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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

のびたインタビュー(ⅩⅩⅩⅩ)-ヴェルトマイスターシャフト2006

 ノビタです。

 3位決定戦が終わりました。ドイツが3-1でポルトガルに圧勝し、ドイツ国内は熱狂の渦に巻き込まれています。

N: 先生、3位決定戦はご覧になりましたか?
A: 画面をみながら部屋を暗くしてうとうとし始めたんだが、録画しているから、安心して眠ったんだ。で、目覚めて、ビデオを見ようとするんだけど、テープが動いてなくて、ザーッという画面があらわれた。
N: どうしたんですか?
A: 先に寝たワイフに3倍速で採りっぱなしにしてくれと頼んでおいたんだ。ワイフはたしかに新しいテープをカセットに突っ込んでから寝たんだが、わたしはそこで彼女が録画ボタンを押したと思っていた。ところが、彼女によると、テープだけは入れておいてあげたんだから、録画ボタンは好きなタイミングで押して頂戴と言って寝たの、と主張するんだわ。
N: で、どうなったんですか?
A: プライド、です。総合格闘技。我が家の場合、2階の畳間で決着をつける。
N: えっ、奥さん、強いんですか?
A: 高速カウンターの裏拳が顎に入った。すごい裏拳だった。ビッグ・ヴァン・ベイダーの裏拳がさらに早くなった感じで、顎がまだ痛いんだ・・・・
N: 完敗じゃないですか。
A: 朝ご飯も作ってくれないし、コーヒーも淹れてもらえない。
N: のろけてるんですか、それとも、どMなんですか?
A: 阿呆! 男はみんな家に帰ると、粗大ゴミなんです。
N: それじゃ、シュヴァイン・シュタイガーの2発をみてないわけですね。
A: まぁ、BS1の再放送をみますけどね、3位決定戦というのは、ほんらい流すもので、あまりヒートアップしないんだけどね。
N: ドイツは大喜びですよ。国民は3位入賞をとても喜んでいる。
A: 情けないな。ベッケンバウアーは嘆いているよ。
N: ベッケンバウアーが好きなんですか?
A: 74年の優勝チームは大好きでしたね。ベッケンバウアーとオベラーツがとくにお気に入りだった。いまでもメンバーを書けると思うんだ。ちょっと挑戦してみるか!
   GK: ゼップ・マイヤー(バイエルン・ミュンヘン)
   リベロ: フランツ・ベッケンバウアー(バイエルン・ミュンヘン)
   左SB: パウル・ブライトナー(バイエルン・ミュンヘン)
   CB: ゲオルグ・シュヴァルツェンベック(バイエルン・ミュンヘン)
   右SB: ベルティ・フォクツ(ボルシア・メンヘングランドバッハ)
   CH[ボランチ]: ライナー・ボンホフ(ボルシア・メンヘングランドバッハ)
   左MF: ヴォルフガング・オベラーツ(1FCケルン)
   右MF: ウーリ・へーネス(バイエルン・ミュンヘン)
   左W: ユルゲン・グラボウスキー(アイントラハト・フランクフルト)
   CF: ゲルト・ミュラー(バイエルン・ミュンヘン)
   右W: ベルント・ヘルツェンバイン(アイントラハト・フランクフルト)
N: バイエルンが6名ですか。
A: そうさ、11名中6名が日頃から同じチームでプレーしていた。バイエルン・ミュンヘンが代表チームのベースだったわけです。バレーボールにおける、かつてのニチボー貝塚みたいなもんだね。
N: 今ならユベントスがそんな感じですね。
A: Jリーグでも、かつてなら、ヴェルディ川崎、鹿島アントラーズ、ジュビロ磐田はそういうチームになる可能性があった。しかし、選手は海外移籍志向が強く、チームには資金が足りない。その結果、代表クラスの選手は国内外にばらばらに散ってしまった。代表が強くならない要因の一つだね。
N: その国を代表するチームは必要ですね。アヤックス、レッドスター・ベオグラード、ディナモ・キエフ、パナシナイコス、フェネルバチェ・・・そういえば、ジーコはイスタンブールのフェネルバチェと2年契約を結びました。
A: ジーコはテクニカル・ディレクターとして、鹿島を日本最強のチームにした。鹿島には、あのまま日本を代表するチームとして君臨してほしかったね。鹿島のレギュラーになれば、そのまま代表で使えるというような時代があった。今は衰えたね。
N: 今回のW杯で日本は不振だったので、海外からのオファーはまったく届いていない、と川淵キャプテンは公表しています。
A: 川淵の責任だよね。しかし、日本人選手の場合、海外に出て成功する例は稀でしょ。稲本クラスでも駄目だった。安易に海外に出ても、通用しないまま帰国する選手のパーセンテージが非常に高い。だからこそ、国内に代表選手ばかりを集めた強力なクラブを作る必要があるんじゃないかな。
N: 潤沢な資金が必要ですね。三菱の浦和、トヨタの名古屋あたりに期待するしかありません。ニッサンは不景気だから、横浜は沈んでいくかも・・・・
A: いちばん期待できそうなのは浦和かな。浦和にいい選手を集中させて、アジア・チャンピオンズ・リーグを制覇してほしいものです。
N: さて、ありきたりで申し訳ないんですが、今回のW杯のベスト11を選出していただけませんか?
A: そういう下らないことはやらない。
N: まぁ、そう言わず、できれば次回のインタビューまでに考えておいてください。
A: ・・・・ (続)

 
  1. 2006/07/09(日) 18:58:26|
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のびたインタビュー(ⅩⅩⅩⅨ)-ヴェルトマイスターシャフト2006

 ノビタです。

 W杯総括編の第2弾です。イタリアが優勝するかどうかはわかりませんが、なぜ教授がイタリアを優勝候補にしぼったのか、そのあたりをきっちり確認しておきましょう。

N: 先生がイタリアを優勝候補として最初に公言されたのは、昨年のコンフェデ決勝に対するブログ記事「南米の日韓戦」(05/06/30)においてでした。
A: 記事を確認してみようか。「・・・・ヨーロッパでおこなわれるW杯で、南米の国が優勝するのはごく例外的である。ヨーロッパでは、ヨーロッパの国が勝つ。とすれば、いったいどの国が優勝するのだろうか。わたしは、イタリアに期待している。監督がリッピに変わり、従来のカテナチオからの脱皮をはかりつつあって、選手の若返りも進んでいるからだ。思い起こせば1990年、イタリアで開催されたW杯では、イタリアは晩年のマラドーナに足下をすくわれ、ドイツが優勝をさらった。あれから16年の歳月が流れ、こんどはドイツでW杯が開かれる。イタリアのリベンジが叶うだろうか?」
N: 「ヨーロッパのW杯では、ヨーロッパの国が勝つ」という定則があるにしても、なぜイタリアなのか、という点がよくわからないんですが、上の文章では歴史の因縁を強調されているわけですね?
A: 1990年のイタリアW杯準決勝で、イタリアはアルゼンチンと対戦し、PK戦で敗れたんですよ。そのアルゼンチンをドイツがやっつけて3回目のW杯優勝を果たした。ドイツは優勝に値するチームではあったけれども、アルゼンチンは反則ばかりが目立つPK戦ねらいのチームでね、まったく×でした。だから、イタリア対ドイツの決勝戦をみたかったんだな。あれから16年を経た今回のドイツW杯では、ホスト国が入れ替わり、裏返しの事態が起こるのではないか、という予感があったわけです。
N: それは現在のドイツ代表とイタリア代表の戦力を比較してのことだったんですか?
A: いんや。イタリアは安定した守備力をもっているから、どんなトーナメントでも優勝候補たり得る。トーナメントでは、まず負けないことが前提なんだからね。そこにリッピが監督として就任した。課題の攻撃力やゲームプランも改善されるだろう、という漠たる予感です。一方、ドイツは、コンフェデの戦いをみる限り、いいサッカーができていなかった。突出した選手もいないし、監督はクリンスマンで若すぎる。あるのはゲルマン魂だけだから、世界の並みいる強豪をなぎ倒すのは難しいと思っていました。
N: 昨年のコンフェデ決勝で、ブラジルはアルゼンチンに4-1と圧勝しました。世界屈指の攻撃力を誇示した大会でしたが、それでもW杯本番でブラジルは敗れると予感されていたのですね。
A: それについては、05年6月22日の「ブラジル戦前の不吉な予測」ですでに指摘しているのね。スター軍団のレアル・マドリードがユベントスに代表されるプレッシング・フットボールに弱い。昨年のコンフェデでも、レアルと似たスター軍団であるブラジルがメキシコのプレッシング・フットボールに屈したんだ。だから、ブラジルはイタリアに代表されるプレス・ディフェンスに弱いだろうと思うに至ったわけです。その内容を先月4日の「のびたインタビュー(Ⅹ)」で詳しく述べたんだ。
N: それにしても並み居る欧州強豪の中で、なぜイタリアを優勝候補にしたのかが気になりますね。
A: これについては、今月2日の「のびたインタビュー(ⅩⅩⅩⅣ)」を参照してほしいんだけど、
  第1:欧州で開催されるワールドカップでは、欧州の国が優勝する。
  第2:優勝する国は優勝経験のある国か開催国に限られる。
  第3:優勝する国には、スーパースターが存在する。
という法則がありまして、とくに第2の条件にひっかかるのは、イタリア、ドイツ、フランス、イングランドの4ヶ国しかないんですよ。
N: ポルトガルやチェコなどは端から候補外ということですね。
A: そうなんだ。そういう国々は決勝に進出することはあっても、優勝はありえない。その代表が準優勝2回のオランダなんですよ。今回、オランダを第2の優勝候補に推したのは、クライフやヒディングの時代のトータル・フットボールが好きだったからで、実際にオランダ代表のゲームをみて失望してしまったんだ・・・
N: ドイツは開催国という強みがありましたが、先生は戦力・監督の両面から優勝はないと判断されていた。イングランドはどうなんでしょうか?
A: メンバーは悪くないと思っていたんだけれど、「勝負弱い国」というイメージがつきまとっていてね。サッカーの戦術・戦略もやや古くさいという先入観がぬぐえない。それで、ベスト8が限度だろうと思っていたら、そのとおりになったんだ。イングランドは、ヒディング・クラスの監督を連れてこない限り、勝負強さが身につかないんじゃないかな。まずはスウェーデンに勝つことだね。スウェーデンに勝てないようだと、イタリアには永遠に勝てないよ。
N: フランスについては、どうお考えでしたか?
A: なにぶん予選で不調の極みだったでしょ。本大会に出られないんじゃないか、と不安視されていたわけだし、本大会の一次リーグでも、脱落寸前だったわけだから、まさかこんな快進撃をはじめるとは夢想だにしていなかった。恐れ入りました。
N: 先生は、イタリアが決勝で1-0でブラジルを下して優勝するものだと思っていたわけですよね。ほかにブラジルを倒せそうなチームを探すとすれば、どのチームがあげられますか?
A: だから、チェコさ。E組を2位で通過する可能性があったでしょ。コレルの負傷が響いてガーナに敗れてしまったけれど、コレルのいるチェコなら十分ブラジルを倒せたと思う。
N: イタリア対フランスの決勝戦の展望について、本音をお聞かせいただけませんか?
A: 総合力ではイタリアが優位に立っていると思うよ。マスコミの論評を読んでも、トルシェ以外はイタリア優位の下馬評だね。ただ、第3の基準、すなわちスーパースターの存在という条件に照らすならば、ジダンに匹敵する選手はイタリアにいない。
N: ブラジル戦にしても、下馬評では圧倒的にブラジル優位で、おそらくジダン最後の試合になるだろうと言われていましたからね。
A: わたしもそう書きました。だから、ゲームが始まってみないとわからないよ。ありきたりだけれども、ジダンの出来が勝敗を分けるだろうね。
N: できるだけ長い時間、ゲームを楽しみたいですね。
A: そう。PK戦は勘弁してもらいたいんだけれど、延長まで戦ってほしいね。120分間の余韻をしばらく味わっていたいんだ。 (続)

  1. 2006/07/09(日) 03:01:49|
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