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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

田和山遺跡大型円形竪穴住居修正模型

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 松江市から、田和山の1/10模型の修正バージョンの写真が送られてきた。おもな修正点は、
 1)母屋と垂木の木割
 2)腰屋根を急勾配に修正
 3)追いサス
  ・梁ではなく、母屋に追いサスを載せることにより、
   周提との接地点を外側に出した。
 4)入口を外側にのばす
 5)側窓
  ・側窓の垂木を架ける位置を、一段上のモヤにあげる。
などである。じつに良い形になってきている。田和山は昨年の大型掘立柱建物の建設から、工事が非常にスムーズで、出来映えも良好。山頂から宍道湖をみる風景の質が、あきらかに向上した。今年も、いまのところ、安心してみていられる。

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 現状では、復元建物のレベルにおいて、田和山は妻木晩田に大きく水をあけつつあるのだが、一方の妻木晩田といえば、送付されてきた第7回弥生文化シンポジウムのチラシをみて、また驚いた。わたしやハマダバダらが懸命に作った復元住居を、勝手に修復し、土屋根の土部分をどんどん狭めていっているのである。ようするに土は周堤の近辺にしか残らないようにしているのだが、じつはこの部分にいちばん水が溜まることにかれらは気づいていない。しかも、おそらく土屋根部分の下地に十分な防水処理をしていないから、またおなじ修復を繰り返すことになるだろう。
 こういう修復(おそらく昨年度おこなわれたものだ)を、設計指導をしてきた研究者に断りもなく、独断でおこなっているのはなぜだろうか。自分たちで完璧な修復ができると思っているからだろうか。こういう修復を勝手にやって
  「土屋根住居は困ったものだ」
という偏見を抱いているからこそ、遺跡上に建てるガイダンス施設や覆屋までコンクリートで作りたくなるわけだ。
 一緒に仕事ができるはずはない。
  1. 2006/08/03(木) 22:30:55|
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夏休みのゼミ

 2日は午後3時に臨時のゼミを招集した。予想どおり、集まりは悪かった。わたしは、今日もビアンキで出動し、午後2時56分に演習室に入ったが、だれもいない。部屋をでて教授室に戻ろうとすると、チャックがあらわれた。
 それからしばらくして、演習室に顔を出すが、人数は2~3人。困ったものだと思いつつ、仕方がないから、教授室に戻ってメール仕事などして演習室に戻ったら、ようやく7~8人の学生が集まっていた。
 学生を集めた理由は何か。先月25日の加藤家におけるプロジェクト研究発表会と打ち上げで、学生たちは完全に一息ついてしまうか、試験期間に突入するかのどちらかであった。わたしは、翌日の教授会と鳥取城石垣委員会の直後に奈良に戻った。奈良に戻ってからも、毎日のように、4年生にメールを送り続けていた。かれらの卒業研究題目を修正するとともに、夏休みにおける調査研究のスケジュール作りを急がせるメールであった。
 臨時ゼミでは、一人ずつ、調査研究の進捗状況を報告してもらった。ほとんどみんな何もやっていない。それがよくわかった。だから、番頭の某大学院生=ホカノを叱った。番頭が番頭たり得ていない。各4年生には自分の持ち分野があるのだが、番頭は加藤家も尾崎家も倉吉アーケードも置水屋もすべてに目を配らなければいけない。その夏休みの活動計画を、4年生とともに作るのが番頭の役割だ、と言ってホカノを叱った。
 今日はこういう日なのである。夏休みになって、ほっとしている気持ちを引き締めないといけない。
  「3年生は最後の夏休みを楽しんだらいいよ。しかし、4年生に夏休みはない」
就職活動と卒業研究のデータ集めで飛び回るだけ。動くしかない。だから気合いを注入しないといけない。そういう役割をもつゼミであった。
 それと、8月5日にオープンキャンパスを控えている。わたしは進学指導相談コーナーに10時から16時まで縛りつけられるから、学生諸君に「茶室」公開の実務を依頼した。幹事はまたしてもチャック。茶立ては茶道部副部長のヨリ君がやるというのでありがたいが、和服を着た♂をみても、来客は嬉しくないだろうから、ゼミの女子たちに土下座してお茶立て役を依頼した。なお、「浴衣、着て来ない?」と聞くと、「もってません」か「実家にあります」としか答えてくれない。嘘つきは泥棒の始まりなんだよ、みんな持ってるくせに。

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 3日は倭文の加藤家で、木推協との打ち合わせをおこなった。最も情報伝達の遅れた地元の東部支部に対して、できるだけ詳しく、ことの経緯を伝えてご理解を得るのが目的である。一定のご理解をいただけたと確信しているが、仕事の難しさについては、なんども釘を刺された。しかし、方針と実務の体制はほぼ固まった。長尾東部支部長のご理解とアドバイス、これまでおつきあい続けてくださっている倉恒さんと砂田さんのおかげである。ともかく、やるしかない。失敗したら、全責任をわたしが負うだけだ。
 夕方、戻ったら、演習室では3・4年生が加藤家模型作りの仕上げをしていた。昨夜から再開された作業で、垂木風のオイザスを取り付け、隅の納まりを確認している。いま、ホカノにアイスクリームを買ってくるよう命じたところ。
 この模型は、1・2年生の力作パネルとともに、5・6日のオープンキャンパスで終日展示される。場所は、情報メディアセンターのギャラリーです。

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  1. 2006/08/03(木) 22:02:40|
  2. 研究室|
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asa

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