田英、中村、中沢らと融合し、川口、宮本、アレックス、加治、福西らが控え組としてベンチに座っている日本代表に生まれ変われば、日本は再びW杯の予選リーグを突破できるかもしれない。

 data 東アジアサッカー選手権
      日本2-2中国   日本1-0韓国
  1. 2005/08/09(火) 22:56:35|
  2. サッカー|
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asa

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