FC2ブログ

Lablog

鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

仮組 -田和山遺跡の大型掘立柱建物

 今日は田和山遺跡(松江市)に復元される大型掘立柱建物の仮組検査の予定を入れていた。とはいうものの、なにぶんこの大雪で、JR山陰線が動くかどうかさえもわからない。午前10時、松江市の藤井くんに連絡をとると、向こうは雨だという。昨日1時間近い遅れがあったJRも、今日はほぼ定刻に動いているというから、さぼりは許されなくなった。そこで、昨夜の忘年会をただ一人欠席したノビタに「迎えにきてくれませんか」と丁重に電話して圧力をかけ、鳥取駅までのタクシー代を節約した。
 松江に着くと、雪がない。路肩にうっすら積もっているだけ。雨があがって、晴れ間がみえている。おなじ山陰で、どうしてこうも違うのかと、全市カマクラ状態の鳥取市民は嘆いたのであった。

20051223223916.jpg


 田和山の大型掘立柱建物の仮組は、大きな倉庫にすっぽりと納まっていた。いや、よく出来ている。この建物の「売り」は何かというと、棟の反りである。一昨年、名和町の茶畑第1遺跡の大型建物を復元するさい、桁行方向の両端の柱間が長いことを確認して、遠く池上曽根遺跡をふりかえれば、やはり両側の端間が長くなっている。そういえば、田和山も端間が長い。これはどうしたことかと考えあぐねていたところ、日本列島考古速報展に陳列されていた浜松市の家形土器(もちろん弥生時代)の棟が反っているのをみて、ひょっとしたら、これかもしれないと直感?したのであった。要するに、大型建物の場合、桁行方向に長いので、棟木が一材では足りない。一材とするのは中央部分だけで、両側の端間部分では棟木を継ぎ足し、加えてそれをわずかにそり上げたのではないか、という推定である。まったくいい加減な推定なのかもしれないが、こういうちょっとした匙加減で、建物の外観に迫力が増す。おそらく棟を反らせた大型掘立柱建物の復元は、田和山がはじめてだろう。

20051223223926.jpg

↑↓クリの樹皮をむく道具。北欧では、これが鉋になる。削り屑は200袋にもなって廃棄するというから、おいおいいけませんよ、復元建物の燻蒸に使いましょうよ、要らないなら環境大学でいただきますよ、とコメントしておいた。

20051223223939.jpg


 チェックは微細な部分をのぞけばほぼ問題なく終わった。そのあと、近くにあった武内神社・平濱八幡宮に参拝した。武内神社は長寿延命の御利益があると聞けば、93歳の父が入院する身としては足を運ばないわけにはいかない。この二つの神社の本殿は流造であった。平濱八幡宮は三間社で、武内神社は一間社。流造は日本でいちばん数のおおい神社本殿の形式だが、出雲でみると、驚いてしまう。なぜ、大社造でないのか、その理由を知りたくなるのである。八幡様のせいだろうか。

20051223223947.jpg



[仮組 -田和山遺跡の大型掘立柱建物]の続きを読む
  1. 2005/12/23(金) 21:48:16|
  2. 建築|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0

忘年会

12月22日
ゼミ生と先生方で、コンペの打ち上げ兼忘年会を開催しました。
場所は「ほたる」という、居酒屋でした。
ゼミ生、1年生、先生方と、みなさん、大いに楽しんでいたようで・・・。
雪の中、みなさんお疲れ様でした。
来年も、元気にいきましょう。

最後になりましたが、遅くなり申し訳ありません。
いろいろとトラブルがありまして・・・
西山

SN320039.jpg

[忘年会]の続きを読む
  1. 2005/12/23(金) 15:11:06|
  2. 研究室|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:1

asa

11 | 2005/12 | 01
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Archives

Category

Links

Search