
卒業研究展(
卒展)がはじまった。昨日は大変だったらしい。なにが大変かと言って、加藤家
屋根原寸模型の搬入が大変なんだ。学生が15人がかりで梨花ホールに運び込み、予定位置に展示したとのこと。けが人が出てもおかしくないぐらい大変な作業であったという。関係者一同、搬出のことで、今から頭を悩まされている。
今年度の卒業研究は2:1の割合で卒業制作に偏向している。換言するならば、卒業論文の数が少ないのだが、残念なことに、論文の質についても首をかしげざるをえない状況だ。まだ、完全に論文に目を通したわけではないが、パネルの出来からして相当問題がある。デザイン学科の卒業生としては、あまりにも低いレベルの紙面デザインが少なくなく、中にはパネルそのものがない卒論まであって、これでは一般市民に公開する意味がないように思われた。1・
2期生からあきらかにレベルダウンした現実を見逃すわけにはいかない。もちろん1・2期生と同レベルを維持し、よいパネル展示をしている学生もいないわけではないのだが。

午後から一度「卒展」の会場をざっとみて、加藤家に移動した。Mr.エアポートの笑顔のお迎え。今年度の工事も、最終の最終段階を迎えている。背面側の素屋根が外され始めたのである。ロフトは養生のコンパネが外されて、床板が露出し、越屋根と妻飾りも完成した。とりわけお寺の庫裏のような妻飾りに驚かされた。

大学に戻って、まもなく学科会議。一般入試Bの判定と卒業判定。けっこう長引いた。そして再び県民文化会館へ。2階で卒展のオープニング・パーティなんだが、うちのゼミの学生はほとんどいない。2期生とは全然ちがう。学年によってムードがこんなにも違うものか、と感じながら、まもなく1階におりて、また作品をみてまわった。評価は「制作」のほうが難しい。おそらく多くの教員が投票するだろうと思われる作品が二つあったが、あとはドングリの背比べで、今日はまだ○をつけるのを控えた。
明日、もう一度足を運んでみよう。

↓倉吉の「看板建築」(左)とその復原・修景後の姿(右)=秘密のアッコちゃん作=

↑2006年8月21日のブログ「
仮面の裏側」をご参照ください。ハンカチ王子が甲子園で優勝した日のことです。あの落ちるスライダーに手を出すだけぇなぁぁぁ・・・
- 2007/02/28(水) 23:44:24|
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