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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

ロイヤル・マイル・スマイルズ  -スコットランドの寒い夏(Ⅱ)

8月25日 エジンバラ: エジンバラ城、聖ジャイルズ教会、ジョン・ノックス邸

 日本時間の24日18時に関空を飛び立ち、スコットランドの首都エジンバラに降り立ったのが、イギリス時間の25日午前9時すぎ。日本とイギリスとの時間差は16時間だから、31時間も費やしたことになる。なぜ、こうまでして、香港経由の便を選んだのかというと、ただただ運賃が安いから。関空からJALで直接ロンドンに飛ぶと、往復で数万円も値段が跳ね上がる。
 空港でオークニー諸島のB&B(民宿)を予約し、レンタカー会社の情報を集めてから、リムジンに乗った。ホテルにチェックインしたのは11時半で、少しだけ休もうとベッドに横になったらぐったりきた。目覚めたときには、午後1時半になっていた。
 今日は、ともかくロイヤル・マイルを歩こう、と決めていた。エジンバラ城とホリルードハウス宮殿をつなぐオールド・タウンの中心ゾーンである。なんだか知らないが、ストリートはイベントだらけで、人は多いし、ゴミは散らかっている。昨年のイングランド南部の田舎町の静けさが懐かしかった。しかし、エジンバラは世界遺産の町である。歴史的建造物には事欠かない。その代表は、いうまでもなく、エジンバラ城。入場券が10ポンドもするので、紫禁城のように馬鹿でかい宮殿かと想像していたのだが、なんともこぢんまりしている。火山岩の急峻な岩山の山頂に造られた城で、山頂を造成することなく、岩山の地形に建築をあわせているから、建築と岩の接点があちこちでずれていて、ときに建築の基礎部分から岩石がはみ出ているようにもみえる。一部で修復中のところもあり、気になるのは目地ばかり。いったいどうして石と石をくっつけるのか。これが、今回の視察の一大目標である。

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↑↓エジンバラ城
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 城から下りてマーチャント・ストリートに戻り、聖ジャイルズ教会とジョン・ノックスの家に入った。聖ジャイルズ教会も修復中。ジョン・ノックスの家は内部に450年前の木造部材が残る。とくに最上階には、彩色の痕跡を鮮明に残す天井板がいまも張ってある。今日はここまで。ともかく疲れているので、ウェイバリー駅を通ってニュータウン側にあるホテルに戻った。
 余談ながら、聖ジャイルズ教会からジョン・ノックスの家に移動する途中、画家たちが似顔絵を5ポンドで描いてくれるコーナーがあり、みているとあまりにもおもしろいので、自らモデルになった。すると、台湾のご婦人たちや英国の紳士・貴婦人がぞろぞろ集まってきて、くすくす笑っている。わたしとわたしの似顔絵をみて、笑っているのである。
 帰国したら、研究室の窓ガラスにこの似顔絵を飾る予定です。

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↑ロイヤル・マイルのストリートからみた聖ジャイルズ教会


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  1. 2005/08/25(木) 23:22:06|
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西班牙の小さな町で  -スコットランドの寒い夏(Ⅰ)

8月24日~25日: 関西空港→香港→ロンドン→エジンバラ

 香港で英国航空公司(British Airways)の28便に乗り換えてから、もう11時間経過したのだが、まだ機内は真っ暗で、大半の乗客が眠っている。わたしの席のまわりに陣取るのは、台湾の女子大生20人。
 ボーディングの時、彼女たちはなかなかうるさかった。
  「あんたの席は、そこじゃないよ、反対側だよ」
  「だって、こっちから行けない。遠回りしないと・・・」
とてもきれいな北京語をしゃべるので、隣に座った一人に、
  「大陸の方ですか?」
と尋ねた。すこし不審そうに、わたしをみつめた後、彼女は答えた。
  「台湾です。」
そうか、台湾人はたしかにきれいな中国語をしゃべる。
 香港人は、香港が中国に返還される以前、北京語を話すのをとても嫌がった。広東語をしゃべるかれらにとって、北京語は外国語でしかなかったのである。だから、北京語で質問すると、とても嫌な顔をして、英語で返事をくれたものだ。
 ところが、香港返還後、中国政府は香港人に北京語の使用を強制した。だから、香港でもごく普通に北京語が通用するようになったのだが、香港人のしゃべる北京語には広東語訛りが強く、大陸の人ではないことがすぐに分かってしまう。一方、台湾人の北京語は美しい。長かった国民党支配の申し子である。

 隣に座っている学生と話がはずんだ。
  「倫敦(ロンドン)に行くの?」
  「いいえ、西班牙(スペイン)です。ロンドンは乗り換えだけ。あなたは?」
  「わたしも乗り換えでね、蘇格蘭(スコットランド)に行くんです。」
  「なんのために?」
  「仕事ですよ。あなたは?」
  「スペイン語を学ぶんです。」
  「巴塞隆納(バルセロナ)、それとも、馬徳里(マドリード)?」
  「いえ、Valladolid(バリャドリッド)という小さな町です。」
  「あぁ、知ってる、サッカーのチームがなかなか強いんだよ。」
  「サッカーは見ないけど・・・」
  「期間は?」
  「1年間」
  「へぇ、そりゃ帰りたくなくなるよ。」
  「いえ、もう帰りたいの。家族が恋しい。台北の空港で泣いたんです。」
 
 彼女たちは、台中にある静宜大学西班牙語系の3年生。話をした学生さんは徐さんという。アイマスクをして、熟睡中。

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  1. 2005/08/25(木) 12:10:00|
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asa

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