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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

「地域生活文化論」オリエンテーション

 「地域生活文化論」講義がスタートした。昨年度はじつに160名の履修登録をみたマンモス授業だったが、今年は一昨年までの環境デザイン学科主体の講義に戻った。もちろん環境政策学科の3・4年生も履修可能なのだが、今日のオリエンテーションを受講した政策学科学生は10名にみたない。昨年は政策学科の学生だけで80名いたんだから、いや大変でした。
 講義の構成も少し変えた。昨年まではオリエンテーションのあとに「住居の始原」という話題をもってきていたのだが、それは「建築と都市の歴史」講義の第2回「人類と住居の起源」とかなり内容が似ているので、今回はいきなり「民族建築の射程と方法」からスタートした(昨年までは第2講義)。昨日の「鳥取学」でもそうなんだが、オリエンテーションには小難しい理論的な話題をもってくるのがわたしのやり方でして、これには、かなりの学生がたまげたみたいだ。みんなシーンとして聞いていたが、「理解度チェック」(授業内レポート)の「感想・意見」の項を読むと、「難しい」という感想が少なくない。たしかに、難しいでしょうね。もともと4年前期のために用意した講義だったのだが、2期生に評判がよく、3年生も受講できるようにすべきだという意見があって、昨年から3年生も受講できるようにしたのだが、いまの講義内容はやはり4年生向きかもしれない。ともかく、難しい問題をわかりやすく話すのが教員の務めだから、来年度はまた話し方を考えなおさなきゃならないな。
 ただ、頭と心に響いた学生もいたようである。自分たちの生きている時代の「意識」、わたしが民族建築の分野にのめりこんでいった理由、文化としての建築を解読するための「言語」「分類」「認識」の問題、多民族社会の都市民・文明人としての「漢族」の位置づけ等等。
 分かってほしいな。
 来週からはずっと具体的な話になります。

 今年度のラインナップは以下のとおり、1回では短すぎた最終講義「日本民家の座標」を2回に分けた。
 先にも述べたように、この「地域生活文化論」講義は2期生(4年生)に評判が良かった(はずだ)。本にすべきだという大学院生もいた。それが昨年から少しずつ変わってきている。5期生諸君には、なんとかついてきてもらいたい。

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第1講: オリエンテーション-民族建築の方法と射程
第2講: 漢族建築の文法-「四合院」の成立と持続
第3講: 文明と生態のはざまで-江南漢族の水郷民居を中心に
第4講: カマド神と住空間の象徴論
第5講: 園林都市 蘇州
第6講: 稲作と高床の民-西南中国から東南アジアへ
第7講: 狩人の住まい-アムール流域のツングース
第8講: オンドルと茅葺屋根の家-中国黒龍江省の朝鮮族
第9講: 雲南に流れこんだ北方文化-遊牧民の南下と定住
第10講: 舟に住む-東方アジアの水上居民
第11講: 海に生きる-ミクロネシアの分棟型住居
第12講: 離島の建築-日本列島の周縁
第13講: 日本民家の座標(Ⅰ)
第14講: 日本民家の座標(Ⅱ)


  1. 2007/04/12(木) 18:44:00|
  2. 講演・研究会|
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asa

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