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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

茅葺き風鉄板葺き屋根の設計活動録(XV)

屋根の構造も次第に固まってきています。今回は今までの資料を基に大体の材積を計算してみました。
屋根の叉首兼垂木から防水ルーフィング下の縦板までの部材の材積は、約27立方メートル。ロフト床の大引・根太・床板の材積は、約4立方メートル。合計で約31立方メートルです。一つの塊で表すとおおよそ6m×5m×1メートルの大きさです。
この値は実際より多めに出してあります。



  1. 2006/09/17(日) 19:56:18|
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風車の理論

もうばらしちゃってもいいだろうから、ばらしてしまうと、先日おこなわれたAO入試の小論文試験(環境デザイン学科)では、風力発電の風車を問題としてとりあげた。
 自然の力を利用したエネルギーが重要であるのはいうまでもない。だから、風力発電そのものを否定するような解答を期待しているわけでは決してない。しかし、その一方で、風車の設置場所には検討の余地がある。たとえば、大学の窓外にみえる3台の風車は、山のてっぺんにその雄姿を誇示しているが、今日は微動だにしていない。風が強いであろうと推定される場所に風車を設置しても、プロペラがまわらないなら、数億円の投資額にみあうエネルギーが回収されているのかどうか不安になる。どこかの自治体では、すでに設置場所を変えた例も出ているはずだ。
 なにより景観が悪化した。山頂とか海辺のような風の強いエリアは、「故郷の風景」を代表するランドスケープ・ゾーンでもある。風光明媚な名勝地である場合が少なくない。こういう場所に、スターウォーズの兵器のような大型の風車を林立させるものだから、元の景色は台無し。たしか、この現象については、以前にも「環境ファシズムによる景観破壊」という発言をしたことがある。景観破壊は文化破壊にほかならない。
 ところで、風車といえば、オランダではないか。オランダの風車はお花畑の中に林立しているが、田園景観を破壊するどころか、田園景観を際だたせて新しい「風景」を作りだしている。日本の風車も、こうならなければいけない。まずは、設置場所を慎重に検討し、景観を保全すべきエリアに風車を建設すべきではない。つぎに、風車そのもののデザインを工夫しなければならない。木質構造の風合いなり色調を用いるなどして、周辺の緑地景観に融け込み、周辺の景観を際だたせるような意匠的配慮を施す必要があるだろう。

 20060917143506.jpg


 ところでところで、風車と言えば、ビル・ロビンソンの「人間風車」をただちに思い出す。残念ながら、ヘーシンクやルスカと違ってオランダ人ではないが、同じヨーロッパ系の英国人プロレスラーである。カール・ゴッチ(ドイツ系アメリカ人)の教えを受けた正統派のレスラーで、ゴッチやテーズから見れば、子どもの世代である。同世代の強豪と言えば、アントニオ猪木とドリー・ファンクJr.がまず頭に浮かぶ。ビル・ロビンソンの得意技ダブルアーム・スープレックスは、「人間風車」と愛称された。相手をお辞儀させた状態(相手の頭が下腹部にあたるぐらい低く下げる)で、両腕の外側から腕を差し込み、後方に体をそらせて投げ捨てる。相手は空中を大きく一回転し、腰からリングに落ちていく。この姿が「風車」に似ている。日本では、ジャンボ鶴田と前田日明も得意技とした。
 風車と言えば、アントニオ猪木の「風車の理論」も忘れることができない。猪木が第1次UWFを迎えて対抗戦をおこなった際、藤原喜明に何度も関節技を決められるのに、決してギブアップしなかった。昨今の「プライド」を見ていればあきらかなように、腕ひしぎ逆十時固めが決まると、その技を受けた選手はただちにギブアップするし、アキレス腱固めやヒールホールドを我慢していると、小川直也のように、足の骨を折ってしまう。しかるに、猪木は絶対にギブアップしなかった。
 猪木は、自分の関節を「ルースジョイント」だと豪語した。関節技を決められても、関節が軟らかいから、技が完全に決まらない。技を決められた時は、その技に逆らわないようにする。風に流される「風車」のように技に身を任せる。こうすれば、関節技も怖くない。いわば、
  「風車の理論」
だと猪木は言った。海にたゆたう昆布のような生き方をしていれば、どんなパンチをくらっても堪えない。流れに任せた人生を送るのがよい、とでも言いたげだ。
 あのころ、猪木は凄い、と思っていた。しかし、今はだれもが知っている。プロレスの関節技がインチキであることを。みんな本気で締め上げていない。本気で締め上げたら骨が砕けてしまうことをレスラーは知っている。だから、締めたような演技をして、力を緩めている。
 猪木も役者だが、猪木と戦った藤原の演技が上手かったのだ。締めても締めても、猪木は平然としている。藤原はどうしたらいいのか、困惑するばかり。その困った顔にだまされた。もう一締めすれば骨は砕けて終わってしまうのに、それができない。本気で締めたら、ギャラがもらえない。損害賠償請求されて、UWFも潰れてしまうだろう(実際に潰れてしまったが)。藤原は困った顔をしたまま、技をはずしてしまい、逆襲をくらってマットに散った。
 すべては芝居なんだ。





  1. 2006/09/17(日) 14:24:10|
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asa

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