
雨は屋根にはねて大きな音を立て、冷たい風は一目散に吹き抜ける。
そんな場所での作業を余儀なくされた水屋班のどちらかと言うと
夏のほうが好きな男です。
さ、寒い!寒いよ~!なんて言わなくても百も承知なのは僕たちも知っている。
だけど、黙ってらんないほどの寒さってあるでしょう?今日はその日と呼んでいい。
冬は、早く雪を降らさんとばかりに必死になっているようだが、
こっちはこっちで必死なんです。
もう残りわずかなんです。タイムリミットが!!
黙っていても喋っていても、火起こしをしてても時計は回る。
僕達は作業を進めます。
まずは、2006年の忘れ物の間仕切り(と呼んでいいのか)
を完成させた。その後、水屋の流し(これもそう呼んでいいのか)にとりかかった。

ここで休憩だ。
みんな火をくべろ~!じゃがいもを焼け~!
そして食べろ~!!あ、バターもあるからそれ使っていいよ。
こんな幸せなひとときはない。僕達は、ここぞとばかりに
現実逃避、目の前のジャガイモを白目むいて、むさぼり食っていた。
しかし楽しい時間は早く過ぎてしまうもの。すぐに作業が再開された。
竹で作ったすのこと板を張り合わせた流しは、なんだかモダン風水屋の完成を予感させた。
残るは、違い棚とすだれだ。いずれも竹を一部、または全体に使用している。
僕たちの必須アイテムなんです。
「竹を制するものは水屋を制す!!」
と、まぁ名言が飛び出したところで今日はおひらきでございます。
ご清聴ありがとうございました~! (デザイン学科2年 水屋大好きっこ)
- 2007/01/11(木) 23:50:00|
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ついにこの日がやってきた。
我々が製作したイロリを加藤家の床に戻すため加藤家からお呼びがかかったのだ。暑い夏の日に汗とホコリにまみれになりながら
イロリの石を組んだことを懐かしく思う。
改修された加藤家のイロリの間の大引きや根太は、大工の方々によってすばらしく良い具合になっていた。イロリの石は
鳥取城の石垣の余材をいただいたので幅が大きく通常の大引の間隔には入らない。大工さんたちのおかげで作業は楽に進んだ。大変感謝である。と思いきや、やはりイロリの石たちは重い。雨が降る寒い夕方にも限らず汗をかいた。床の沈下が修正されたためイロリの框の位置がかなり高くなっており、イロリの石のレベルを上げるのとツラをあわせるのにはとても苦労した。予想では1時間で終わると思っていたが、気がつけば2時間半も作業に没頭していた。
イロリが組み終わった頃には外はすでに真っ暗になっていた。このイロリで再び火を焚き皆で囲うのも、そう遠くはない。(Mr.エアポート)

- 2007/01/11(木) 23:40:51|
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一昨日(9日)、まる20日ぶりに加藤家を訪れた。門前には大きな注連飾り。大工さんたちの仕事始めであった。ロフトにあがると、すでに大半の部分に斜めの杉板天井が張ってある。じつにいい感じになってきた。大工さんからは、角の収まりについて質問をうけたが、実際に隅木として使われているサスをみると、あまりに細いので、隅はすべて新材に差し替え、旧隅サスは他の部分のサスに転用することにした。


そして、今日(11日)は新年初のプロジェクト研究2&4。発表会を23日(火)に控えて、残す演習は2回となった。発表会兼打ち上げでは、どうしても囲炉裏を使いたいので、今日は水屋班からMr.エアポートを借りてきて、床下の側石(鳥取城跡石垣の余材)を据え付けることになった。これが大変な作業・・・もちろん
解体時には石に番付けしているので、そう手間取らないだろう、と思っていた。ところが、よくよく考えていると、ジャッキアップによって柱は垂直になり、床は水平に修正されている。囲炉裏の解体前よりも床が高くなっているのである。この微修正が難しい。根石には高速道路の工事現場で頂戴してきた破砕石を使ったのだが、1~2㎝の微調整にはあまり向いていないことがあきらかになった。
Mr.エアポート、けんぼー、O君1号の3人が賢明に水平レベルを調整するが、予定の1コマ(4限)を終わっても作業は終了せず、午後5時すぎにようやく石を据え終わったのだが、そこで大工さんにみてもらうと、天井の煙抜きと位置がずれていることが判明。わたしは大学院の授業があるから、Mr.エアポートを車にのせて水屋班のもとに帰っていったのだが、残されたけんぼーとO君1号は果たして
据え直しに成功したのだろうか。
一方、水屋班は水屋班で、リーダーを囲炉裏班にもっていかれたのが影響して、作業があまり進んでおらず、帰ってきたMr.エアポートはご機嫌斜め・・・なんとわたしが仲裁役になったりなんかしちゃって、・・・さきほど大学院の授業が終わって心配になったものだから、電話したら、まだ作業やってるという。いや、なかなか大変な一日になってしまった。
みなさん、申し訳ない!
再び芋焼き(・ω・)! 前回のお芋をA先生がお気に召したようで今日もお芋だった。火起こし達人ダブルS先輩がいなかったので火起こしに大苦戦!見かねた先生が火を起こしてくれました。バターチューブにプラス塩も加わり、お芋は好評でした。ウマス(・ω・)
屋根裏に行ったけど床板が張ってあり、叉首(さす)も張られていて綺麗になっていた。コテージっぽかった。こんないい部屋に先生は住むつもりなんだと思うとジェラシーヽ(O゜皿゜O)ノ
男子は囲炉裏製作の石運びと組み立てで肉体労働が大変そうだった。お芋をエネルギーに変え頑張っていました(・ω・)そんな彼らを置き去りにして先に帰ってしまい・・・ お疲れ様です!!
わたしたちもこれからプロ研のパネル製作頑張ります。(本日お芋班一同)

↑バーベキュー焜炉で芋を焼く女たち
[年初の加藤家修復工事]の続きを読む
- 2007/01/11(木) 23:25:17|
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