昨日は夕食後、深い眠りについてしまい、真夜中に眼がさめて、しばらく某申請書の修正をしていた。細かい予算の書き直しを終えて、ソファでくつろいでいると、テレビ画面には相変わらずトリノ・オリンピックの映像が映っていて、もう絶対みない、と決めていたのだが、またみてしまった。
なぜ、もう絶対みないと決めたのかと言えば、スピード・スケートの500m男女を二日続けてライブでみていて、最後の一組までメダル・チャンスがあったのを、連夜うっちゃりで負け続けてしまったからである。それからも、原稿執筆の片手間に、例のパラシュート女子の3位決定戦を横目で盗み見していたのだが、まさかの転倒でまたしてもメダルは懐からすりぬけていった。長野の貯金をソルトレークで使い果たした哀れな代表選手の姿をみていると、この流れはひょっとしたら、野球のWBCやドイツのワールドカップまで影響するのではないか、という懸念すら抱くようになって、昨日のフィンランド戦をみていても、やはり日本はドイツの予選で敗れるだろうな、とあらためて不吉な予感を強めていたのである。
ところが、カーリングがカナダに勝ったという情報が入ってきて、世界チャンピオンのスウェーデンとこれから戦うのだという。いや、息を飲んだ2時間半であった。延長11回最後の1投まで勝負の行方はわからなかった。スウェーデンのスキップを務めるノルベリというおばさん選手の冷静で卓越した技術が、日本がはりめぐらした蜘蛛の糸のような防御ラインを突破し勝利をおさめたけれども、そこいらの選手なら、あんなにうまくハウス(円)のど真ん中にストーンをおさめることなんてできるはずはない。
じつは、わたくし、十数年前から北海道常呂町の史跡整備委員を務めており、10年ぐらい前にカーリング場に連れていかれて、試しに5回ぐらいストーンを投げてみたのだが、ボーリングよりもはるかに難しくて、あっさりリンクから上がってしまった。しかし、このスポーツの醍醐味は、技術よりなにより知的策略にある。「氷上のチェス」と譬えられるだけのことはたしかにあって、選手団と解説者の判断が異なることも珍しくない。ちょっとした捨て石が、最後のどんでん返しにつながったりすることもあるから、むしろ「氷上の囲碁」という譬喩のほうがふさわしいかもしれない。スウェーデン戦の最後にしたって、日本は防御に入ったが、ハウスの真ん中ちょい上あたりに最後の一投をもって行く手はあったわけだ。しかし、それにしても、おもしろいスポーツだ。ただただつまらないと思っていたトリノ・オリンピックが、カーリングのおかげで楽しくなってしまった。
ちなみに、わたくし、今月26~27日に委員会が開かれるので常呂町まで行ってきます。日本代表の目黒萌絵、本橋麻里、林弓枝、小野寺歩の4名は、たぶん常呂で出会ってたとしても、リンク上の稟とした表情は消えて、ごく普通のおねぇちゃんなんだろうけれど、やっぱりサインしてもらっちゃうだろうねぇ。
「あっ、マリリンさん、サインしていただけませんか、お願いします!」
なんちゃって・・・
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- 2006/02/19(日) 23:20:17|
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「軽トラで帰るんですよ、雪が降ったら無理ですけど・・・」
数日前に、そういって実家に帰ったものの、事前にしっかり説明をしておくべきだったかもしれません。実家の軽トラは、私が物心つく以前から使用しているものなのです。シートはスーパーハクトと同じくらい直角で、速度が80㌔を越えると同時に、車内には警告音が鳴り響きます。実家では、軽トラは田んぼとの往復に使用していただけでして、
快適性までは保証できません!!
御了承ください。
軽トラでの長距離運転でしたが、久し振りの軽トラをそれなりに楽しんでいた私とは違い、どうやら先生はクタクタのようでした。長時間の移動お疲れ様でした。
追伸
世界一美味しいラーメンご馳走様でした。(ぴえーる。)
- 2006/02/19(日) 22:04:29|
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