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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

最後の補足調査 -校了間近

 報告書の校正を進めると、アングルや写りの悪い写真があることに気付く。また、入稿時には写真が手に入らず、その写真を掲載する位置にダミーをはめ込んで対処したりする。勿論、そんな状態のままでは校了できない。
 そこで今日は足りない写真を撮りに出かけた。湯梨浜町の尾崎家住宅と吉田享二が設計計に関わったとされる三朝の温泉旅館「後楽」である。
 じつは、もう一つ目的があった。同行したハルさんが「倉吉の本町通り商店街」報告書のゲラを倉吉の印刷会社にお渡しすることであり、そのついでアーケードの撤去作業の撮影もすることにした。

 まず尾崎家住宅を訪れた。早速、ブツマ外観の写真撮影。あとでコーヒーをご馳走になりなが、「校正にもう少し時間が掛かりそうです」とお伝えした。それから「安楽寺山門」と「宇野集落」についても撮影した。屋外にでると、「これぞ、夏」といえる青空と樹々の緑がとても気持ちよく感じる一方で、太陽の眩しさに目を細めてしまった。

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<↑(左):尾崎家ブツマ外観 ↑(右):宇野集落(旧国道9号筋)>

 湯梨浜町での撮影を終えて倉吉へ移動。本町通りに着くと、トラック、クレーン越しにアーケードの天蓋が見えた。アーケードは東(重伝建地区)側から徐々に解体されて高田酒造あたりまでの天蓋が消えていた。解体はクレーンとガスバーナーを使って進められており、特に天蓋をクレーンで吊るして梁から外す工事はなかなか見物である。このままいけば、アーケードの撤去は8月末までに終わるらしい。その様子をハルさんがデジタル1眼レフカメラを使って撮影していった。撮影した画像はすぐさまCDにまとめて印刷所へ向かい、ゲラとデータをお渡した。

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<↑(左):アーケード撤去後の本町通り商店街 ↑(右):撤去工事>

 最後に、三朝の温泉旅館「後楽」を訪れ、外観とロビーの写真を撮らせていただいた。『週間新潮 43』(平成14年11月14日号)に紹介された堀口捨巳の作品(昭和29年竣工)で、この建築に惹かれて訪れる人は少なくないと聞く。もともとの設計は吉田で、没後、堀口が引き継いだ(『新建築』1955年6月号)。ただし、吉田が「後楽」の設計に関わっていたことを知る従業員はいないとの説明をいただいた。建物は鳥取市宮谷の旧徳田家のケヤキ造りの建物を移築し、一部を増築。旧宴会場、ハナレは現存していないが、旧大広間(ロビー)の柱と梁、旧客室(従業員室)が保存されている。ロビーの柱に残るホゾ穴に朱塗りを施している。(某大学院生)

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<↑(左):「後楽」外観 ↑(右):「後楽」ロビー>



  1. 2007/08/08(水) 23:52:41|
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asa

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