Lablog

鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

チャックの初体験物語 ―尾崎家土蔵実測―

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忘れもしないあの夏の日・・・なんていう甘酸っぱいものではござんせん。
悪しからず。
というか先生、私は何も語ってはいませんよ。
意外と口は堅いほうです。
今日は朝8:30集合。
Y先生と二人っきりの逃避行。
車内はお国自慢と鳥取批判。
尾崎家には10時頃着。
ざっと敷地内の土蔵を案内していただき、プチミーティング。
いざ、質蔵の平面図。
書けない。できない。ないものづくし。
昼休憩の前に出来栄え拝見。
なさけない。
昼食→休憩→質蔵と再会。
A教授、足を引き摺り登場。
お疲れ様です。
なんとか自分なりに平面を形作り、採寸。
A教授、「なんでこんなに時間がかかるんだ?」
すみません、自分、不器用ですから。
そういえば、今日の調査に来ている前出のY先輩(Y君)とS先輩は、僕と同じAB型だそうです。はい、余談でした。
結局夕方6時過ぎまでお邪魔してしまいました。
小生の不手際をお許しください。
帰りに評判のセルフのうどん屋さんに寄り、図面のチェック。
顔で笑って心で泣いて。
うどんご馳走様でした。
大学に帰ってもう一度反省。
今日の失敗は明日はしません。(たぶん)
でも、明日は明日で失敗します。(確実に)

短文、駄文ですみません。
今日はいっぱいいっぱいなので、これにて失礼します。

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  1. 2006/06/30(金) 23:59:43|
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のびたインタビュー(ⅩⅩⅩⅡ)-ヴェルトマイスターシャフト2006

 ノビタです。

 今日明日、研究室のメンバーは湯梨浜町・尾崎家住宅の土蔵調査をおこなっています。先生は妻木晩田から尾崎家まで移動されたようですが、・・・・

N: 先生、足をひきづっているそうじゃないですか!?
A: (ドキッ)えっ、なんでおまえ、そんなこと知ってるの?
N: 地獄耳ですよ、ブンヤですからね、先生の周辺にたくさんアンテナを散りばめているんですよ。
A: んっ、だれだ。「床下にもぐる女たち」に御菓子を配給しているYか!? 昨日のメニューはイカの姿フライだったらしいぞ。
N: いや、Y君とは限りませんよ、ほかに口が軽いのは・・・
A: えっ、チャックか!? 今日はじめて実測調査したんで、いま別のブログ書いてもらってるんだわ。
N: 先生もいい年なんですからね、いい加減、おとなしくしたほうが身のためですよ。
A: そんな女房みたいなこと、言わなくてもいいだろ。さっき電話したら、こってり絞られて、早く病院に行け、というから、途中で電話切ってやった。そしたら、こんどは松本さんから電話がかかってきて、やっぱり「早く病院に行ったほうがいいですよ」と同じ科白を繰り返すんだわ。
N: 松本さんって、どの松本さんですか?
A: 建造物の松本さんさ。今日、尾崎家で調書を取ってもらったんだ。
N: 昨日のホテルは「ホテル松本」ですよね。
A: なっ、なんで、おまえ、そんなことまで知ってるの?
N: いや、だって、3つのチャンネルでレインボーやってる、ただで3チャンネルもみられるって、昨日喜んでたじゃないですか。
A: 阿呆! 昨日はアガシをみていたの!
N: バレバレですよ・・・・
A: あっ、そう言えば、松本さんもホテル松本を利用しているんだそうだ。
N: やっぱりみてるんでしょうか。
A: 強く否定したぞ。
N: ふふふ・・・
A: ところで、おまえ、何の用なの?
N: だから、アルゼンチン対ドイツの試合まで手持ちぶさただし、足の甲が腫れたという先生の症状が気になってたんですよ。
A: いや、まだサッカー選手を現役でやれると思ったわ。
N: なんなんですか、いったい?
A: ジーコだよ、ジーコ。
N: ジーコはオシムと入れ替わりで、昨日、ブラジルに帰国しましたよ。
A: 違うよ、素人が仕事を仕切ろうとしてるんだ。むちゃくちゃな会議でね。自分たちは何にもしてなくて、業者に丸投げのくせに、メインテナンスだけ持ち出して、木造建築を誹謗中傷するんだ。コンクリートや鉄骨は長持ちするけど、木造の寿命は短いって言うんだわ。
N: そりゃ、たしかに素人ですね。何者ですか?
A: 土木屋らしいんだが、文化財のことなんか、まったくわかっていない。
N: 遺跡の上にコンクリートの覆屋やガイダンス施設を建てるんですか? 
A: メインテナンス最重視だとすれば、竪穴住居や高床倉庫までコンクリートで建てたほうがいいことになるな。
N: まじですか!?
A: だからジーコさ。監督経験のない代表監督なんだわ。
N: でも、その話を聞くと、ジーコのほうがずいぶんましですね。
A: たしかに。最大の責任者はジーコを雇い続けた川淵なんだしね。
N: そういう人材を基本設計最終段階に投入した人事に問題がありますね。
A: 県の責任が重いんだよ。あれだけ大騒動して、保存が決まった遺跡の本格整備を舐めている。
N: それで、先生はこれから、どう対応されるんですか?
A: 引退だわな。絶縁です。松田直樹の心境でございます。あんな連中と付きあってたら、将来、「戦犯」扱いされてしまうよ。
N: 先生が撤退したら、復元建物で苦労しているピエールはどうなるんですか?
A: ホカノが面倒みるだろ。  (続)


  1. 2006/06/30(金) 22:58:58|
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のびたインタビュー(ⅩⅩⅩⅠ)-ヴェルトマイスターシャフト2006

 ノビタです。

 昨日のインタビューには、たくさんコメントが入っていましたが、その中に「このインタビューの大半はノビタによるフィクションです」というメッセージまで含まれていました。ああいう読者を困惑させるような発言は、ほんと困りますね。まずはクレームを申し上げておきましょう。

N: 先生、いまどこにいらっしゃいますか?
A: 米子のホテルでウィンブルドンの実況をみてるんだ。アガシの試合なんだけど、やぱりサッカーがない夜は、つまんないね。
N: また出張なんですか? このたびはどのような御用で?
A: 明日の午前十時から妻木晩田で会議があるから、一晩早く米子入りしたんだよ。
N: 前泊ですか。いいですね。
A: なに言ってんの、自腹だよ。県内の出張には宿泊費はつかないらしい。
N: そうなんですか? 早起きは苦手なんですね。
A: 俺たちに朝はない。
N: えっ、「俺たちに明日はない」でしょ?
A: 明日もないけど、朝もないんだ。研究者に午前中は要らない。国立民族学博物館の初代館長・梅棹さんは「研究者に午前はない」と公言していた。至言ですよ。
N: 最近はせちがらくなってきましたね。
A: そうなんだ、大学当局が教員に対して、「朝早く来て、出勤簿を押せ」というんだからな。
N: なぜなんでしょうか?
A: 午前中から来て、学生と接する時間を長くしろ、っていうんだ。しかし、・・・
N: 学生は午前中に授業がたくさんあって、あんまり研究室には居ませんよね。授業がなければ、家で寝てます。
A: 学生と親しく接しようと思うなら、夕方から深夜にかけて研究室にいるのがいちばんだよな。そんなこと、学生と日々接している教員なら、だれだって分かっている。夜にならないと教えられないことはいっぱいあるもんな。授業で教えられない大事なことは深夜に学ぶんだ。
N: そういえば、昨年度はネクタイ強制事件もありましたね?
A: いや、もう、あれもお笑いでね。この、クールビス、ウォームビスの時代に、どういうわけか、ネクタイなんだよ。今だって、これだけ蒸し暑いのに、「できるだけネクタイを締めてください」っていうんだから。ネクタイをはずして、風通しのいい服を着るのは、部屋の空調温度をできるだけ高くして、エネルギー消費を節約するためであることは、小学生だって知っているだろ。地球環境のためにネクタイをはずそう、というムーヴメントを政府が率先して推進している時代に、環境問題を解決しようという大学が、どうしてこういう指示を出すのか、よく分からんよ。
N: ネクタイを外すのが怖いんじゃなですかね。ファッションに鈍感すぎて、ネクタイ以外の「正装」がイメージできないんですよ、きっと。
A: ファッション・センスなんて、おれたちもゼロだけどさ。監督就任当初のジーコは、ジーンズにジャケットが似合ってかっこよかったんだ。あれを真似ていた時代が2年ばかりあったな。ジーンズにあうジャケットを選ぶ目っていうのは、やっぱりおれにはないからさ、結局、女房に選んでもらったね。衣服は一人では買えない。ほとんど毎回、女房についてきてもらう。
N: 先生は最近、黒でコーディネートしてますね。ジーコ擁護派からジーコ批判派に転じて、ファッションも変えちゃったんだ。
A: いや、そういうわけでもないんだけど、着る服がなくなると、とりあえず無印に行くんだわ。あそこの服は黒系統が多いでしょ。それとまぁ、なんとか腹の出っ張りを隠したいのよ。
N: あれっ、このまえ小池百合子環境大臣が来鳥されたさいのフォーラムでは、大学の方がたはネクタイをはずしてましたよ。
A: だから、笑っちゃうんだよ。権力に弱いのか、美女に弱いのか・・・・
N: しかし、役所の対応も固いですね。
A: そうなんだな、前泊の宿泊料は払えないという一方で、大学の研究室に自治体の職員は何度も押しかけてくる。いろんな部局の人間が、専門的なアドバイスを求めてやってくるんだ。こちらが「地域貢献」だと思って黙っていると、いい気になってね、これからは時間制の顧問料を要求しようと真剣に考え始めているところです。人の時間と知的財産を奪ってるんだからな。
N: おっしゃる通りですね。法律相談所と同じ扱いにしたらいいですよ。
A: このインタビューに対しても、謝金を要求したりして・・・・
N: こんどトマオニで弾丸ハンバーグをご馳走させていただきます。
A: 口ばっかしだもんね、ノビタの場合。ほんとでご馳走してくれたのは、社長と西河(♂)と藤井兄の3人だけです。ホカノに至っては、もう800回ぐらい夕飯を食べさせたぞ。人の3倍食べるもんな。
N: はい、体重96キロですから。ところで、先生、まずはアルゼンチン対ドイツの大一番ですが、どうみてらっしゃいますか?
A: 両チームとも一次リーグから絶好調なんだが、W杯で優勝するチームは一次リーグは調整段階にしていて、決勝トーナメントから調子を上げていくものです。
N: ということは、ドイツもアルゼンチンも優勝できないんですか?
A: そこまで断言できないけれども、どちらの可能性が高いかと問われれば、やはり開催国のドイツだろうね。なんといっても、ホームなんだから。
N: アルゼンチン敗退ですか?
A: 絶好調と思われたチェコだって敗退したんだから、アルゼンチンが開催国に負けても、なんら不自然ではないよ。
N: イタリア対ウクライナは?
A: 問題外です。
N: わかりました。ポルトガル対イングランドはどうでしょうか?
A: 心情的にはポルトガルだね。ただ、けが人や出場停止が多いからな・・・
N: イングランドも万全ではありませんよ。だから、守備的になっているんでしょ。
A: イタリアの守備は崩せないけれども、イングランドの守備なら崩せるはずだ。それは歴史が実証している。だから、ポルトガルに勝ってほしいね。
N: 最も楽しみなのが、ブラジル対フランスですね!
A: たぶん、ジダンの介錯をブラジルが務める、そういう試合になるだろうね。フランスがブラジルに勝つためには、さらに2~3枚のカードが必要だと思う。アンリやヴィエラ級のスター選手が足りないよ。ヴィルトールが先発するようなチームじゃ、ブラジルには勝てません。ともかく、フランスは攻めてはいけない。ブラジルに攻めさせて耐える以外に、フランスに勝機は訪れないでしょうね。
N: フランスは、監督ももう一つのような気がしますけれど。
A: たしかに。この一試合だけ、ベンゲルに指揮を譲ってくれないかな。 (続)




  
  1. 2006/06/30(金) 01:09:48|
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(^0^)何とかなるさ(^^)v

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 6月29日、今日もそれぞれ班に分かれて作業しました。
 囲炉裏は完成間じかであとは実際に加藤家に設置してみるだけらしい。(←火棚担当の僕としてはあせる・・・・・。)自在鍵グループはわら縄を作成していて、これがまたうまくできていて、いい味が出ていました(^0^)。
 我ら火棚グループはやっと回りが完成(やったぜ~(^^)v)。でもうまくかみ合わずかなり修正した。(←疲れた~) 何とかはまったものの、まだまだ問題はあって完成するのか~~~~。完成するようミスを少なく(たぶん無理)していくしかない(>-<)と思っているしだいで・・・。
 暗い話はここまでにして、Y.O先輩が「自在鍵に使ういい竹を見つけたー」と騒いでた。そういえば僕たちも黒竹が・・・!!!!!!!!。「何とかなるさ」といってみる。
 まー確実に前に進んでいってるから大丈夫だと前向きに思っっていこうと思います。温かい目で見守ってくれるとうれしいなー。(環境デザイン学科1年K.U)

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[(^0^)何とかなるさ(^^)v]の続きを読む
  1. 2006/06/29(木) 19:20:33|
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本日のお仕事ゎ・・・?

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 情報発信班、今日のお仕事は・・・?
 今日は、いろり班と自在鉤復元班と模型班を取材(?)してきました~。
 いろり班はいろりを再現すべくのみとかなづちを使って一生懸命トンカントンカンやってました。

↓こちらがトンカントンカンやっている様子♪
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 そしてそして、自在鉤復元班は藁縄を造っていました。
 自在鉤復元班の作業は、藁を編み6mの藁縄を造って、それを半分に折って束ねて3mの縄にしていました。
 ちなみに藁縄を編むコツは経験。

↓一生懸命藁縄編んでます
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↓藁縄の強度をひっぱって確かめ中
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 模型班は、曲がった梁を模型で再現すべく環境大学の裏山に乗り込み折れた小枝を拾ってきて削っていました。意外とアクティブな模型班・・・笑笑

↓梁となる小枝を捜索中
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↓小枝を削っている様子
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↓製作途中の模型
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と、まぁこんな感じでみんな頑張っていました(*´∀`*)♪
(環境デザイン学科1年A.N)


茶室の棚のデザイン
 今日は、茶室の棚をどのようにするか決めました。私は、茶室の棚の案を描いてくるのを忘れてしまったので、とても残念でした。でも、考えてきた人の案はとてもいいなと思いました。来週から本格的に作り出すので、そこでがんばりたいと思いました。これからは、棚を作るために授業が終わっても残ってするようになりますが、がんばっていい棚を作りたいと思います。
(環境デザイン学科1年K.T)
   
  1. 2006/06/29(木) 17:38:38|
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マスコミの逆取材-プロ研1&3

 6月22日。加藤家に着くとすぐに「今日の情報発信班の仕事は逆取材だよ」と言われ、ビックリでした。この日は各新聞社の記者の方々が取材に来られる日で、もくもくと取材を行っておられました。その合間を縫って我々Web班は逆に記者の方々にこのプロジェクトに対する率直な考えを聞いてまわりました。

Y新聞社 鳥取支社 H氏
このような試みはおもしろいし、所有者の方も喜ぶのではないでしょうか。
学生にとっても勉強になるはずです。
また、行政側も資金提供を積極的に行っていくべきだと思います。

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A新聞社 鳥取総局 S氏
学生たちが主体となって伝統文化を修繕等によって守っていくという取り組みに対して興味深いと思いました。(システム学科 Y.F)

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N新聞社 編集制作局 S氏
普通に修復する場合、莫大な金額がかかるのだと知り、そのなかでこのくらいの費用でできることはいい取り組みだと思っていますし、個人的にも住んでみたいと思っています。
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↑N紙の女性記者。情報発信班の取材後、ワールドカップの話をした。ちなみに、ノビタのことは「知らない」そうです。


  1. 2006/06/29(木) 16:06:38|
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のびたインタビュー(ⅩⅩⅩ)-ヴェルトマイスターシャフト2006

 ノビタです。

 今朝は興奮しました。やはりジダンは死んではいませんでした。下馬評を覆し、フランスが無敵艦隊スペインを轟沈しました。ベスト8が出そろい、準決勝はドイツvsアルゼンチン、イタリアvsウクライナ、イングランドvsポルトガル、フランスvsブラジルという超豪華な4試合です。いまから胸が高鳴りますね!

N: 先生、このインタビューも今回で30回をむかえました。おかげさまで、大好評でして、ブログへのアクセスも急増しています。
A: そうなの。そのわりに、ノビタ君、おまえさぁ、あの腕で隠した写真を公開したことについてぶつぶつ言っているらしいね・・・・
N: えっ、そっそっ、そんなことありませんよ。だっだっ、だれが・・・そんなこと言ったんですか?
A: トレード組のYだよ。毎週「床下にもぐる女たち」に御菓子を配給している色男、覚えてるだろっ?
N: いや、話の勢いで、あの、ホカノ君たちと話題をあわせるために、いたしかたなく、そういう語り口になってしまいまして・・・・
A: ホカノもノビタも、裏で恩師の陰口を言いまくっていることがよくわかった。
N: いや、それは、誤解です。
A: 誤解も六階も30回もないんだわ。毛沢東なら粛清だぜ。拷問の末、長期投獄、最後は自殺・・・・
N: いや、先生は毛沢東ではありません。告げ口したY君に問題があるわけでして、粛清するならY君でお願いします・・・・
A: たしかにYはおかしな行動をしばしばするね。
N: たとえば、どういう行動ですか?
A: 演習室で編み物をしているんだ。ほら、下の写真のような変な編み物さ。

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N: あれっ、これってミサンガじゃありませんか?
A: ストラップらしいんだけど、途中でビー玉を紐が貫くらしいぞ。
N: なにに使うんですかね?
A: ホカノにプレゼントするんだって噂されているよ。
N: えっ、そういう趣味なんですか、かれは・・・・驚きました。
A: 自衛隊に入ろうか、なんて言ってるしな。
N: それって、結構お似合いのポストじゃありませんか。
A: 戦車に乗りたいらしい・・・・
N: 戦車と言えば、フランスですよね。
A: どういう関係があるの?
N: フランス対スペインの試合、ご覧になったんでしょ?
A: ビデオでみましたよ。たしかに感激したね。トーゴ戦から、ヴィエラが効いているな。攻守にわたってひろく動けるようになってきた。
N: ジダンの3点めに涙しました。
A: いや、ほんとに良かった。ジダンはナカタではなかった。
N: それって親爺ギャグですか?? 次はフランス対ブラジルですね、胸が躍りますね、先生はどのように予想されていますか。
A: ブラジルの優勢は動かないだろうね。ガーナ戦では、2点差から4-3-2-1のシステムを試してきた。
N: 守備的なシステムですね。
A: そう。4バック3ボランチだから、イタリアのシステムに近い。これはノックアウト方式のトーナメントにあわせて用意してきたものだろう。
N: どういう意図なのでしょうか?
A: ブラジルは攻撃力があるから、どんな相手に対しても得点し、リードできる。1点だけのリードなら危険だが、2点差になったら、3ボランチにして敵のカウンターに備えようとする企みさ。
N: ブラジルもカウンターを恐れているのですか?
A: ブラジルはディフェンダーの攻撃指向が強いから、何点とっても攻めたがるところが難点なんだ。
N: また親爺ギャグですか。
A: とくに両サイドバックが上がりたがるから、その空いたスペースを埋めるために3ボランチが機能するんじゃないか。
N: フランスはどう攻めるべきでしょうか?
A: 攻めないほうがいいよ。攻めようとすると、ガーナや日本のような目にあうだろう。
N: では、どうしたらいいのですか?
A: メキシコ戦法が最適だよ。昨年のコンフェデで、メキシコはブラジルに1-0で勝っている。
N: 例の1トップ・パターンですか?
A: そう、中盤を厚くして、囲い込みでプレスを強め、ブラジルの早い球回しを分断する。ロナウドとアドリアーノに対しては密着マークで臨む。
N: そして、ブラジルを攻めさせる。
A: 分かってきましたね。ロベカル、カフー、ルシオなど、上がりたがりのディフェンダーの背後をアンリがつく。
N: そこにジダンがスルー・パス!
A: お見通しですね。 (続)
  1. 2006/06/29(木) 01:30:00|
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池田家墓所調査報告書の刊行

 このたび、2005年度「鳥取県環境学術研究費助成特別研究」(課題番号B0503)の成果報告書告書『国史跡「鳥取藩主池田家墓所」の整備に関する実践的研究(1)-石造建造物の修復と構造補強を中心に-』が刊行されました。
 報告書の構成は、以下に示すとおりです。( )内は執筆分担者を示しています。
 
  第1章 池田家墓所の修復をめぐる基礎的研究(浅川)
  第2章 鳥取藩と池田家墓所(岡野・坂本)
  第3章 池田光仲墓石造玉垣構造補強に関する検討(坂本)
  第4章 唐門扉の復元考察(坂本)
  第5章 池田家墓所廟所建物・回廊の復元(岡野)
  第6章 清源寺の平面復元(岡野)
  第7章 復元研究と史跡整備(浅川)
  コラム「スコットランドの寒い夏」(浅川)
  あとがき-2期生4君の卒業研究によせて(浅川)
  附論: 鳥取城の石垣に関する史的考察(野際)

 本書は、鳥取市国府町の国史跡「鳥取藩主池田家墓所」内にある墓碑を囲む石造玉垣の修復と構造補強、初代藩主墓石造唐破風の修復、唐門扉の復元、木造建造物(廟所建物、菩提寺清源寺)の復元についての論考を中心に、清源寺跡を利用したガイダンス施設についても提案しています。また、附論として「鳥取城の石垣に関する史的考察-天球丸で出土した下層石垣を中心に-」を掲載しています。巻末に玉垣部材カルテやCGなどのデータディスク(CD)を添付しています。なお、池田家墓所についてはピエールとホカノの卒業論文とキム・ドクの卒業設計、鳥取城石垣に関する附論についてはノビタの卒業論文を基にしています。これらの卒業研究を進めるなかで、多くの方々のご支援を得ました。ここに記して感謝申し上げます。
 また現在、池田家墓所では2基の石造玉垣の修復が終えています。今後も、長期間にわたり修復工事がおこなわれます。この報告書の成果が修復についての基礎資料として役立てていただけることを願っています。(某大学院生)

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  1. 2006/06/28(水) 00:57:35|
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のびたインタビュー(ⅩⅩⅨ)-ヴェルトマイスターシャフト2006

 ノビタです。

 まもなく、ブラジル対ガーナ、フランス対スペインの試合がおこなわれます。さて、教授はどうしていらっしゃるでしょうか?

N: 先生、まもなくブラジル対ガーナ戦ですね?
A: そうさ、早く宿舎に戻んないと・・・・
N: あれっ、まだ大学なんですか?
A: そうなんだ。レポートの採点してエクセルに入力してたよ。2週間分だから260枚のレポート片づけたんだ。
N: お疲れ様です。ブラジルは大丈夫ですよね?
A: まず、取りこぼしはないと思うよ。ブラジルに敗れたオーストラリアをイタリアが退けたように、イタリアに敗れたガーナをブラジルは退けると思います。
N: それにしても、昨日のイタリアは危なかったですね・・・・
A: いや、考えれば考えるほど面白い試合でね、深い試合なんだわ。
N: どういうことですか?
A: リッピは、早い時間帯に先取点をとりたくなかったんじゃないかっていう気がしてきてね。
N: それはまたどうして??
A: 日本もクロアチアも早い時間帯に先取点を奪って、最終的にはそれをヒディングにひっくりかえされてるだろ? 敵に先行させてそれを追撃するパターンによって、オーストラリアの快進撃が続いてきているんだから、自分のチームが先行しなければいいわけでしょ?
N: そうは言っても、点を取らなければ負けてしまいますよ。
A: だから、最後に取ったんだよ。
N: あれは多分にラッキーなPKでしたが・・・・
A: デル・ピエロを先発させてさ、調子悪いのが分かりきっているのに、後半30分まで替えなかっただろ。その一方で、点取り屋のジラルディーノは後半開始から引っ込めてしまった。早い時間に点を取りたくなかったからじゃないか、としか思えないんだよ。デル・ピエロの不調をイタリア国民にアピールできるいい機会でもあったんだろうけど。
N: イタリアもフランスも、マスコミや国民は批判の嵐らしいですね?
A: イングランドもそうだよ。日本だけだよ、こんなに大人しいのは。
N: たしかに・・・・
A: ともかく結果としてみれば、リッピは3枚のカードを切り、ヒディングは2枚のカードを残したまま敗れた。ヒディングに2枚のカードを切らせなかったことだけでも賞賛に値するよ。結果だけみれば、オーストラリアの惜敗なんだが、戦略的にはリッピとイタリア代表の完勝なんじゃないかって思えてきてね。
N: ウクライナとスイスは引き分けからPKで、・・・・
A: あんな試合はどうでもいいんだわ。次はイタリアとドイツの戦いさ。
N: あれっ、そんなところまで飛ぶんですか? ちょっと今晩は飛ばしすぎのような気もしますけれども、ところで、ワシントン・ポスト紙がドイツW杯のワースト5を選んだのはご存じですか?
A: 知らない。さすがブンヤだねぇ、ワシントン・ポストが出てくるとは?
N: 1次リーグで敗退した代表チームのうち、ワースト1はセルビア・モンテネグロ、以下、トーゴ、コスタリカ、日本、米国と続きます。
A: きわめて妥当な選考じゃありませんか。日本はビリから4番目なわけね。えっ、よく考えてみると、日本はコスタリカよりマシなの?? ワンチョペみたいないいFWは、日本にいなかったじゃないか!?
N: コスタリカまでのワースト3は1次リーグで3連敗してるんですよ。3連敗したチームのなかでアルゼンチンに0-6と完敗したセルビアが断トツ1位に輝きました。トーゴ、コスタリカは得失点差ですね。1分2敗の日本は、これら3チームに勝っているという評価です。
A: 世界のどのチームとも対等に戦えると豪語していたジーコの日本代表は32チーム中ワースト4のチームだったわけなんだ・・・・
N: ジーコは「日本選手の体格に問題がある。幼少のころから鍛えなければならない」とコメントしていましたね、退任記者会見で
A: そんなこと、最初からわかっていたでしょうが。欧米の屈強なストライカーと戦うためには大柄のディフェンス、大柄のボランチが必要不可欠であるのは素人でもわかりますよ。
N: GKの川口、最終ラインの宮本、加治、ボランチの中田英、みんな170㎝台ですもんね・・・・
A: 以前ブログでも示したように、4バックなら左から中田浩、中澤、松田、田中誠(選出されていないが、エスパルスの森岡がこのポジションにふさわしい)、ボランチには稲本と福西を並べれば、平均身長180㎝以上の守備陣が構成できたんだから。それをやらなかったのはジーコ自身なんだからね。オシムも言っていたでしょ、「水を運ぶ役割は福西一人でいいのか」って。
N: そうですね。
A: あっ、京都の岡村から電話かかってきた。えっ、なにっ、ブラジル戦が始まる・・・では、帰宅します。 (続)

  1. 2006/06/27(火) 23:47:59|
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のびたインタビュー(ⅩⅩⅧ)-ヴェルトマイスターシャフト2006

 ノビタです。

 いまイタリア対オーストラリア戦が終わりました。延長必至とみられていた95分、ロスタイムにトッティがPKを決めて、イタリアが勝利をもぎとりました。さっそく、教授に電話してみましょう。

N: 先生、しびれましたね。劇的なイタリアの勝利でした。
A: いや、とんでもない神経戦だった。ほんと、しびれた。プロの戦い方をみさせていただきました。
N: 先発メンバーからコメントしていただけますか?
A: イタリアは変形の3トップで来たよね。これは奇襲でしょうね。
N: 奇襲ですか?
A: オーストラリアの3バックを予想して、3トップを張ったんじゃないのかな。
N: すでに、この段階で神経戦が始まっていたんですね。
A: そのとおりだ。中盤を一人さげて4バックにするのかどうか、まずはオーストラリアは悩むんだけど、しばらくすると、デル・ピエロが下がったり上がったりで、2トップか3トップかわからなくなってくる。
N: デル・ピエロの調子をどうみられましたか?
A: 最悪に近いんじゃないか。ボールを失いすぎる。しかし、リッピがデル・ピエロを前線に配した目的は、敵を攪乱することが第一だったのかもしれない。それと、イタリアの世論を黙らせることも目的の一つだったのかな?
N: 前半はイタリア・ペースでしたね。
A: いや、むしろあれはオーストラリアのペースなんじゃないかな。3トップで攻め立てても点は入らないし、前がかりになることで守備に穴があくから、オーストラリアのカウンターをくらいやすい。
N: カイザースラウテルン・スタジアムは日差しが強く、日本の初戦、つまりオーストラリア戦を思い出しましたね
A: 前半はイタリア選手の動きがとても緩慢にみえたよ。ゲーム自体は凡戦と呼ぶべき展開だった。
N: それが後半早々、激変しました。
A: まず、イアキンテを入れて、ジラルディーノを下げただろ。あの交替に驚いたよ。意味がわからない。今でもわからないよ。ジラルディーノが故障した以外に理由があるなら、リッピ監督に教えてほしい。
N: そして、後半6分、マテラッツィが一発退場となりました。リッピはデル・ピエロではなく、トニを下げて、CBのポジションにバルツァッリを入れましたね。
A: トニを下げたことにも驚いたよ。しかし、こちらの交替の理由はわからないでもない。2トップではなく、1トップ&1シャドウ(トップ下)という役割分担を残したんだ。デル・ピエロは、あいかわらずまったく機能しなかったけれど。
N: ここから完全にオーストラリアのペースになって、イタリアは防戦一方の展開に追い込まれてしまいましたね。
A: いや、違うんだ。あのレッド・カードによって、イタリアは自分たちのペースを取り戻したんだ。災い転じて福と為す。後半は完全にイタリアのペースだった。
N: どういうことですか?
A: イタリア本来のカテナチオさ。イタリアはもっとも得意な守備的陣形に組み直し、全員一致して守りの意志を貫くんだ。守るときは徹底的に守る。4人のDFと3人のボランチで完全にゴールに鍵をかけてしまった。オーストラリアは攻めているようにみえるけれど、イタリアの守備陣形を一度も完全に崩せなかった。
N: ヒディングは後半36分になってようやくアロイーシを投入しました。カードを1枚しか切らなかったのは何故ですか。
A: 理由は二つあると思う。まず第一にイタリアのカテナチオが強力だから、安易に攻撃陣を増やしても、そう大きな効果は期待できないという予想があったこと、第二に延長戦からPK戦の勝負を見据えていたこと。この二つじゃないだろうか。
N: イタリアのほうは、後半30分になってデル・ピエロを下げ、トッティを投入してきました。
A: おそらくリッピも延長戦を見据えていたんだと思う。残りの15分と延長戦の30分、トッティにかけるしかなかったんだな。
N: イタリアの勝因を教えてください。
A: だから、災い転じて福と為したんだよ。あのレッドカードのおかげで、伝統あるカテナチオの戦術が徹底し、オーストラリアに攻め手がなくなってしまったんだ。レッドカードが出なくて、中途半端な3トップを続けていたら、カウンターから先取点を奪われて同点に追いつくのに苦労したかもしれない。
N: ヒディングがカードを切る前にゲームは終わってしまいました。
A: 前半が0-0で終わった時点で、その可能性もあるだろうな、と思っていたんだ。ヒディングの場合、相手に先制されるほうがカードが切りやすい。点差があって負けていると、それに追いつこうとチーム全体が必死になる。ヒディングの交替カードによって、攻めるんだという気持ちがさらに増長するんだ。ところが、ドローの状態だとなかなかカードを切りにくい。だから、イタリアとしては、試合終了間際に点をとって勝ち逃げするのが最善だろうと思っていたら、ほんとにそういう展開になってしまった。
N: ふぅぅ~ん、そういう見方ができるんですねぇ。
A: いや、あれはプロの戦い方だよ。日本も、オーストラリア戦では4バックの前にボランチを3人並べて守るべきだったよな。中途半端な試合をしたと思ったね。守るときは守る。攻めるときは攻める。イタリアはその模範を示してくれたんだ。
N: 正直、イタリアは今日で負けてしまうんじゃないかと思ってみていました。なんたって、イタリアは先生の優勝候補一番手ですからね。心配しましたよ。
A: いやいや。しかし、優勝候補2番手のオランダは負けちゃったからね。
N: オランダ対ポルトガルはすごい肉弾戦でしたね。レッドカード4枚も出て・・・。
A: ちょっとひどいね。あの、クリスチャン・ロナウドに対する前蹴りが最悪だったよな。オランダには天罰が下ったのです。
N: 今大会のオランダについては、どう思われましたか。
A: まったく期待外れですよ。ああいう、ロッベンのドリブルだけに頼るようなサッカーは好みません。少年サッカーみたいじゃないか。大人のサッカーじゃないよ。74年のクライフのチーム、あるいはヒディングが率いた98年のチームのようなトータル・フットボールを期待していたから、拍子抜けしてね、コートジボアールに負けて予選敗退すればいいと心の底から念じていました。
N: ポルトガルはどうですか?
A: フェリペが規律を持ち込んで、守備を中心に組織がしっかりしたね。勝つんだ、という意識も強くなった。しかし、オランダのおかげで、クリスチャン・ロナウドは大けが、デコは出場停止でしょ。イングランドにも勝って欲しいけど、この二人が出ないのは痛いよね。
N: でも、イングランドも腰が引けてますよね。
A: そうなんだ。ああいうチームは早く負ければいいだが。(続)




  1. 2006/06/27(火) 03:19:44|
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のびたインタビュー(ⅩⅩⅦ)-ヴェルトマイスターシャフト2006

 ノビタです。

 次回のインタビューはイタリアvsオーストラリア戦の後にしようと思っていたのですが、ジーコ監督の退任記者会見がおこなわれましたので、急遽、教授に電話してみることにしました。

N: ジーコの退任記者会見が開かれました。
A: あぁ、さっきテレビで映像が流れていたね。毅然とした立派な会見だった。お疲れさまでした。
N: ジーコ監督は「およそ4年間の任期を全うできてよかった。悔いはまったくない」と述べています。
A: そりゃ本人は悔いはないでしょうよ。でも、日本人と日本サッカー界にとっては悔いの残る4年でした。ジーコは、日本代表は世界中のどんなチームと戦っても、「自分たちのサッカーをすれば十分通用するようになった」と言っていたが、現実を直視するならば、以前よりも通用しなくなったわけでして、できれば、時計の針を巻き戻したいよね。
N: 「黄金世代」の熟成期を返してくれって感じですか。それにしても、日本国民は寛容ですよね。
A: ほんとにそう思うよ。あれだけひどい戦い方をしても、強烈にジーコを批判するわけでもなく、サッカー協会に押しかけて会長の辞任を要求するわけでもないからね。なにより、4年間ひとりの人物に代表監督をあずけていられるんだから、ほんとうに大和民族は寛容です。魏志倭人伝の記載は正確だね。倭人は「礼節を知る温厚な人柄」だと伝えている。
N: ジーコは選手として世界的なスーパースターでしたし、Jリーグを革新的にひっぱった功労者でもあり、首を切りにくいという協会の心情もわからないではないですが、トルシェについては・・・・
A: ほんとよく耐えたよね。あの時代は、岡野俊一郎が会長だったけれど、中田英以下大勢の選手とトルシェの確執が伝えられ、美少年愛好家かホモだろうとの噂もあったし、中村を日韓W杯メンバーから外してしまうような暴挙に出ても、岡野はトルシェを擁護するんだからね。あの4年間、日本人はほんとによく辛抱した。日本人以外、トルシェを4年間も雇い続ける民族はいないよ。
N: 日本代表監督退任後のトルシェは何度首を切られたでしょうか?
A: カタールの代表監督は半年ぐらいだったよね。マルセイユの監督も半年ぐらい・・・・モロッコの代表監督は2ヶ月ぐらいだったんじゃないか?? ジーコは今後どうするって言ってるの?
N: 「とりあえずリオに帰って仕事をする。欧州のクラブで監督をやるという目標も持っている」と話しています。
A: 一部のスポーツ紙には、「FCポルトの監督就任か」という大見出しが出ていたね。
N: どう思われますか?
A: FCポルトは3年前のヨーロッパ・チャンピオンでしょ。監督のモウリーニョはチェルシーに引き抜かれて、プレミアを2連覇した名将ですよ。なにかと比較されるだろうね。なにより今回のW杯で、ジーコは監督としての評価を下げたから、なかなかヨーロッパのチームから声がかからないんじゃないだろうか。
N: 先生は、ポスト・ジーコの監督選びについてはどう思われていたのですか?
A: 最初はベンゲルとエメ・ジャッケが有力な候補だとして新聞紙上をにぎわしていたでしょ。二人ともだめだ、というか、決して日本代表の監督を受けないと思っていましたよ。ベンゲルは日本代表に対して、そんなに愛着をもっていないし、ジャッケにしたって、いまさら名声を落とすような仕事を受ける必要もない。かれらにとってみれば、日本代表の監督になることは、「火中に栗を拾う」ようなものなんじゃないかな。日本代表の実力を見切っているところもあるだろうからね。
N: では、だれがいいと思ってらっしゃたのですか?
A: ある段階で、デシャンが候補として追加されるようになってきたんですよ。日本に詳しいフランス人ジャーナリストもデシャンを推薦している、というサイトをどこかで発見したんだ。
N: そのサイトはぼくもみました。デシャンは98年W杯でフランスが優勝したときのキャプテンですね。
A: そうそう。ジダンの後方にいたボランチですよ。晩年は「動けなくなった」と批判され、マスコミと口を聞かなくなったりしたんだけれど、考えてみれば、フランス代表の凋落はデシャンの引退から始まったんですよ。ジダンにしたって、デシャンあってのジダンと言ってもいいほど、デシャンの存在は重要だったんじゃないだろうか。
N: デシャンは何をしているんですか?
A: よく知らないんだけど、たしかフランスのクラブチームの監督をしているはずだよ。そんなに情報をもっているわけではないけれども、年齢も若いから年俸は高くないだろうし、デシャンなら獲得できるかもしれない。きっといい監督になるだろうって思っていたんだ。ただし、・・・
N: ただし?
A: 日本サッカーのことを知らないでしょ。だから、最初の1~2年はオシムにやってもらって、なんとかデシャンにつなぐことはできないか、なんて想像をふくらませていたんだ。
N: あれっ、やっぱりオシムじゃないですか!?
A: そうなんだ。Jリーグの監督では、オシムしか浮かばないよ。
N: 岡田や西野ではだめですか?
A: 新聞に掲載されているW杯の戦評を読むと、「やっぱり違うな」って思ってしまうんだ。
N: オシム監督はどういう指導者だと思われますか?
A: 無名の選手の個性を伸ばすのがうまいでしょ。阿部は元から有名だったけど、村井(現磐田)や巻を育てたのはオシムでしょ。無名の若い選手を鍛えて、Jリーグのトップ3を狙えるチームに育てあげた実績は高く評価すべきですよ。選手個人の集合としてみれば能力の高くないチームを勝てる軍団に飛躍させるためには、強固な組織と卓越した戦略、そして選手全員の運動量が必要です。いまの日本代表に必要なものばかりだよね。
N: 「黄金世代」の次世代のチーム作りには最適の監督ですね。
A: そうそう、その通りです。それに4年契約を断った、というところが偉いね。2年契約で2年のオプション付きだと報じられているけど、そのほうが絶対にいいよ。
N: 心配なところはありませんか?
A: ストイコビッチが入閣するんじゃないか、と言われていて、マスコミはこれを歓迎するムードなんだけれど、わたしは心配ですね。
N: どうしてですか?
A: オシムは高齢でしょ。だから2年後、ストイコビッチに代表監督職を禅定、なんて筋書きにならないか、と心配しているんだ。
N: ピクシーが監督ではまずいですか?
A: なんかジーコと似ているでしょ。元ファンタジスタで、大スターだけど、監督の経験はまったくない。
N: なかなかデシャンとつながりませんけど・・・・
A: そうなんだな。磐田あたりが監督として招聘してくれないかな。いちど手腕をみてみたいね。弱くなった磐田をデシャンが再興してくれるだけでもありがたいんだが。 (続)

  1. 2006/06/26(月) 20:54:59|
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のびたインタビュー(ⅩⅩⅥ)-ヴェルトマイスターシャフト2006

 ノビタです。

 オランダ対ポルトガルの大一番を待ちきれず、ちょっと眠くなってきたので、教授のアドレスにメールを入れたところ、予想通り、起きていらっしゃいました。時間つぶしに総括インタビューを続けさせていただきます。

N: 2002年の日韓W杯では、トルコ戦の敗戦後、「残尿感」という言葉がもてはやされましたね。今回も、朝日新聞の潮智史記者が、02年と同じ「残尿感」が残ったという記事を書いていました。先生は、どう感じておられますか?
A: 「残尿感」なんて、まったくないよ。きれいさっぱり、オシッコ切れてますね。だって、02年の日本は今よりあきらかに強いチームだったし、場所はホームだし、いくら強いトルコとはいえ、トルシェの馬鹿げた采配さえなければ、ベスト8に上がれたわけだから、そりゃ尿も残りますよね。悔しくて悔しくて、東京のホテルで泣いて大酒かっくらってたんだから。翌朝、スポーツ新聞を買いあさり、そこでジーコのコラム記事をみつけて胸を打たれた。その記事をスキャンして、大勢の知り合いに添付資料として送信したんだから。教授室の窓ガラスに貼っていたのは、その記事の拡大コピーさ
N: 今回はどうなんですか?
A: もともとジーコJAPANは弱いことがわかっていて、昨年から予選リーグ1分2敗だと予想してきて、その通りになったんだから、オシッコは残りませんよ。
N: もやもやとした気分はないわけですね。
A: 正直言って、オーストラリアに負けると公言していたけれど、負け方があまりにも悪かったので、腹がたったのは事実です。でも、やはりヒディングにやられた、というだけのことでして、あのロスタイムの3点目で、事実上、日本のヴェルトマイスターシャフトは終わってしまった。あとはいくら頑張っても、日本は蚊帳の外の存在でしかなかった。
N: ほんとに、悔しくなかったのですか?
A: クロアチア戦のあとも、ブラジル戦のあとも、まったく悔しくなかった。だから、芝生に寝ころんで泣いた中田の気持ちがよくわからなかった、というのが小生の実感です。
N: 非国民って非難されますよ!
A: 冗談言わないでよ、明け方までブラジル戦の放送につきあってたんだから。あの後半はみるに忍びなかったよ。ゴールキーパーまで替えられて。
N: 今回のワールドカップは「番狂わせ」が少ないですね。
A: 想定外だったのは、チェコの敗退ぐらいだよね。数が少ないから「番狂わせ」なのであって、日韓大会みたいに、アルゼンチンもフランスもポルトガルも予選敗退、スペインやイタリアまでもが韓国に食われる、という状態は「番狂わせ」を超えた異常事態だったわけです。あれで、大会がつまらなくなった。
N: 今回のトーナメントは強豪同士のぶつかり合いが続きますね。これこそワールドカップという展開になってきました。いままでの3試合で印象に残ったチームはありますか?
A: メキシコだね。アルゼンチンに対して、ボール・ポゼッションで、まさっていたんじゃないか? 昨年のコンフェデではブラジルに勝ち、アルゼンチンともPK戦までもつれ込んだ。その実力が今回も発揮されていて、延長戦で敗れはしたものの、素晴らしいゲーム運びだった。日本のお手本なんじゃないだろうか。
N: どういうところを日本は学ぶべきなんでしょうか?
A: 中盤のプレスだね。ボルヘッティの1トップにして、中盤を厚くし、グループ・ディフェンスでアルゼンチンの中盤の名手たちからボールを簡単に奪ってしまう。体格で劣るメキシコ人たちは、アルゼンチンよりも運動量を多くして、みごとな囲い込み戦術に成功していた。メキシコ人と日本人の体格は変わらないでしょ。
N: 中盤の人数を増やすということは、前線は1トップになるわけですが、日本には1トップをこなせるだけの人材がいないのではありませんか。
A: 現状ではたしかにそうだね。ただ、1トップのチームは非常に多かった。オーストラリアのビドゥカ、クロアチアのプルショ、メキシコのボルヘッティなどは高さもあり、ポストプレーも上手い。もちろん得点能力もある。こういう人材が日本にはいない。
N: 今日のイングランドもルーニーの1トップでしたね。
A: チェコと同じ4-1-4-1というシステムだったね。驚いたよ。チェコは攻撃的な4-1-4-1だけど、イングランドはあきらかに守備的な陣形でね。いくら怪我人が多いとはいえ、エクアドル相手に、どうしてあそこまで守備的にならなければならないのか理解に苦しむね。エクアドルもメキシコに似たいいチームであるのはたしかですよ。それにしても、イングランドはエクアドルをあれほど恐れる必要はないと思うんだけどね。
N: ベッカムのFKで得た1点を守り切りました。
A: 日韓大会でも、守備的なシステムで先取点を守りきる戦法をとったけれど、強豪には通用しないと思うよ。自陣でボールを回されると、ペナルティ・エリア付近でファウルを犯す可能性が高くなるからね。なかなか1-0では逃げ切れない。
N: 日本の場合、現状では、だれを1トップに据えるべきなんでしょうか?
A: セレッソの西澤がいちばん適任じゃないだろうか。ポストプレーもうまいし、ヘッドでの得点力もある。しばらくは西澤で行って、巻や平山の成長を待つしかないんじゃないか。まぁ、1トップか2トップかを含めて、そのあたりはオシムがきちんと教育してくれるんじゃないかな。
N: とうとう先生もオシムに言及しましたね。
A: ・・・そろそろオランダ対ポルトガルのキックオフだ。じゃぁ、またね。(続)

  1. 2006/06/26(月) 04:02:15|
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のびたインタビュー(ⅩⅩⅤ)-ヴェルトマイスターシャフト2006

 ノビタです。
 前回は、少し長くなりそうだったので、一度切ることにしました。では、再開します。

N: 日韓W杯の決勝トーナメントで日本がトルコに負けた翌日、教授室の大きなガラス窓に、スポーツ新聞に掲載されたジーコのコラム記事が拡大コピーされて張り出されていたのを覚えています。
A: ジーコのコメントにはハートが籠もっていた。日本の敗退を心底悔しがっていた。スカパーでコメンテータを務めていたベンゲルの発言がビジネスライクだったのとは対照的に、ジーコの発言には悔しさがにじんでいた。そして、ジーコはブラジルの格言を引いてトルシエの采配を批判するんだ。
N: 「勝っているチームのメンバーを触るな!」でしたね・・・
A: そう、そのとおり。まったく同感だった。トルコ戦から決勝トーナメントでしょ。負けたら終わりです。勝てなくても、負けてはいけない。前半は様子をみて、後半勝負だというのはだれだって考えることでね、前半は予選リーグと同じ先発メンバーで臨み、後半にアレックスや森島を投入して勝ちに行くというが定石だよね。
N: トルシェはアレックスを2トップの左で先発させて、どうもあわないと判断したら、後半開始から下げて元の2トップに戻しましたね。たしか、サイドバックの市川を途中投入してから引っ込めた記憶もあります。
A: まぁ、無茶苦茶な采配でしたよ。予選リーグで2点とった稲本には嫉妬を感じたのか、予選リーグの第3戦後半から使わなくなっちゃたしね。
N: ジーコは稲本の扱いについても怒っていました。
A: そういうジーコの発言を聞いて心を打たれ、次の監督はジーコしかない、とわたしも思ったものです。だから、ジーコを代表監督に抜擢した川淵の判断にも感激した。
N: そうなんですか!?
A: ジーコが監督になって1年ぐらいだったか、代表が勝てなくて、サポーターのイライラが募り、「ジーコ監督解任要求デモ」が各地で繰り広げられた時にも、わたしは、ジーコ擁護派だったんです。
N: えっ、それは驚きですね。先生は一貫してジーコ監督を批判し続けてきたものだと思っていました。
A: いや、もとは擁護派だったんだよ。少なくとも2年は様子をみてみないとわからない。様子をみて、どうにもこうにもフィットしないようなら、解任すればいい。就任1年での解任は早すぎると思っていました。
N: 日本代表が3バックか4バックかで揺れ動いた時期がありましたが、それについてはどう思われていたんでしょうか?
A: ジーコの理想はブラジル型の4-4-2でしょ。このシステムを実現するためには、強力な2ストッパーと攻守の能力を兼備したサイドバックが必要です。しかし、2ストッパーのうちの一人は宮本でマンマークに弱く、両サイドの守備も危険きわまりない。だから、3バックに移行せざるをえなかった。宮本をスウィーパーにして、中澤と田中誠をストッパーにしたのは正解と言えば正解だけれども、松田を控えにも呼ばないというのは、好き嫌いを選手選考の基準にしているとしか考えられなかった。3バックにしておくと、アレックスと加治を高い位置におけるので、とりあえず敵のサイドアタックに対する脅威は軽減する。
N: しかし、もっとも人材が豊富な中盤の選手の出番が減ってしまうわけですね。
A: そう。だから、いつまでたっても3バックか4バックかで揺れてしまったのよ。
N: 先生は、どうすべきとお考えでしたか?
A: W杯開催前から指摘していたように、宮本とアレックスをどうしても使いたいなら、3バックで行くしかないと思っていましたよ。オーストラリア戦を3-5-2で臨んだことは正解だと思っています。ところが、逆転負けを喫した結果、3バックを4バックに変えてしまった。わたしは、クロアチア戦に関しては3バックでいいと思っていましたね。まずは失点を少なくして、点をとるしか勝つ途はないんだから。
N: 結局、ジーコは4-4-2に戻しましたね。
A: 4バックにするならそれにふさわしい人材によって守備組織を編成しなおすべきなんだ。ジーコの持論は「勝っているチームのメンバーを触るな!」でしょ。ところが、ジーコは勝てないチームのメンバーも触らない。基本的に、かれの頭の中にはベストメンバーが決まっていて、3バックか4バックかで1~2名の入れ替えはあるものの、大きな入れ替えはない。ベストメンバーを90分間フルに起用するというのが、ジーコの基本方針で、この方針も予選リーグ敗退の原因の一つになってしまった。
N: ヒディングの戦略、采配とは対照的ですよね。
A: ヒディングは相手チームによって3バックと4バックを使いわけ、システムや相手によって先発メンバーを替えてくる。さらに、切札3枚のカードを次々と切ってくる。こういう最新の戦法を実践するためには、一人の選手が複数のポジションをこなせるようにしておかなければならない。たとえば中田浩の場合、ストッパーでも、サイドバックでも、ボランチでもこなせるわけで、こういう人材をピッチに送り込んでおくと、選手交替のバリエーションは増えるでしょうね。
N: 総括として、日本は弱くなったと結論づけてよいのでしょうか?
A: いや、日本が弱くなったというよりも、ジーコが選んだ選手によって編成された日本代表、すなわちジーコJAPANが弱かったというだけで、別の監督がまったく別の視点で代表チームを編成し、的確な采配をしていたら、日本とオーストラリアは立場が逆転していたかもしれない。「黄金世代」と呼ばれた選手たちが30歳直前の最盛期でしょ。ここで勝たなければ、いつ勝つのか、という時期だったと思います。4年後に関しては、ほんとうに頭が痛いね・・・・
N: ということは、責任はあくまでジーコにあるということですね。
A: ジーコとジーコを庇護し続けてきた川淵にあるということです。川淵は逃げられない。69歳という年齢を考えても、引き時は潔くしてもらいたい。 (続)


  
  1. 2006/06/25(日) 18:06:57|
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のびたインタビュー(ⅩⅩⅣ)-ヴェルトマイスターシャフト2004

 ノビタです。
 決勝トーナメントが始まりました。ドイツはスウェーデンに圧勝、アルゼンチンは延長で辛くもメキシコを下しました。準々決勝では、早くもドイツとアルゼンチンが激突します。一方、日本では、帰国した川淵会長が記者会見の場で、次期代表監督をオシム氏(ジェフ千葉)だと公言してしまい、ストイコビッチが入閣するのでは、などとまことしやかな報道が紙面を飾っています。

N: 先生、次期監督はオシムだそうですよ!
A: あれはいけない。早計です。人事を内定段階で公表するなんて、組織の長としてはありえないことだよ。川淵も呆けたとしか言いようがない。サッカー協会は、きっちり川淵に責任を取らせるべきだ。
N: 意図的ではないか、という噂もありますが・・・
A: だとしたら、さらに始末が悪い。人間は権力をもつと、必ず体制化し堕落する。自分の権力基盤を守るために、秘密裏に何事かを画策し、体制が自分に有利に動くようにしていくんだ。そして、まわりの多くは、「辞めてほしい」と思っているのに、権力にしがみつく。本人は「裸の王様」になっていることにまったく気づいていない。また、「裸の王様」だと指摘されても、耳を貸そうとしない。川淵はまず、ジーコの4年間を総括すべきであって、次の4年間のことを口にすべきではない。
N: 過去の4年間の過ちを隠蔽するために、わざとオシムの新監督就任を漏らしたのかもしれませんね。ところで今日は日曜日ですが、何をされているんですか?
A: 2週間ぶりに奈良に戻ってきて、昨夜BS1で放送された「W杯日本1次リーグの戦い」の録画をみているんだ。
N: そうですか。インタビューは前回の続きということでいいでしょうか?
A: いいよ。鹿島時代のジーコだろっ?
N: そうです。鹿島の総監督としてのジーコについては、どうみていらっしゃいましたか?
A: 自分は監督を引き受けずに、エドゥーなどのファミリーを監督にして成績を下げてしまったような失態はあるけれども、ジョルジーニョ、レオナルドらをチームに呼んで鹿島の黄金時代を築いてくれた。とても感謝しているね。とくに、わたしはジョルジーニョという選手がお気に入りでね。鹿島が長居スタジアムに来ると、必ず観に行ったものだよ。ジョルジーニョはアメリカW杯のベスト11で、当時は世界最高の右サイドバックと言われた選手なんだが、鹿島では右のボランチを担当した。当時、磐田にドゥンガがいてボランチをやっていたんだけど、ジョルジーニョとドゥンガに力量の差はない、というか、総合力ではジョルジーニョが上ではないか、と思っていたよ。わたしは、ジョルジーニョがJリーグ史上最高の選手だと思っています。
N: ジーコやストイコビッチではなく、ジョルジーニョですか?
A: ジーコやストイコビッチは守備をしない、攻撃専門のゲームメーカーでしょ。こういう選手はファンタジスタではあるけれども、チームの心臓ではない。心臓はボランチですよ。ジョルジーニョがその代表でね、守備にまわればストッパーとして敵の攻撃を阻止し、中盤の低い位置でゲームを組み立て、ときに決定的なスルーパスを前線に通し、最終的には自ら点を取りにいく。ジョルジーニョの場合、サイドに開けば、得意のクロスが正確無比な軌道を描いてゴール前に飛んでいく。まさにゲームの全体を統率する能力が要求されるポジションなんだね。だから、ジョルジーニョを最高の選手だと評価するのですよ。
N: あのころは、レベルの高い外国人選手がうようよいましたね。
A: そうなんだ。Jリーグの日本人選手たちは、ジョルジーニョやドゥンガやサンパイオやらストイコビッチ、あるいは全盛期のエンボマなどの力を毎週感じながら試合をしていた。いまのJリーグはレベルが上がっているようで、下がってしまった。
N: 鹿島と磐田の凋落が象徴的ですよね。
A: あのころの鹿島対磐田の試合は、日本のレベルではなかったね。ヨーロッパに出しても、決して恥ずかしくはなかった。いまはそういう試合がなくなっている。
N: 3バックが主流のJリーグで、鹿島だけは一貫してブラジル型の4バックを堅持してきましたね。
A: 全盛期のアントラーズの4バックは、左から相馬、奥野、秋田、名良橋と並べていた。二つの特徴があると思うんだ。まず、中央2枚のストッパーが強いこと、そして両サイドバックには攻撃力があって、サイドアタックに長けていることだね。しかも、両サイドバックは4バック・システムにおけるサイドバックの専門家で、守備能力も高く、サイドアタッカーとしての力も兼備していたことだよ。
N: カフーとロベルト・カルロスがまさにそうですよね。
A: カフー&ロベカルにしても、相馬&名良橋にしても、攻撃力があって積極的に飛び出していくんだけれども、かれらがあがって空いたスペースをボランチがカバーする組織が完成している。
N: もちろん鹿島やブラジルのシステムは日本代表のチーム作りにも反映してますよね。
A: アレックスを4バックの左サイドバックとして固定したのは、ロベカルや相馬の役割を期待したものなんだろうけれど、相馬と違ってアレックスは4バックのサイドを専門的に務めてきた人材じゃないからね。サイドアタックの専門家ではあっても、サイドの守備については素人なわけだから、日本の守備網における大穴になってしまったわけです。
N: トルシェはシステムを優先して、選手を「強制」的に組織の枠にあてはめた。一方、ジーコは選手に「自由」を与え、かれらの「自立」を尊重した、とよく対比されますが、じつはジーコも自分のイメージする組織の枠に選手を「強制」化したといえなくもありませんね。
A: そうなんだ。ブラジル戦大敗の後、ジーコは「ああいうブラジルのようなチームを作りたかったが、できなかった」と告白している。しかし、ブラジルの4バックは、繰り返すけれども、守備能力が高い。日本の場合、これも繰り返しになるけれども、アレックス、中澤、宮本、加治と並ぶ4バックの守備力はあまりにお粗末なものだった。(続)
  1. 2006/06/25(日) 16:44:15|
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のびたインタビュー(ⅩⅩⅢ)-ヴェルトマイスターシャフト2006

 ノビタです。

 韓国がスイスに0-2で敗北し、アジア勢はグループ・リーグですべて姿を消しました。4年前の日韓大会で猛威をふるった韓国、アメリカ、日本はいずれもトーナメント進出ならず、ヨーロッパ諸国の大会であることを強く印象づけています。さて、今回からしばらく、ジーコJAPANの足跡を振り返りたいと思います。

N: 先生、今日も出勤ですか?
A: あぁ、ちょっとした会議があってね、さきほど採決がおこなわれてようやく決着がついたよ。
N: お疲れ様です。
A: もうすぐ最終のスーパーはくとに乗るからインタビューを急いでおくれ。
N: ともかく、ジーコJAPANの総括をしなきゃならないですよね。
A: ・・・・悪いのはね、アジア杯だと思うんだ・・・・
N: えっ、どういうことですか?
A: トルシェのときもそうだったし、ジーコがまさにそうだったんだけれど、アジア杯で息を吹きかえすんだな。
N: たしかに、アジア杯は2連覇していますね。2000年は名波を中心とするチームで圧倒的に強かったですし、・・・
A: 2004年の中国大会は逆境のなかで逆転につぐ逆転、最後はホームの中国相手に圧勝したよね。あれは痛快だった。じつは、なんどもあの決勝は録画でみたんだ。中国に留学経験のある日本人は、ほとんどみんな中国が好きじゃないんだけど、あそこまで日本に敵意を示すとは思っていなかった。その中国にアウェーで快勝なんだから、笑いがとまらなかったね。
N: それのどこが悪いんですか?
A: 監督に就任してからの2年間、トルシェもジーコも代表の試合であまり良い結果がでなくて、解任の危機になんどか直面していただろ。解任まであと一押しまできていたんだ。
N: トルシェは南米選手権でずたずたにやられましたし、ジーコもたしかに何試合も勝てずに「解任要求デモ」がおこりましたね。
A: ところが、アジア杯で激勝してしまうから、解任できなくなってしまう。解任できないどころか、国民やマスコミの評価が豹変してしまうんですよ。
N: トルシェもジーコも英雄になってしまいました。
A: しかし、よくよく考えてみると、日本のサッカーの質が高かったわけではない。ヨルダンやバーレーンなどを相手に失点を重ね、ずいぶん不安な面をのぞかせているんだ。決勝の中国戦にしても、日本が強かったというより、中国があまりにも弱かったというしかないでしょ。
N: 日本がアジア杯で勝ったチームはみんな弱いということですね。
A: 今回のW杯で、それが実証されたわけです。イランもサウジも韓国もすべて予選敗退。W杯に出たら勝てないチームにアジア杯で勝って日本人は驚喜し、日本代表を強いチームだと錯覚してしまったわけです。一種の共同幻想だね。
N: おなじことはワールドカップのアジア地区予選にもあてはまりますよね。
A: そうなんだ。1次予選から2次予選にかけて、あんなに苦労しなくてもいいのに、シンガポールやインドに苦戦して、イランにはアウェーで負けたけれどもバーレーンや北朝鮮に勝って、遊び半分のイランにホームで勝って、日本は1位通過した。これを結果だけとらえて喜んで、日本を強くなったと思いこんでしまったんだな。じつは、試合の中身をふりかえると貧相なものなんだけどね。
N: アジア地区予選を勝ち抜くのは、いまやあたりまえということですね?
A: そうなんだ。あたりまえなんだな。監督経験のないジーコが監督をやって、不可解な選手起用や采配を繰り返しても、アジア地区予選程度のレベルなら突破してしまう。
N: それだけ、アジアのレベルは低い。しかし、国民の期待はふくらみますね。
A: 国民とマスコミはしゃいでいる。でも、大概の玄人は気づいているんだ。ジーコJAPANの内側には大きな矛盾が渦巻いていることをね。ジーコ率いる日本代表は強くない。欧米の強豪には敵わない。ジーコの戦術・戦略・采配には非常に大きな問題があるということを気づいていたはずなんだ。テレビカメラの前でリップサービスしている評論家たちにしても、ほんとは日本が弱いことを知っていたはずだよ。
N: ヒデも気づいていたんじゃないですか?
A: そうなんだ。日本代表のなかで、ただ一人、中田英だけがチームの弱さを察知していて、「今のままでは戦えない」とマスコミにコメントしたり、練習中に他のメンバーを罵倒したり、クロアチア戦のハーフタイムでボランチの交替をジーコに要求したりしていたんだよ。
N: そのヒデが、グラウンドに寝ころんで泣いていましたね・・・
A: あれにはすこし驚いた。あの男は、もっと乾いた人格の持ち主だと思っていたのだけれど、負けを受け入れることができなくて、泣いてしまったんだな。最後のW杯だという想いもあったのかもしれない。
N: 最後になるでしょうか?
A: 次回はラーションとかネドベドの年齢だろ。やれないことはないよね。しかし、中田を叱るぐらいの強い個性をもった人材があらわれないとね、次回もまたテープの巻き戻しさ。
N: ところで、先生はジーコがもとからお嫌いなんですか? それとも監督としてのジーコを評価していないんですか?
A: 後者だよ。選手としてのジーコは神様だったね。Jリーグ勃興期に日本のサッカーを革新したのが、ジーコ率いるアントラーズだったことはだれだって認めるでしょ。不思議に思うのはね、アントラーズでは選手個々の役割分担がしっかりできていたのに、ジーコJAPANはそれがきわめて曖昧だったことだよ。初期のアントラーズでは、ジーコやアルシンドの攻撃力を活かすために、本田がルーズボールを拾いまくり、サントスがそれを前線につないだ。4バックの守備能力も高かった。それが、なぜ代表チームでは活かされなかったのか?
N: ジーコ監督に対する批判的コメントが多くなったのはいつごろからなんですか?
A: あぁ、もう列車の時間に間に合わない。今日はここまでにしておくれ。(続)



  1. 2006/06/24(土) 18:29:58|
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のびたインタビュー(ⅩⅩⅡ)-ヴェルトマイスターシャフト2006

 ノビタです。

 ブラジル戦は1-4の完敗でした。昨年、富山から永平寺・近江坂本をご一緒させていただきました。そのときに、オーストラリアの監督がヒディングに決まったことを教授にお知らせしたのですが、以来、日本代表に係わる教授の予測はことごとく的中しています。曰く、日本は予選リーグで勝点1(1分2敗)、またヒディングにやられる、ブラジルとオーストラリアが予選突破する等々。なぜこんなにあたってしてしまうのでしょうか・・・

N: 先生、まずはブラジル戦ですけど、ジーコは先発メンバーをかなりいじってきましたね
A: 巻を先発させたことは評価します。これで、久保も報われるというものです。巻は下手くそだけど、ひたむきさが伝わってくる選手だよね。
N: もう一人の先発FWは玉田でした。先生の評価は低いですが、先取点をとりました。
A: 素晴らしいシュートだった。2002年のアジア杯を思い出す玉田らしい得点だったね。動きはよかったと思うんだけど、わたしなら1トップで臨んだね。
N: どうしてですか・・・
A: 簡単だよ。ブラジルに対してクロアチアが1失点、オーストラリアが2失点で納まったのは、1トップにして中盤を厚くし、カカとロナウジーニョにプレッシャーをかけ続けたからだろ。あの二人を自由にしたら、前線への配球が自在になり、得点に結びつくのはあきらかだからね。
N: しかし、日本は2点をとりに行かなければならないから、攻撃的な布陣を敷かざるをえませんよね
A: 攻撃的な陣形で臨んだ結果が1-4でしょ。1点はとれたけど、4失点した。ブラジルが本気になれば、もっと点を取れたでしょう。
N: しかし、守備的なシステムで対応しても、ブラジルからは2点は取れないですよね。
A: そのとおりさ。だから、始まる前にゲームは終わっていたんだけれど、もしほんとうにブラジルに勝ちたかったとしたら、中盤を厚くしてブラジルの攻撃の起点を抑えながら、堅守速攻のパターンしかないんじゃないだろうか。それで、1-0で勝つ可能性が10%ぐらいはあったかもしれないね。さらに、最後のパワープレーで追加点をとって2-0という可能性は2%ぐらいかな。
N: 前半ロスタイムの失点が悔やまれますね・・・
A: そう言えば、そうだけれど、昨日のような攻撃的なシステムでブラジルに挑んだら、早晩逆転はくらいますよ。1-4はきわめて順当な結果でしょうね。
N: ブラジルの先発メンバーをみて、どう思われましたか。
A: そりゃ5人もレギュラーを外してくれたんだから、やっぱり手を抜いてくれたな、パレイラの温情だなって思いましたよ。
N: 5人レギュラーを下げても日本には負けない、という自信がパレイラ監督にはあったのでしょうか?
A: もちろん。なによりロナウドにとって絶好の調整試合になるだろうと、日本戦を位置づけていて、ロナウドもその期待にみごとに応えて2点をとった。ロナウドにしてみれば、日本のDF陣はおいしいカモにみえたんじゃないかな。
N: ジーコの采配については、どう評価しましたか?
A: 今日もまた過ちをおかした。小笠原を下げて、中田浩を入れたでしょ。下げるべき選手は中村俊輔でしたよ。
N: たしかに中村は消えていましたね。
A: 小笠原は好機を演出していたし、守備的にも機能していた。中村は初戦から3戦、ずっと不調だった。被害者は小野伸司だと思います。
N: どうしてですか?
A: 初戦の中途半端な途中出場で、小野に対する批判が高まったけれども、小野をああいう形でピッチに送り込んだのはジーコなんだから、悪いのはジーコであって、小野ではない。一方、中村はずっと不調をかこっているのに、ジーコは使い続ける。トルシェは中村を阻害したけれども、ジーコは中村を偏愛した。今日の先発は小野であってもよかったし、途中交替でまず下げるべき選手は中村でした。
N: 後半は退屈なゲームになってしまいましたね。
A: 力の差がありすぎて、日本はボールを奪えないからね。ブラジルにまわされるだけまわされて、あんまり退屈だから、途中からオーストラリア対クロアチア戦にチャンネルを変えたりしていたよ。
N: オーストラリア対クロアチア戦はいかがでしたか?
A: いや、凄い肉弾戦でね。終了間際に、クロアチアのスミッチが2枚目のイエローカードをもらうんだけど、主審が退場させるのを忘れてしまうぐらい、ピッチ全体が興奮していたよ。解説の反町さんが、「こんな格闘技的なサッカー、みたことありません」って絶叫していたからねぇ。
N: オーストラリアはやはりヒディング采配が奏功したのでしょうか?
A: 日本戦とおなじ采配ですよ。いつものカードの切り方です。守備にすぐれたクロアチアも2失点を余儀なくされてしまった。
N: オーストラリアの次戦はイタリアですね。
A: まぁ、イタリアまで食うことはないでしょう。リッピは甘くないよ。(続)

  1. 2006/06/23(金) 17:33:46|
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のびたインタビュー(ⅩⅩⅠ)-ヴェルトマイスターシャフト2006

 ノビタです。

 イタリア対チェコの大一番が終わりました。ガーナがアメリカに2-1で勝ち、イタリアがチェコに2-0で勝って、想定内ではありましたが、チェコの脱落が現実となってしまいました。

N: 先生、FIFAランク2位のチェコが予選敗退しました。
A: アメリカ戦でのコレルの負傷退場が最後まで響いたね。バロシュは本来の調子にはほど遠かった・・・
N: 最初はチェコが攻勢に出て、前半18分でネスタが負傷交替ましたよね。あそこでイタリアにはいやな風が吹いたんですが。
A: たしかに、代わりに入ったマテラッツィは国際試合であまりよい結果を残していないからね。ところが、そのマテラッツィがヘッドで先制弾をたたき込んでしまった。
N: 1点先取したときのイタリアは手がつけられませんね。
A: 打つ手がないよね。おまけに前半のロスタイムにチェコはレッド・カードをもらって、万事休すだよな。
N: なんなんですかね、あのロスタイムのファウルは。中盤であんな後からのタックルをする必要ないじゃないですか?
A: 薬物じゃないのかな?? すごく興奮していたような顔つきだった。常識的にはありえないファウルだよ。
N: たしかに。
A: 1点リードしてからのリッピの采配も見事だったよね。インザキの1トップにかえて、中盤のプレスを厚くして、ロシツキをまったく機能させなかった。
N: リッピは落ち着いてますね。
A: ただものじゃないよ。決勝トーナメント1回戦では、オーストラリアとあたる可能性が高いんだけど、さすがのヒディングも相手がリッピとなると、頭が痛いね。
N: オーストラリアは通用するでしょうか?
A: 日本戦のやり方でイタリアに迫っても、まず跳ね返されるね。リッピもフィールドの選手もヒディングの戦法を見抜いてしまうでしょう。
N: ヒディングは韓国の監督としてはイタリアに勝った実績もありますが。
A: あのときの監督はトラパットーニで、主審が例の八百長審判でしょ・・・イタリアからみると、イタリアに近い堅守速攻のクロアチアのほうがやりにくいかもしれんね。
N: 日本は??
A: 論外でしょ。
N: イタリアに弱点はみつかりましたか?
A: トッティは不調だね。いてもいなくても同じだ。
N: イタリアは国際公式戦で20戦連続不敗(PK戦のぞく)を更新中だそうです。
A: ところが、トーナメントで引き分けからのPKにはめっぽう弱いでしょ。
N: ということは、対戦チームは引き分けを狙えばいいわけですね。
A: そういうことだ。それが最大の問題点だろうね。
N: E組は一昨日の予想と変わってしまいましたね。ガーナ1位、イタリア2位の可能性を考えていたわけですが・・・
A: これで日本は勝利からますます遠ざかった。
N: ブラジルはイタリアとやりたくないから、あくまで1位通過をめざすわけですね。日本に負けている場合じゃない。
A: それにしても、アメリカは覇気がなく、弱くなった。日本とだぶってみえたよ。勝点も同じだしね。監督が選手のプレーを呆れてみていた。
N: 4年前と同じ監督で、選手もだぶっているんですがね。
A: じつはフランスも同じような症状なんだ。冷静なジダンがまわりの選手を怒鳴っている。中田英の表情とよく似ているんだわ。
N: 二人とも、こんなサッカーじゃいけない、と警鐘を鳴らし続けているんでしょうね。
A: すでにジダンのサッカー人生は終わったのかもしれない。
N: さて、あと1時間で日本対ブラジル戦が始まります。
A: というか、ジーコJAPANの最終試合だよね。
N: たしかに、そうなる可能性が高いですが、さきほどのテレビ解説で、ベンゲルは日本が2-0で勝つと言っていましたよ。
A: それは本心じゃない。マスコミ用のリップサービスさ。マスコミに雇われている評論家や現役選手は、決して悲観的なコメントをしてはいけないことになっているんだ。
N: その点、このブログは気楽ですね。
A: かの金子swatte達仁にしても、新聞のコラムで、言いたいことが言えないから、日本対クロアチア戦のドイツTV局の解説をしたリトバルスキーの発言を転載しているんだ。
N: どんなコメントなんですか?
A: 「こんなサッカーしかできないんなら荷物をまとめて帰ったほうがいい」「PKを与えた宮本はジーコのお気に入りだが、マンマークに弱い」なんて調子だよ・・・
N: じつは金子さんが言いたいことなんでしょうね。最後にひと言お願いします。
A: ジーコJAPANは危篤状態ですね。切腹間近です。その介錯をつとめてくれるのがブラジルなんだから光栄じゃないですか。思い切って攻撃的なサッカーで挑戦して、5点ぐらい失点して、華々しく散ってください。 (続)


  1. 2006/06/23(金) 03:01:13|
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加藤家住宅のマスコミ公開

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 本日午後3時から、加藤家住宅での研究室活動をマスコミに公開した。1週間ほど前に入試広報課から情報を照会し、今週早々、わたしが自ら市役所と県庁の記者クラブにFAXをいれておいた。ことを遡れば、今年の2月27日、研究室のO城くんが加藤家に荷物を運び込んで以来、地元S紙がかれを取材したい、と申し込んできた。さらに年度末になって、加藤家住宅主屋の登録文化財内定が県教委より発表され、同種の依頼が急増した。「学生が空き家の古民家に住む」ことがそれほどニュース性があるのか、わたし自身は疑問に思っており、いろいろ未解決の問題も抱えていたので、その時点では取材をお断りした。
 最近になって、ようやく修復にむけての学生たちの調査活動が活発化し、さらに研究申請「ローコストによる古民家修復手法の開発」が鳥取県環境学術研究費の交付をうけることが決定したので、マスコミ発表の潮時だと判断した次第である。

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 今日は、古材バンク班とイロリ班の一部を大学に残して、通常よりも多くの学生が加藤家で活動を披露した。測定班はいつものとおり女たちが床下にもぐり、4年男子1名が屋根裏にあがった。イロリ班は大学で加工してきたイロリの框(かまち)を板間に仮組みした。その板間でハプニングがおきた。巨漢ホカノが畳を上げた床板をぶち抜いてしまったのだ。あきらかな文化財破壊である。調査者による文化財破壊なわけだから、これはKトラやT松塚に匹敵する犯罪だ、などというのはもちろん冗談でして、管理者の皆様にはお叱りをうけるかもしれないが、正直なところ安堵した。加害者がわたしでなかったからである。板間の床板はたいへん薄く、いつ床が抜けてもおかしくない状態であり、もっとも警戒すべき人物が巨漢ホカノであるのは間違いなかったのだけれども、次なる要注意人物は肥満化のとまらないわたしであった。ただ、わたしとホカノには経験の差がある。ホカノはただ床の上をドタバタと走りまわるだけ。わたしは同じ床でも根太の上を歩くように心がける。この差が出た。紙一重の差が天地の差なのです。

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 イロリ班は土間で藁縄編みの実演もした。藁縄編みは政策学科2年のFさんがおばあちゃんから学んできた。同じ河原町出身-じつはわたしもそうなのだが-のYさんとともに、どういうわけかチャックも土間での藁縄作りに加わった。
「先生、みてください、6メートルも編んじゃいましたよ!」
とチャックは自慢げに言う。

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 今日の公開は、多数の報道機関の関係者にお集まりいただき、盛況だった。交換した名刺を確認すると8名、遅刻してやってきたお馴染みのO記者も含めると9名になる。大変ありがたいことである。また、関係機関として駆けつけていただいた県教委のハマダくん、木推協の倉恒さんと砂田さん、管理者の桑村さんに感謝申し上げます。
 次回は7月25日(火)のプロジェクト研究発表会を公開いたしますが、これからは随時、各社の取材を受ける予定ですので、取材希望の方はあらかじめ研究室のアドレスにご連絡ください。


  1. 2006/06/22(木) 23:42:09|
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茶室の棚のデザイン -プロ研1&3

 私たち古材バンク班は、茶室の棚のデザインを考えました。
情報メディアセンターで資料を集める事から始めました。次に資料を見ながら話し合いをしました。でも、なかなか良いデザインがうかばず、時間だけが過ぎていきました。最終的に一つのデザインが候補に挙がりましたが、来週までに一人一人がデザインを考えてくる事になりました。デザインの難しさを改めて感じる日になりました。(環境デザイン学科1回生 K.F.)
  1. 2006/06/22(木) 22:14:13|
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のびたインタビュー(ⅩⅩ)-ヴェルトマイスターシャフト2006

 ノビタです。

 W杯は淡々と進んでいます。しかし、日伯決戦は明後日に迫ってきました。教授にさぐりをいれてみましょう。

N: 先生、お忙しいですか?
A: あぁ、明日は授業のあとに加藤家の公開が控えているから、記者発表資料を準備しなきゃなんないし、あまり時間がないよ。
N: 加藤家の公開、記者クラブにFAXが入っていました。どうですか、マスコミは集まりそうですか?
A: 県議会の最中で、県政記者クラブのほうは動けないらしいね。市の方も人事の公開があるらしくて、S紙のO記者は少し遅れると連絡してきたよ。
N: ほかに打診はないのですか?
A: 某国営放送局からも電話で取材依頼があったよ。大変だったのは先週でね。大手某紙の若い女性記者が加藤家に張り付いて、うちの助手をずいぶんいたぶったらしい。助手は、もう顔もみたくない、と言っているよ。大学にいたわたしにも電話してきて、ものすごい勢いで噛みついてくるんだわ。22日の解禁日まではコメントできないとなんど説明しても、同じ論理で噛みついてくる。
N: それって、すっぱ抜きを狙っているんですよね。
A: 本人は「報道の自由」を主張するんだけどね、わたしは各社平等に情報を提供したいと思っています。
N: それで納まったんですか?
A: 支局長に電話して話をつけるしかなかった・・・
N: でも、ブログって怖いですね。取材するほうが、じつは逆取材されて、こういう記事になってしまうんですから。
A: 明日の記者発表も楽しみだよ。研究室の情報発信班が記者たちを逆取材する段取りになっているんだ。
N: あれっ、わたしもいちおうN紙の記者ですからね。じつは逆取材されているんでしょうか??
A: おまえは営業見習い中と聞いたぞ。
N: ・・・・ところで、イングランド対スウェーデンの試合はご覧になりましたか?
A: 録画でみたよ。
N: イングランドはスウェーデンに勝てませんね。38年も勝っていなくて、また勝てませんでした。
A: あと少しで勝ち切れたんだが、ラーションの小技にやられちゃったな。スウェーデンはこれまで不調だったけど、イングランドとやると燃えるね。
N: トーナメント1回戦の相手は開催国ドイツに決まりました。
A: いい勝負になるだろうね。
N: 先生はどちらを応援するんですか?
A: スウェーデンだね。ドイツのサッカーは、ベッケンバウアーで終わったと思っています。80年代以降のドイツやイングランドのサッカーは、あんまり好きじゃないんだ。
N: 問題は明日のE組最終戦、イタリア対チェコ、アメリカ対ガーナですね。
A: そうなんだ。この二つの試合結果はF組にも影響すること必至だよな。
N: チェコがガーナに0-2でやられましたからね、ショッキングでした。
A: あぁ、コレルかバロシュがいないと、4-1-4-1システムは機能しないね。第3FWのロクベンツでは、トップにボールが納まらない。
N: イタリア戦でもコレルは欠場ですが、バロシュが戻ってくるという噂が飛び交っています。
A: どちらにしても、チェコは苦しいよ。イタリアに勝ちきるのは難しいだろうから。逆にイタリアは引き分けが得意だからね。引き分けでもトーナメントに上がれる。
N: ガーナが不気味ですね。首位通過の可能性があるでしょ?
A: そうなんだ。ガーナがアメリカに勝って、イタリアとチェコが引き分けると、ガーナ1位、イタリア2位、チェコ3位になるから、チェコは脱落だ・・・
N: F組はブラジルが日本に勝つでしょうから、対戦相手となるE組の2位はきついですよね。
A: いきなりブラジル対イタリアの可能性もあるんだが、お互いあたりたくないだろうな。いまのブラジルとイタリアなら、イタリアが辛勝するんじゃないだろうか。
N: ブラジルはE組の結果をみて、最終戦に臨めるから有利ですね?
A: かりにイタリアがE組2位の場合、ブラジルは敢えてF組の2位を選択する可能性がないとはいえない。となれば、日本に負けてやるしかないな。
N: オーストラリアがクロアチアに勝って、ブラジルが日本に負ければ、ブラジルは2位通過になるから、決勝トーナメント1回戦の相手はガーナになるかもしれないわけですね。
A: そうだね。この場合でも、日本の決勝トーナメント進出はありえないんだけどね。
N: ブラジルに勝ったというだけで、日本中狂気乱舞じゃないですか!?
A: おめでたいことです。 (続)



 
  1. 2006/06/21(水) 22:47:37|
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出雲大社の赤い旗

 6月16日付けの『赤旗』が送られてきた。もちろん、わたしは日本共産党の党員でもなければ信望者でもない。マルキシズムを学ぶより、古代インド哲学を学ぶほうがずっと楽しいだろうと思っている輩である。
 『赤旗』の文化欄に、松本岩男さん(島根県立古代文化センター長兼島根県立古代出雲歴史博物館学芸部長)のコラム「発掘された巨大柱の構造 -出雲大社の起源を探る」が掲載され、その挿図として、わが研究室の復原図が転載されたのである。採用されたCGはご存じキム・ドク(別名タイガー戸口)の作図であり、発掘調査報告書掲載時のバージョンで、至文堂『出雲大社』のバージョンよりも一段階前のものである。『赤旗』の編集者には、その旨お知らせしたのだが、ひとつ古いバージョンが掲載されてしまった。
 ここで懺悔するならば、発掘報告書の段階では、屋根を茅葺きだとわたしは考えていた。伊勢神宮正殿様式の導入から、棟持柱を採用するにあたって、豕叉首や茅葺きをも借用したのではないかと推定していたのだが、昨年のシンポジウムで中世史料に「檜皮」の記載があることを知り、至文堂『出雲大社』の段階で檜皮葺きに改めたのである。この変更と連動し、昨年度の模型制作では、急遽、屋根の葺材を改めることになり、松本さんを始め、関係者ご一同には大変ご迷惑をおかけした。この場を借りて、陳謝申し上げます。

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[出雲大社の赤い旗]の続きを読む
  1. 2006/06/20(火) 23:26:39|
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1期生の津村さん来室-河本家客間の模型をつくる?

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 研究室の1期生・津村さんが、いままで来室していた。彼女の卒業論文「デジカメ&GPSによる鳥取市の文化財建造物MAP作り」(2005年1月)は、わが研究室が進めている県内建造物デジタルマッピングの基礎を築いた労作で、その成果は『鳥取市歴史的建造物調査研究-鳥取市歴史的建造物等のデジタル処理による目録・地図作成-』(2004年度鳥取市総合政策調査事業成果報告書)として公刊された。研究室の最新刊行物である『市町合併にともなう文化財の地域問題-鳥取市歴史的建造物のデジタル・マッピングを中心に-』は、津村さんの業績を2期生の西垣・河田両君が引き継いだものである。
 津村さんは、市内の某自動車学校に勤務している。その彼女から最近連絡が入った。木造建築、とくに古民家の模型を作ってみたい同僚の方がいるのだそうだ。そこで、彼女は民家模型の初心者にふさわしい図面がないものか、とわたしを訪ねて来たのである。卒業式以来の再会であった。
 ところで、初心者向けの民家図面と言っても、なかなか選ぶとなれば難しい。いろいろ考えたあげく、河本家住宅の報告書をさしあげることにした。河本家住宅の主屋を模型化しようとする大それた試みではない。家宝の欄間をおさめる客間2室を作ってみたらどうか、と提案したのだ。客間については、さいわいヤンマーが展開図をとっていて、内側からみた立面図はすべてそろっており、写真も抱負に掲載されている。こういう提案をしたところ、彼女は即座に納得してくれた。
 それからしばらく四方山話をした。結構、サッカーに詳しい。ブラジルに2-0で勝つなんてありえない、と発言すると、彼女はこっくり頷いた。それにしても、彼女は痩せていた。わたしが太った分だけ、彼女は痩せているのだ。ストレスが大変なのだそうだ。夏休みになるととても忙しく、月に一回休みがもらえるかどうか、だとも言う。卒業生はみな苦労している。タクオや岡村だけじゃない。津村さんも大変なんだ。しかし、女性の場合、痩せているほうが魅力的に映るから、忙しいのも悪くないのかもしれない。

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  1. 2006/06/20(火) 20:30:11|
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のびたインタビュー(ⅩⅨ)-ヴェルトマイスターシャフト2006

 ノビタです。

 オーストラリア対ブラジル戦の結果は0-2でした。この結果、ブラジルの予選リーグ突破が決まりました。日本戦では、主力を数名温存するという報道がなされています。

N: 先生、昨日は自宅まで車で送っていただきまして、ありがとうございました。
A: いやいや、いつもの逆のパターンだっただけのことです。それよりなにより、日本対クロアチアの試合はTBS系でも放映されていたらしいね。
N: えっ、そうなんですか? それじゃ、ホカノ君の家に行かなくても試合を観れたわけですね。
A: そうみたいなんだよ。ホカノには悪いことをしたな・・・
N: まぁ、いいんじゃないですか、みんなが集まって日本代表の試合をみるのも楽しいですし・・・
A: いや、あいつはサッカー興味ないし、最近よく説教するんで、萎縮してるんだわ。
N: まぁ、先生、愛弟子ですから可愛がってあげてください。ところで、昨日言われてた西垣くんのことって何なんですか?
A: そんなこと知らんよ。そういうことは口の軽いO垣とかO野に聞いてくれ!
N: まぁ、いいや。オーストラリア対ブラジル戦はご覧になったんでしょ?
A: みたよ。前半は中盤を厚くして、オーストラリアがよく守った。あの戦法は、日本もおおいに参考になるね。3-6-1もしくは4-5-1で臨めば、ブラジルの中盤もある程度は抑えられるでしょう。日本の場合、1トップは巻がいいんじゃないかな。
N: ポポビッチが負傷退場したでしょ?
A: そう、オーストラリアにはあれが大きかった。日豪戦における坪井の負傷退場とよく似ていた。ヒディングはポポビッチの代わりに、なんとブレシアーノを入れてきたんだ。
N: ヒディング監督の采配はどうでしたか?
A: ポポビッチの怪我で交替選手の投入がずれてしまったのは間違いないね。後半早々アドリアーノの左足が炸裂して0-1となるんだけれども、相手がブラジルだけに、ヒディングは同点から逆転をねらう采配ではなく、0-1の維持を優先したと思う。
N: しかし、結果は2失点でしたね。
A: 2点目は防ぎたかったね。1失点で抑えていれば最善だった。しかし、日本戦での3得点が非常に効いていて、0-2の敗北にも拘わらず、得失点差は±0なんだ。
N: 日本戦の3点目は、ほんとに重くのしかかっていますね。
A: あれで事実上、日本の予選リーグ突破はなくなった。前回のブログで、10月18日が再び敗戦記念日とならなくて良かったと答えたけれど、じつは事実上の敗戦記念日だとも言えるでしょうね。
N: 予選リーグ突破のための必要条件は、ブラジルに勝つだけではだめで、2点差以上で勝つことなんですよね。
A: それでも、オーストラリアがクロアチアに勝てばお終いなんだけどね。オーストラリアがクロアチアに引き分けた場合でも、0-0であれば日本と総得点がおなじ、1-1ならオーストラリアが総得点で勝るから、オーストラリアが上にあがります。
N: 絶望的ですよね。
A: アル・パチーノとロバート・デ・ニーロが競演した『ヒート』を思い出すよ。
N: ロス市警刑事とギャングの戦い・・・
A: デ・ニーロが電話口で言うんだ。「おれは死人と話している。おれは幽霊と話している」って。
N: どういう場面でしたっけ?
A: 自分の仲間を殺した相手のドンにむかって、「おまえはすでに死んでいる」と教えてやっているんだ。「まもなく殺す」という予告だよ。
N: 日本代表も「すでに死んでいる」ということですか。
A: 1-0の勝利ならあり得ただろうけど、2-0となると、どうにもこうにもならない。ツキとか運のレベルでは、どうしようもない点差だよ。ただし、ジーコがパレイラに電話すれば話は変わるんだけどね。
N: パレイラ監督はロナウド、カフー、ロベカルらの主力を温存すると公言していますね。
A: 代わりに出てくるのが、ロビーニョ、シシーニョたちだろ。控え組のほうが強そうだぞ。
N: 日本もそうらしいですね。クロアチア戦前の紅白戦では、控え組のほうがポゼッションが高く、中田とジーコで大激論になったというじゃないですか。
A: そうだよな、日本も控え組を出すべきだよ。親指の爪が割れている中村よりは小野のほうがいいに決まってるしね。巻だって、このまま使わないなら、久保を外した意味がないわな。中田はもっとジーコに要求すべきだ。ほんとは川淵がジーコの方向をもっと修正しなきゃ話にならない。
N: その点では、朗報もありますよね。
A: 宮本の出場停止だろ。あれはよかった、少しだけ報われた気がします。あとはアレックスと加治なんだけどね。小野、稲本、中田浩らが先発から外され、松田やトゥーリオに至っては23人のメンバーにも選ばれない。こんな日本代表がありますか!?いまの日本代表は、あきらかに韓国よりも弱い。
N: 韓国代表は元気ですね。
A: 昨日の試合はフランスのペースだったんだけどね、ポテン・ヒットのようなシュートをパク・チソンが決めちゃった。パク・チソンと韓国は運を味方につけています。
N: 監督とメンバーが替われば、韓国とも互角に戦えるでしょうか?
A: 十分戦えるよ。少なくとも守備ラインは大きく修正できる。中盤はあきらかに日本が有利で、前線がやや不安だけれど、大久保、平山らが成長し、久保が復調すれば、韓国のゴールをこじあけるのはそう難しくないさ。(続)

  1. 2006/06/19(月) 20:57:33|
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のびたインタビュー(ⅩⅧ)-ヴェルトマイスターシャフト2006

 ノビタです。

 今日は、ホカノくんちに集まっています。日本対クロアチアの試合なんですが、例のごとく、鳥取では朝日放送系列が地上波では放送されないので、CTVがあるホカノくんちに集合しての観戦になりました。教授は、いまようやく滑り込みです。今日は、研究室一同、三徳山三仏寺投入堂に参拝したそうで、どういうわけか、教授は下痢症状で苦しんでおられます。

N: 先生、なんで胃痛なんですか?
A: 帰りの運転の眠気防止でカムカムレモンを食べ過ぎたら、お腹をこわしたみたい・・・。ところで、今日は記念日だって知ってるかい?
N: えっ、先生の結婚記念日なんですか?
A: 違うよ。4年前の6月18日、トルシエJAPANがトルコに0-1で敗れた敗戦記念日だよ。あの日で、日本の日韓W杯が終わってしまった。
N: その日はどこで試合を観ていたんですか?
A: 日本K学会の編集委員会だったんだけれど、委員全員が応接室のテレビにかじりついて、トルコ戦を観たんだ。あの夜は東京で痛飲したのよ・・・
N: そうだったんですか。ぼくは大学で講義をうけていました。
A: なんちゅう非国民や!
N: いえ、休講にしなかった大学側が非国民なんですよ。
A: ・・・・・
M: ホカノです。今日は正真正銘のライブでお届けします。ラブログならぬ、ライブログですね。わたしが記録係をうけもつことになりました。
A: 迅速かつ正確にキーボードを叩いてくれよ!
N: 先生、今日の日本は4バックですね。
A: やっぱり、守備が心配だな。坪井をさげて、小笠原を入れただけの先発メンバーは新鮮味がないね。
N: 今日の勝敗をどう予想されますか?
A: 常識的には、0-1か0-2の負けだろうけど、昨日のアメリカやガーナを見倣って、何とか引き分け以上の成績をもたらしてほしいものだね。
N: 昨日のガーナは健闘しましたよね?
A: 健闘どころじゃないだろ、チェコに圧勝だよ。あれはさ、コートジボワールの敵討ちさ。ドグロバがもうみれない。
N: ドログバです。
A: ・・・・・
N: あっ、前半20分、宮本がファウルでPKを与えてしまいした。キッカーはスルナです。
A: 予想どおりの展開だな・・・。
N: 川口がとめたら、スーパーセーブですね。
A: あっ、ホントに止めちゃった。いや、でも、3バックにしないと、このままじゃもたいないぜ。
N: 攻められっぱなしの展開になってきましたね。
A: 勇気をもって、もっとラインを高くあげないといけない。

N: いま前半が終了しました。なんとか前半を0-0で凌ぐことができました。

A: うぅ~ん、失点は時間の問題という展開だねぇ。とくに左サイドは連続してスルナに攻められている。アレックスは守備要員なのかいね、このチームでは。こういうアレックスをみていて、ジーコはなんとも思わないのだろうか。4バックで戦いたいなら、中田浩に代えるしかないし、できれば3バックに戻したほうがいいな。
N: 今日の先発メンバーをどう思われますか?
A: 中村が左足親指の爪を縦に割っていると聞いていたので、あえて先発させなくともよいのではないか、と思っていたんだ。実際、プレースキックにいつもの精度がないよ。
N: どういうシステムで臨むべきだとお考えでしたか?
A: トップ下に中田英をもってくる3-5-2がいいんじゃないかと考えていたんだ。ボランチには福西のほか、中田浩か稲本をおいて中央の守りをしっかりしておく。後半途中まで中田英中心の攻撃にしておいて、最後に切札として中村を投入する。プレスが弱くなった段階で、中村の技術にかけるわけです。
N: ところで、ホカノくんちには、研究室の新人が来ています。先生、紹介してください。
A: いや、Yくんといってね、おまえさんと同じトレード組なんだ。例の「床下にもぐる女たち」にお菓子を供給している「Y先輩」だよ。
Y: はじめまして。サッカーはとくに好きなわけではないんですが、今日は調理係で貢献しようと思います。
A: このスパゲッティ、ピリ辛でおいしいね。

N: あっ、先生、後半はじまりました。福西に代えて稲本ですよ!
A: アレックスに代えてじゃないのか?
N: さっそくFKをとられました。キッカーはスルナです。
A: 壁にあたった。
N: 後半13分、柳沢、決定的なシュート!
A: あれ、なんでアウトサイドなの? インサイドで蹴れば入ったじゃないか。
N: 審判が日本よりの笛を吹いてくれますね。
A: それで前半からずいぶん助けられている。
N: 残り10分あまりになりました。0-0です。
A: 早く大黒を投入して3トップにしないと点は取れない。勝ちたくないのか!
N: 39分、高原と代えて、大黒がようやくピッチに入りました。
A: 3トップにしてほしかったな。
N: ロスタイム2分使い果たしました。
A: ・・・・

N: ジーコのインタビューが始まりました。「引き分けでよかった」という顔をしています。「サッカーってこんなもんかな」。続いて、中田のインタビューです。「勝てる試合を引き分けた。相手にあわせて緩急をつけることはできなかった。残念だ・・・」 川口です。「正直、勝てる試合だった。残り10分で足がとまった・・・」
A: 勝てる試合を勝ちきれるようになれば、日本のサッカーは革命的に進歩を遂げたことになりますよ。
N: 総括をお願いします。
A: PKが決まっていたら0-1の敗戦だったんだから、引き分けで勝点1をとれたことを、ネガティブにとらえる必要はない。
N: 稲本はどうでしたでしょうか?
A: 良かったね。目的がはっきりしていた。FKやCKのさい、プルショのマーク係に起用したんだね。うまく機能していた。やはり稲本は攻撃参加のときに迫力がある。ひょっとしたら、稲本が得点するんじゃないか、と思ってみていたよ。
N: 攻撃陣はどうでしたか?
A: 今回は3枚のカードを切ったわけだが、ヒディングと比べると対照的だよね。ヒディングはMFやDFを削ってFWの数を増やしていく。ジーコはFWの選手を他の選手に替えるだけ。フレッシュな力にはなるけれど、パワープレーにはならない。今回にしても、高原、巻、大黒の3トップにする手があったんじゃないだろうか。
N: ジーコは玉田を買ってますね。
A: 玉田はまったく機能していなかった。
N: あとはブラジル戦ですね。
A: ブラジル戦の勝利は限りなく0%に近いけれども、今日負けなかったことで、決勝トーナメント進出の可能性は0%ではなくなった。さいわいブラジル戦では、宮本が出場停止だよ。4バックの力を向上させるステップができた。問題は、カフーとマッチアップするアレックスだけどね。とにもかくにも、4年前の記念日が新しい敗戦記念日にならなかったことを喜びましょう。




 
  1. 2006/06/19(月) 00:00:19|
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投入堂にのぼる

 日曜日、三徳山三佛寺に行きました。六月に入って、梅雨入りしたはずなのに、この日は良い天気で絶好の山登り日和でした。三徳山は投入堂が有名です。本日はお粥をいただき、投入堂まで上って、河本家に行く予定です。
 朝9時30分に学校集合で三徳山へ。三徳山までの道のりはとてつもない山道とカーブ・・・。車がキューと悲鳴を上げていました。
 11時からの法要に参加し、その後お粥をいただきました。食事の作法があり、それをお坊さんから教えていただきました。音をたててはいけない、食べることに集中する、話をしてはいけない、食べることがこんなに大変だとは思いもしませんでした。食事の前に皆でお祈り。漢字ばかりで、フリガナを一生懸命遅れないように読みましたが、途中からついていけなくなり目で追うだけになっていました。最後に「いただきます」とは言えました。これだけ食事の前にお祈りをし、食べ物について考えたのは初めてです。やはり食べ物はなくてはならないもので、それに感謝するのは大切なことだと学びました。音をたてずに食事をする、食器の音をたてずにどう食器をお膳にのせるか・・・。何回か周りからカチッっという音が聞こえてきました。私も何回か音をたててしまいました。難しい!! そんなこんなで気がついたらもうほとんどの方が食事を終わられており後は学生のみという状態に。お坊さんに気を使っていただいたみたいで先に食後のお祈りをしてもらいました。そんなこんなでしたが、食事はとってもおいしかったです。
 食事の後は山登り。初めてここを上りました。登山の道が道じゃない!! 木の幹をつかみ足場を見つけてよじ登るという感じでした。文殊堂で一休み。景色がよく、緑がいっぱい、全てが下のほうに見え、座って眺めていると本当に気持ちが良かったです。どんどん上へとのぼり、最後の投入堂。投入堂は修理中のため周りが囲まれておりあまりよく見ることが出来ませんでした。しかし、すごい場所に建物が建ってあることに驚きました。本当に崖のなかに建ってり、どうやって建てたのか不思議に思いました。
 帰り道は一回滑ると際限なくすべり落ちそうな感じでした。足腰もお疲れ気味で滑ってお尻をつく人がちらほら見られました。A教授も滑られたのを見てしまいました。一同が下山終了し、けが人、行方不明者が出なかったことに安心して三徳山を後にしました。
 その後は河本家へ。河本家を見学し、鳥取に帰宅しました。
 夜はサッカーを見てから、ぐっすり眠ることが出来ました。翌日に筋肉痛がきて一安心。
 モリでした。

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↑文殊堂にて。(クリックすると写真が大きくなります)
  1. 2006/06/18(日) 23:56:20|
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三佛寺の護摩祈願法会と粥の会

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 三徳山三佛寺では、毎月18 日に護摩祈願を修法しており、法会のあと、輪光院で粥のもてなしがある。記憶では、鳥取環境大学が開学した2001年の12月18日、倉吉の建築家、生田さんのお誘いで粥の昼食会に参加し、蕎麦粥をいただいたのが最初で最後の経験であった。以来、月が変わるたびに、18日が何曜日なのかを気にしていたのだが、たいてい授業や委員会や実家帰省などとスケジュールが重なってしまい、まる5年間再訪を果たせなかった。
 今日は6月18日。日曜日である。平常ならば、奈良の実家に帰って家族と過ごしているはずだが、土曜日にオープンキャンパスがあって、今週は鳥取にとどまることにした。そこで、ゼミの学生たちに法会と粥と登山の参加を呼びかけてみた。正直言って、それほど多くの学生は集まらないだろうと思っていたのだが、蓋をあけると参加者は12名を数えた。さすが鳥取県唯一の国宝建造物。国宝と粥の魅力に心が揺さぶられたようだ。

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 午前11時、本堂で護摩祈願の法会がはじまった。途中から、般若心経の読誦が繰り返され、心地よい合唱の反復によって、次第に気持ちが穏やかになっていく自分を感じていた。じつはワールドカップ観戦のおかげで体調は最悪、おまけに二日酔い状態で早起きしたためイライラが募っていた。あきらかに仏性を獣性が凌駕していたのだが、目を閉じて般若心経を聞いているだけで、獣性が下降線を描いていくのを自覚できるのだから不思議だ。
 ところで、法要後のご住職のお話によると、開山1300年祭にあわせて、本堂の蔵王権現の年輪年代測定をしたところ、11世紀初頭の伐採年代が出たとのことである。本堂は江戸時代、投入堂は西暦1100年ころの建築と推定されており、蔵王権現のほうが投入堂よりも古い年代を示しているのだが、すでにいくつかの建築部材も同様の傾向を示しており、2002年度に投入堂の前身建物に係わる調査を指導したことがある。投入堂のたつ凝灰岩の崖面に残る200以上の柱穴風痕跡を調べあげたのだが、前身建物の柱穴痕跡と推定される大きめの柱穴群はみつからなかった。したがって、投入堂の前身建物が存在したとすれば、それは現投入堂とほぼ同位置に建てられていた可能性が高いであろう。

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 また、本堂に所蔵される2台の御輿(室町時代)の修復も終わっていた。わたしは、その姿をみて、「高御座(たかみくら)」だと思った。造形も色彩も軒の蕨手も、天皇玉座である高御座のミニチュア版であると素直に感じ入ったのである。ただし、平面は八角形ではなく、六角形を呈している。これを差異とみるのは容易だが、むしろ「八角円堂」「六角円堂」という用語が示すように、八角形や六角形はいずれも「円」の代替概念にほかならない。中国や日本のような木造建築の文化圏で、スツゥーパに代表されるインド系円形平面建築を表現しようとする場合、正多角形に変換せざるをえないのである。要するに、概念的には「八角」も「六角」も「円」の省略形であって、両者の差異性よりも共通性のほうに重きを置くべきことが分かるであろう。

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 粥の会では、生田さんと再会した。今日の粥には海草が入っていた。たぶん昆布だと思う。粥のほかに精進料理2皿と沢庵2切がついている。わたしも生田さんも食べるのは早い。しかし、学生たちは遅かった。助手もまた同じで、何を考えながら食べているのだろうと思うほどのんびり食事を続けている。わたしはとても恥ずかしかった。食事というものは一心不乱におこなうべきだ、という仏法の教えに反しているからだ。最前列にお座りになっている仏僧が、その教えを説き、素早く食事を終えているにも拘わらず、学生や助手はいつまで待っても食べている。これが現代人なのである。

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 食後、ただちに峯入りした。入山経験がある学生はケンボーひとり。登山に要する時間は30分程度だが、毎年数名の遭難者がでるという急峻な山道にみな驚き、這うようにして山を登っていった。文殊堂で一休み。この縁からのぞむ山並みは絶景である。しかし、水切り勾配のついた縁板に座るだけで恐ろしくなる。そういえば、高所恐怖症のチャックが今日は不参加だった。チャックが来ていたら、山道の途中で動けなくなっていただろう。


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 ところで、三仏寺では平成16年度から主要建造物の修理が始まっており、一昨年度に地蔵堂、昨年度に文殊堂の修理は終わっているのだが、今年度は投入堂と納経堂が修理の対象で、肝心要の平安仏教建築は鉄パイプの足場に覆われていた。しかし、これもまた一興。なんとか機会をみつけて、学生たちを足場の中に連れて入りたいものである。

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  1. 2006/06/18(日) 21:28:08|
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オープンキャンパス「研究室公開」

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 今日は本年最初のオープンキャンパス。わが研究室とチョン研究室は環境デザイン学科の「研究室公開」を、午後1時から4時までおこなった。チョン研究室(4401演習室)はCAD&CG演習作品のスライドショー。浅川研究室(4409演習室)は、
  1)湯梨浜町尾崎家住宅の模型・パネル[宮本卒業制作]の展示
  2)昨年度プロジェクト研究6「A邸改修計画」の模型・パネル(北野・森川・吉村制作)の展示
  3)現在進行中の加藤家住宅模型制作の実演
を来客におみせしながら、お茶のコーナーを設け、ご父兄・高校生のみなさんと親しくお話をした。

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 来場者は6組で、うち受験者およびそのご父兄は3組、在校生のご父兄1組、リクルート社の取材1組、本学旧職員1組であった。ご父兄は非常に熱心で、コーヒーや紅茶(マルイで買った100円!のフォウション社アップル・ティー)を飲みながら、30分~1時間程度の面談をした。6月のオープンキャンパスは毎年来場者が少ないけれども、研究室公開で話しあった内容はじつに中身の濃いものであった。環境デザイン学科のオープンキャンパス企画は、これまでギャラリー展示、実験棟公開、ツリーハウス&茶室公開などに限られ、研究室公開は初めての取り組みであったが、今後とも継続すべきイベントであるとの意を強くした。
 4409演習室の展示と模型制作の実演に協力してくれた学生諸君には、心より感謝したい。これから、Y助手が「餃子の会」を開くそうなので、たらふく食べてください。

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↑取材するリクルート社を逆取材した。

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  1. 2006/06/17(土) 18:24:40|
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ケンボーとチャック ~煙を纏う男達~

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 煙を纏う、というよりはいぶされていたという表現がしっくりくる2人のツリーハウスの維持活動。昨日(6/16)のプロ研は今日(6/17)のオープンキャンパスの準備で集まったのだが、A教授の密命によりツリーハウスの維持活動を別におこなった。最近のブログにちらちらと姿を見せているツリーハウス。教授によるサッカーの解説(?)と同じくらい気になっている存在だったが、まじまじと観察したのは今日が初と言っていいだろう。

    やはり全盛期は過ぎていた。

 人が入っていない(または定期的に整備していない)建物というのは衰え、自然に還る。連載中のブログ写真の頃のハウスが見せた勢いはなく、せっかくの男結びは所どころで劣化が見られ、屋根やその周辺には落ち葉が何層にも積み重なり、支えの竹は意味を成してはいなかった。自分の得意分野となりつつあるカマドは木炭と泥とで埋まり、また、無残であった。そこで、ケンボーにハウス本体の清掃と現状の調査をまかせ、自分はカマドの修繕へといそしんだ。カマドは製作者には申し訳なかったが、一度丁寧に解体し、土を出し、新たに命の火を吹き込んだ。また、ハウス下のカマドも溜まっていた泥を出し、空気の通りをよくした上で、作業の済んだケンボーにここの火をまかせ、自分は周りに落ちていた材木(竹)を片付けた。手の入れられたハウスやカマドは、全盛期こそ過ぎてはいるが、再びたくましい姿を夕日と共に我々二人に見せてくれた。おおかた片付けが終わりかけた頃、2人の手(腕)には「かゆみ」という自然の贈り物が無数にあったことは、言うまでもない。 (チャック)

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↑再生した道端のカマド ↓床下の炉に薪をくべて建物を燻す20060617174910.jpg

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  1. 2006/06/17(土) 14:53:08|
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のびたインタビュー(ⅩⅦ)-ヴェルトマイスターシャフト2006

 ノビタです。

 トリニダード・トバゴが0-2でイングランドに敗れました。終了直前まで0-0で粘っていたのですが、最後の5分で2失点。なんか、どこかのチームとよく似ています。

N: 先生、トリニダード・トバコ、残念でしたね。
A: 日豪戦と似て非なる戦いですよ、あれは。
N: そうですね。わたしもそう思います。
A: 強豪イングランドに対して、思いっきり引いて守りきろうというトリニダード・トバコの戦略はきわめて正当かつ賢明です。ビーンハッカー監督の采配は見事だった。
N: 日本の場合は、だんだん押し込まれてラインが下がり、元の位置に戻れなくなりましたからね。
A: まぁ、もう日豪戦のことはいいよ。昨晩、上野のホテルに泊まっていたんだけどさ、暇だから、いろんな雑誌をコンビニで買ってきて読んでみたんだが、評論家たちはみな、日本人らしく奥ゆかしく、あまり厳しい批判を加えず、気楽にクロアチア戦の対策ばかり示している。
N: あれっ、じゃぁ、いまどこに居るんですか?
A: 羽田空港さ。
N: 出張帰りですか? お疲れさまです。そのクロアチア戦なんですが、スポーツ・マスコミは「勝てる。勝てるぞ! 勝ってくれ!!」と連呼してますね。
A: 期待しないほうがいいよ。
N: やっぱり・・・
A: みんな幻想を抱いているんだ。ジーコJAPANを強いチームだと思いこんでいる。4年前よりも強い代表チームだと勘違いしているんだな。昨年から口を酸っぱくして述べてきたように、いまの代表は弱いですよ。アジアでは勝てても、世界には通用しない。オーストラリアに負けるのは実力そのものです。まぁ、予想は1-2だったから、1失点余計だったけれども、それもこれも、ジーコを4年間雇い続けて、日本代表を弱くした川淵会長に責任があるんだよ。
N: 日本はかつて強かったのでしょうか?
A: いまの黄金世代はたしかに強いチームだった時期があったね。最も強かったのは、2000年シドニー五輪から2002年日韓W杯にかけてのころだったんじゃないか?
N: それでは、トルシェ前監督が素晴らしかったっていうことですか?
A: いや、最強であった時代に、監督がトルシェであったことが悲劇だったんだよ。最強であったにも拘わらず、シドニーではベスト8、日韓ではベスト16にとどまったのはトルシェの所為です。シドニーでの準々決勝の対アメリカ戦(2-2からPK負け)、仙台でのトルコ戦(0-1の負け)でのトルシェの采配を思い出すと、今でも腹が立つよ。監督がヒディングとかベンゲルとかリッピなどのクラスだったら、ワールドユース準優勝に近い成績を納めることができたかもしれない。
N: 弱くなった日本は、クロアチアにも負けるんですね。
A: 負けるだろうな。負けが60%、引き分けが30%、勝ちが10%ぐらいの確率じゃないだろうか。
N: 勝つ可能性は10%ですか?
A: それぐらいだと思っていたほうがいい。
N: 攻め手はないのでしょうか?
A: ないことはないでしょうよ。それは毎晩テレビで評論家たちがどうのこうの言ってるから、ああいうマスコミの寄生虫たちに譲るけどね、みんな気づいてないんじゃないか。クロアチアも日本を分析してくるんだぜ。
N: 日本がクロアチアを分析するように、クロアチアも日本を分析してくる。クロアチアは日本のどこを突いてくるんでしょうか?
A: わかり切ってるだろ。クロアチアは強力なマークでロナウジーニョの力を削いだ。カカに対するマークも厳しかった。ということは、日本戦では、・・・
N: 中田と中村ですか。
A: そうさ、中田と中村を潰したら、日本は機能しない。守備も弱いし、攻撃力もない。クロアチアが失点する可能性は低いと思うんだ。ともかく、今回も、引き分けで恩の字だよ。負けなければ、まだトーナメント進出の可能性が残るからね。
N: でも、最終戦はブラジルですよ。はじめから勝点はないに等しいじゃないですか。
A: だから、ジーコの携帯が威力を発揮するって言っただろ。
N: ・・・・・
A: まぁ、それは冗談としても、ブラジルは決してコンディションがよいとはいえないから、わたしがブラジルの監督ならば、予選を1位で通過すべきか、2位で通過すべきか、悩むだろうね。
N: どういうことですか?
A: ひととおり出場チームの試合をみせてもらったけれど、現状で最強はチェコ、その次がイタリアとアルゼンチン、さらにその次がブラジル、イングランド、スペインあたりじゃないかと思うんだよ。こういう状態のブラジルが、決勝トーナメント1回戦でイタリアかチェコのどちらかと当たらなければならない。これはそうとうヤバイ試合になるよ。どちらと戦うべきか、難しいところだ。
N: 予選リーグにおけるイタリア対チェコの試合が鍵を握りますね。
A: どちらが相手になっても嫌だけど、勝敗を左右するのは、アメリカ戦で怪我をしたチェコの長身FWコレルだな。一部の報道によると、決勝トーナメント1回戦にあわせて戻ってくるらしい。コレルのヘッドは、ブラジルのストッパーでも防げないだろうね。
N: ブラジルの監督は、イタリアかチェコのどちらかに照準をあわせて戦う準備を進めなければならない。そのためには、あえて2位通過せざるをえなくなるケースが生まれる、ということですね。
A: その通り。日本戦は、その調整試合になる可能性がある。だから、日本にも勝点が見込めるかもしれない。
N: パレイラ監督はもっと強気なんじゃないでしょうか?
A: そういう無警戒な態度でいると、ジーコとおんなじような目にあうよ。泣いてドイツを去ることになる。
N: 先生の優勝予想はイタリアでしたね。
A: そうなんだけど、いま頭に渦巻いている展開はですね・・・・イタリアとチェコは2度対戦するんじゃないか。
N: えっ、ということは予選リーグのあともう1回ですか。決勝しかないですね
A: そう。予選で負けた2位のチームが、決勝トーナメント1回戦で、激戦の末、ブラジルを倒して勢いにのり、決勝では、予選で屈した1位のチームに雪辱してヴェルトマイスターシャフトを制覇するという筋書きさ。(続)


  1. 2006/06/16(金) 15:42:40|
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のびたインタビュー(ⅩⅥ)-ヴェルトマイスターシャフト2006

 ノビタです。

 ホカノ君から池田家墓所の報告書ができたという連絡があり、ひさしぶりに研究室を訪れ、教授と3人で食事に出かけました。いや、自分の卒論「鳥取城の石垣に関する史的考察」が公刊され、感慨一入です。

N: 先生、報告書ありがとうございました。
A: なんかちょっと薄いだろ・・・?
N: えっ、中身がですか?
A: 違うよ、紙が薄くて、背表紙の厚さも薄くなっちゃったな。
N: たしかに、・・・スーパー再生紙ですね。
M: 環境大学ですから、超エコ印刷ということでよろしいんじゃないでしょうか。
A: なんでもかんでも「環境」かいな。本はわれわれの遺伝子だぞ!?
M: ・・・・ところで、なんでわたしのイニシャルがMなんでしょうか?
A: ホカノのイニシャルをとると「H」だろ? まずいだろ、Hは。
M: それにしても、なぜMなんですか。まさかMって??
A: マースです。火星。もうそろそろホカノっていう愛称にも飽きてきたしね、どうだい「マース岡野」っていうリングネームは?
M: なんでリングネームなんですか?
A: かつてピストン箱崎と呼ばれたスライディング・タックルの名手が奈良にいたんだ。関西一円で恐れられていた。そいつが出家し改心して、マース箱崎というリングネームを名乗るようになったんだ。
M: それとわたしがどういう関係にあるんですか?
A: だから、マースで共通してるんだよ。
M: ・・・・・
A: 奈良と言えば、旧知の某人妻からメールが入り、「ブログ毎日楽しみに拝見しています。ところで・・質問なのですが、インタビュアーのノビタ君は実在人物ですか? それとも・・浅川さんの一人二役??ですか?」と質問されちゃったよ。
N: 実在しております。いちおうN紙の記者です。それでは、写真を公開しましょう。クリックすると、写真が拡大されます。

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A: なんだ、顔隠しているじゃないか。
N: ところで、先生、ブラジル対クロアチア戦はご覧になったんでしょ?
A: 後半のさわりまでライブでみていたけど、眠ってしまってね。残りはビデオでみたよ。
N: どうでしたか、1-0でブラジルの辛勝ということですが。
A: 両国にとって価値ある結果じゃないかな。日本にとっては残念な結果だね。ブラジルには、少なくとも2点とってほしかった。日本とクロアチアの得失点差をおなじにしたかったからね。
N: やはりブラジルは強いですか?
A: もちろん。ただ2トップが機能していない。ロナウドはひどいよ。立って歩いているだけさ。アドリアーノも昨年のような切れがない。
N: カカが得点しましたね。
A: テストマッチからずっと好調だね。カカは素晴らしい選手だけれどね、「素晴らしい選手」どまりなんだよ。好調時のロナウドとアドリアーノは、そういうレベルではない。あれは殺人マシーンだ。ゴルゴ13か、ターミネータか、そういう存在だよ。その二人が消えてしまっている。ロナウドに代わって入ったロビーニョも目立たなかった。
N: 話題のロナウジーニョはどうでしたか?
A: 徹底的にマークされたね。あれぐらいマークすれば、ロナウジーニョも機能しない。それがよくわかった。決勝トーナメント1回戦の相手は、イタリアかチェコのどちらかだから、ブラジルはそうとう苦しむでしょう。そこで消える可能性もあるが、その山を乗り切れば、決勝まで進むだろう。
N: それでもブラジルは勝ちましたね。
A: 感心したのは、個々の力よりも、ブラジルの組織だね。局面局面での選手の動きがすべて連動している。一人がミスしても、すぐに他の選手がカバーに入るし、ボールを奪ってからのまわりの選手の動きだしがものすごく早い。きわめて組織的な動きなんだ。どうして、ジーコはああいう組織的なチームを目指さなかったのだろうか。
N: クロアチアはどうでしたか?
A: 評価を上げたね。守りが非常に固かった。グループ・ディフェンスで、ブラジルの中盤を押さえ込んだ感じだ。
N: プルショが左に流れ、バビッチもあがってきて、左サイドからの攻撃に偏重すると報道されていましたが。
A: そのとおりだよ。右サイドにもスルナという好選手がいるんだが、ロベカルとのマッチアップで上がれなかった。だけど、日本戦では右サイドもえぐってくるよ。
N: 日本は4バックでクロアチアに挑むようですね。
A: 危険だね。アレックス、中澤、宮本、加地の4バックなら、また3失点する可能性がある。
N: 先生の持論ですね。
A: 敵は2トップだからね。日本は3バックで守るべきだ。繰り返すけれども、宮本はスウィーパー、アレックスは高い位置においておかないと、かれらの欠点が露呈してしまう。
N: 坪井が復帰できそうですし、3バックのほうが守備は安定するでしょうね。
A: どうしても、4バックにしたいなら、左から中田浩、坪井、中澤、加地と並べて、ダブルボランチも福西と稲本の守備的な選手を配するべきだ。
N: 小笠原を使って、4-4-2にシステムを変え、昨年のコンフェデの再現を狙うというのが、ジーコの目論見のようですが。
A: どうかな・・・。クロアチアは3バックだから、3トップで仕掛けるのがおもしろいんじゃないか。真ん中に巻をおいて、左ウィングにアレックス、右ウィングに中田英を配する。3-4-3か4-3-3で臨んでみたらどうだろう。日本には馴染まないと思われるかもしれないけれど、3バックのクロアチアにとっては脅威で、ディフェンスに乱れが生じるんじゃないか。守りでは、プルショに中澤、バビッチに稲本、スルナには中田浩をあてる。下に図示してみます。

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N: 今回は選手交替で失敗は許されませんよね。
A: ヒディングに倣うべきだ。引き分けか劣勢だったら、最後の30分には、大黒以下、どんどん攻撃的な選手を送り込む。それと、中田英、中村であっても、ガス欠になったら、ただちに小野に替えるべきだ。小野だって、十分決定的な仕事ができるから。
N: とにかく気持ちを切り替えないといけせんね。
A: そうだ、新しい目標を設定しないと。
N: 決勝トーナメントめざして、勝ち抜くのみですね。
A: えっ、冗談だろ??
N: ・・・・
A: 日本の目標は、3試合やって、勝点1をとることだよ。(続)


  1. 2006/06/16(金) 01:44:56|
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