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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

茅葺き風「杉板トチ葺き鉄板被覆屋根」の開発

 鳥取市倭文の加藤家住宅に係わる一連の研究助成として、財団法人日本住宅・木材技術センター(HOWTEC)による「中小住宅生産者による木造住宅生産体制の整備事業」に申請していた下記の研究事業が採択されました。

1.事業団体名 
   鳥取古民家修復プロジェクト委員会
   [鳥取環境大学浅川研究室+鳥取県木造住宅推進協議会]
   (事務局:鳥取環境大学浅川研究室)

2.事業名
   ローコストによる文化財古民家の修復マニュアル作成
  -地域産材を活用した茅葺き風「杉板トチ葺き鉄板被覆屋根」の開発を中心に-

3.事業の概要
 登録文化財として認可される鳥取市の加藤家住宅を対象に、ローコストで文化財古民家の修復・再生が可能な手法の開発を実践し、その成果をマニュアル化し公開しようとするものである。経費軽減にとって、とくに大きなウェイトを占めるのが「茅葺き」の工程であり、本研究では茅葺きを放棄し、地域産材によるトチ葺き下地の鉄板(トタン)屋根によって元「茅葺き」風の外観の継承をめざす。

4.事業費
 2,800,000円(うち半額弱をHOWTECが補助する)

 要するに、本研究は著しくコストの高い茅葺き屋根に代わり、茅葺き屋根風の外観を継承するあたらしい屋根構造として、「杉板トチ葺き鉄板被覆」屋根の開発をめざすものであります。これは、助成母体であるHOWTECが「地域産材の活用」を推進する財団であり、地産の杉板木片による軒付け(一般的に神社の銅板葺きの下地として多用される)を応用し、あくまで元茅葺きであることを意識させながら、加藤家の貧相な鉄板葺き屋根の意匠性を高めると同時に、鉄板と屋根裏板のあいだに中空部分を設けて断熱・防水の便を計ることを目的としています。さしあたって、原寸模型を製作する予定です。


  1. 2006/07/27(木) 02:19:36|
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asa

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