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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

観光地としての水上集落 -越南浮游 part2(Ⅱ)

 3月22日、行程3日目のハノイは雨だった。なんとも天候には恵まれないのかと思いつつ外に出ると、バイクに乗る人々の格好は普段と変わらないか、雨合羽を羽織った姿で通りを往来していた。ただし、この時期は大雨にはならないらしく、通りを歩いてみても不自由はしなかった。
 今日はハロン湾のデイリーツアーを利用し、ハロン市への移動とハロン湾のクルージングを予定としており、8時にツアー会社に集合し、9時頃にハノイ市を出発した。マイクロバスに乗って移動し、ハロン市まではおおよそ3時間を要した。陸上にある大きな2つの奇峰に迎えられて、ハロン湾に近づいていることを知らせてくれる。そして、昼ごろにハロン市バイチャイの南西端にあるクルーズ船乗り場に着いた。雨は降らないものの、空は雲で覆われて霧がかかり、視界は約7km先の大橋が霞んで見えるくらい悪かった。
 クルージングはティエンクン洞のあるタウゴー島(D Dau Go)を周回する4時間のコースで、出港すると進路を南にとる。まずは、タウゴー島の北岸にある世界遺産のマークを配した看板が迎えてくれる。その後、島を反時計周りに進み、島の西岸に形成された水上集落に立ち寄る。この水上集落はクルージングコースに取り込まれており、筏住居以上の数のクルーズ船が通過し、停泊する。乗船した船は村の入り口にある筏住居に横付けし、停泊する。そして、同村内には水上洞窟が存在しており、洞窟に近い筏住居に船を停泊させ、見学希望者を案内する。水上集落を後にすると、闘鶏島(Hong Ga Choi)という、二つの奇岩からなる島があらわれた。ハロン湾を象徴する島であるという。その後、進路を北に移してティエンクン洞を目指す。同位置にはダウゴー洞もあり、これらの二つの鍾乳洞は最もポピュラーな見所とされている。このティエンクン洞内は、足場が整備されており、色とりどりにライトアップされている。多少、過剰装飾のようにみえてしまう箇所があるものの、それらは洞内を理解するために役立っているようではある。ガイドさんの話によれば、昔はティエンクン洞前の湾にも水上集落が築かれていたという、しかし、世界遺産への登録を境に、政府によって立ち退き政策がおこなわれ、一部の漁民に裕福な層ができたそうだ。以上のコースを辿ったのちにクルーズ船は乗り場へと帰港した。

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↑タウゴー島西岸の水上集落 ↓ティエンクン洞内 
halong_0322_145031.jpg


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  1. 2007/03/26(月) 23:32:16|
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本家魯班13世

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