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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

ヒディングのオーストラリア

 北陸出張のあいだに、ワールドカップの組み合わせが決まったらしく、マスコミが騒ぎ始めている。こういうニュースに敏感なのがノビタで、富山のホテルで朝食をとっているあたりから、
 「オーストラリアの監督はヒディングでして・・・」
なんて話をはじめていた。まともなトラップもできないくせに、表相的な話題にはじつに鋭敏だから、たしかにブンヤには向いているのだろうな。
 そういえば、オーストラリアの監督はヒディングであった。ヒディングはなぜ韓国の監督に戻らなかったのか。ひとつは、大陸間プレーオフに興味があったのではないか。オーストラリアの潜在力は、レコバのいるウルグアイにひけをとらないと判断し、おそらく自分の采配が勝敗を分けるだろうと見越したような気がする。PSVとの兼任でもいい、という気楽な条件提示に惹かれたのかもしれない。
 いずれにしても、やっかいな監督を敵にまわしたものだ。ヒディングのようなタイプの監督は、信念をもったチーム作りをしてくるだけでなく、相手チームを丸裸にする分析能力を身につけている。ジーコが作りあげた日本代表の欠点を、ヒディングは短い時間で見抜いてしまうだろう。1対1に弱い宮本、まともなディフェンスの出来ないアレックスと加治、攻撃に参加したがる中田英・・・いくらでもねらい目はある。両サイドの裏。DFとボランチのあいだにできるスペース。
 強いストッパータイプのDFを4人並べてほしい。中田英とコンビを組むボランチも守備的なストッパータイプがよいだろう。いいサッカーをして、惜しくも敗れ、悔しいけれども暖かく、「感動をありがとう」という声援を送るようなオチはもうたくさんだ。ファンタスティッックなフットボールでなくてもいいから、きっちり勝ってもらいたい。そのためには、メンバーを入れ替える必要があり、ことによっては、今からでも監督を交替させるべきかもしれない。
 ただ、ジーコが監督をしているメリットはある。予選リーグで最後にあたるブラジルは、さきに2勝してしまった場合、昨年のコンフェデと同様、日本戦を捨てる可能性が十分ある。ことによっては、負けてくれるかもしれない。
 「ジーコに恥かかしちゃいけないぜ」
という暗黙の了解のもとに。

 で、ドイツに行くのか、と最近よく訊かれるようになってきた。わたしは行かない。それは、いまの日本代表が応援にあたいしないチームだからだ。わたしは、予選リーグ敗退とみている。
 また、ヒディングにやられるのではないだろうか。F組はブラジルとオーストラリアが決勝トーナメントに進むのではないか。


  1. 2005/12/11(日) 02:12:24|
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本家魯班13世

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