今日も吹田の病院に行った。やはり奈良からは結構時間がかかる。高速代も馬鹿にならない。病院にいる時間はだいたい3時間弱だから、往復に要する時間とおなじぐらいだ。昨日は1週間の具合を聞くのに終始したが、今日は病室でおしゃべりしながら、レポートの採点をした。とりあえず「鳥取学」の150枚が片づいた。結局、今年の履修者は180名を超えている。講師のみなさんは大変でしょうが、採点のほうもよろしくお願いします。
患者は順調。木曜日のカテーテル検査が終わったら、一日でも早く退院したい様子。わたしのほうは28日(土)の「古民家の匠」の会が終わらなければ帰ってこれないので、ひょっとすると娘と二人でさっさと帰宅することになるかもしれない。
主婦とばあちゃんの消えた自宅はシーンとしている。娘はゼミで山登りだからと言って京都に泊まり、息子は塾の自習室で友達と受験勉強。深夜のリビングにはだれも居ない。いや、
デブがいた。猫のデブ。じつはDVD『タカダワタル的』に出てくる高田家の猫が、うちのデブにそっくり。ほんと瓜二つなんです。さいきん
デブはいつでもDVDプレーヤーの脇にもぐりこんでいるから、そのままDVDを経由してテレビの画面に入っていったのかと思ったぐらいだ。
ところで、猫と言えば、遠藤賢司だわね。鳥取からの帰路、遠藤賢司の『満足できるかな』(1971)を聞いていた。これも懐かしいアルバムだが、いつものとおり、中古品を安く取り寄せた。『満足できるかな』という作品は、音楽的な質の高さでは群を抜いていると思う(70年代フォークのなかでは)。ただ、どうも歌詞が凡庸なんだな。モチーフは「君」と「猫」のことばかり。「君」とはウラタさんという彼女で、「猫」の名は「寝図美(ねずみ)」という。その寝図美ちゃんという猫が太平洋をみて驚いたと歌う「寝図美よこれが太平洋だ」は、ウクレレを駆使したはジャグバンド風の名作。バックには、ご存知「はっぴぃえんど」の面々が名を連ねる。このレベルなら、うちのゼミでも、頑張れば歌えるようになるかもしれない(ただし、わたし以外にもう一人楽器のできる人材が必要だな・・・ベースとギターの持ち替えができる人がいちばん良いかな??)
今日の往来では、ジョン・ウィリアムスを聞いていた。クラシック・ギターの大家で、若い頃の作品だが、一音一音が鮮明に耳に響いてくる。本物は違います。
- 2007/04/22(日) 23:24:46|
- 音楽|
-
トラックバック:0|
-
コメント:2