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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

チャックの青谷問答記(Ⅱ)

-青谷上寺地遺跡発掘調査公開中!

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 慌しくも充実した1日だった。

 今日はベトナムへの海外調査出発日。昨年は送られる側だったが、今回は送る側。サンジョン・タパは鳥取でお留守番である。午前10時40分のバスで旅立つメンバーを車に乗せ、鳥取バスターミナルへ。A教授を除く鳥取からの出発組の集合写真を撮り、私と同じく見送りの部長はターミナルを後にした。
 部長を学校まで送り届け、私はひとり青谷へと向かった。目的は、現在発掘調査のおこなわれている青谷上寺地遺跡の展示館と発掘現場見学である。遺跡の発掘調査は8月1日から始まっており、一般公開は8月2日から調査終了(10月中旬予定)まで。詳しくは下記URLを参照していただきたい↓
http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=66524

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 大学から車で約40分のところに展示館はある。隣には「あおやようこそ館」があり、地元の特産品や遺跡Tシャツなどを販売している。そこには帰りに入るとして、まずは展示館に入った。以前にも一度来たことがあるが、その時はまだ青谷上寺地遺跡をテーマに卒業論文を書くかどうか迷っていた時で、そこまで詳しくは見ていなかった。しかし今日は違う。6分間の遺跡紹介ビデオを食い入るように見、また写真の撮影許可を得て建築部材を中心に撮った。何かを学び取ろうとする意識があると、すべてが違って見えてくる。1時間をかけてゆっくりとまわり、最後に事務所の方々にあいさつをした。気さくに話を聞いてくださり、また、発掘現場への行き方を丁寧に教えていただいた。
 展示館から歩いて15分ほどのところ(実際は近くまで車で行ったのだが)、青谷羽合道路(山陰道)の高架下に発掘現場はある。夏の暑い日差しの中、今日は鳥取県埋蔵文化財センターの方2名と非常勤職員の方8名、研修中の学校の先生方2名の計12名が発掘作業をしていた。応対していただいたのは、8月10日の出土部材検討会でもお会いしたMさん。発掘調査の目的、現状を丁寧に教えていただいた。

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 今回の調査は、山陰道国道調査区1区で発見された護岸(溝)の跡の延長を追うものであり、遺跡中心域南側の区画(構造)を明らかにするためにおこなわれている。発掘調査は、調査地を長方形に区切り、段掘り(階段のように段差をつけて掘ること)で掘削されている。2段目まではユンボで、それ以降は手作業で目指す時代の地層へと掘り進んでゆく。作業で出た不要な土は、ベルトコンベアーによって調査地の外へ出される。現在は律令期(6世紀後半)の水田跡と思われる地層まで発掘が進んでいる。排水のために発掘面の左右には排水溝が設けられているが、取り除かれた土からはすでに多くの土器片が出ている。また、別の場所から出てきた杭が、全盛期における護岸の存在を垣間見せている。

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 護岸に使われている建築物の転用材が見られるようになるのは、あと1ヶ月先になるのではとMさんはおっしゃっていた。私は初めて見る発掘現場の光景、また発掘したての骨や鹿の角、土器に夢中でレンズを向けた。
興奮も落ち着いたので、皆さんにあいさつをしてその場を後にした。

 お忙しい中、質問等のお時間をいただきありがとうございました。今後とも、よろしくお願いいたします。

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  1. 2007/08/21(火) 22:35:55|
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隔靴掻痒

 ここ数日、トイレの壁に吊されている4文字熟語は「隔靴掻痒(かっかそうよう)」。革靴の上から足の先の痒いところを掻いても、痒いところに手はとどかない。転じて、ものごとが思うように進まなかったり、肝心のところに触れなかったりしてもどかしいこと。

 山下楽器から受け取った『カルカッシ 25のエチュード』に、ようやく手をつけました。マテオ・カルカッシは19世紀前半に活躍したギタリストで、作品59番と記された『カルカッシ・ギター教則本』とその続編である作品60番『25の練習曲』という二つのエチュードがあまりにも有名です。要するに、ギター版のバイエルですね。 
 50にしてバイエルか。男は辛いね・・・
 25エチュードの№1を開いてみました。もちろんタブ譜なんかついてないですが、弾けますね、これは。弾けば弾くほどシンプルで美しく、短時間で10回ばかり弾いて気をよくしていたんです。それで、№2に進んだんですが、ここでいきなり挫折。トレモロのような運指がでてきて、こりゃ大変だ、どうやって弾くんだろうと譜面をよくみれば、音譜の真上にpimamamaの記号がついている。
 そうか、これが4フィンガーだ。右手の略表記なんですね。もちろんスペイン語のイニシャルです。以下、スペイン語、(英語)、日本語の順に示します。

   p  pulgar(thumb)  親指
   i   indice(index) 人差し指
   m  medio(middle)  中指
   a  anular (ring)  薬指

 №2はpimamamaを繰り返す練習曲なんですが、mamamaの反復がとても辛い。ジャズギターでは4音コードが基本ですから、ふだんから4本の指を使っているつもりなのだけれど、こうして譜面の規則に従って弾いてみると、薬指がほとんど使えないことに気づきます。mamamaを何度も繰り返していると、肘の内側の筋肉が痛くなってくるんです。ふだん使っていない筋肉を使っている証拠ですね。要するに、いつもは3フィンガーが基本で、稀にしか薬指を使っていないんですよ。
 それで、弾けたはずの№1に戻ってみたんです。もちろん右手の記号がついてます。こちらはpamimimiの反復で、pimamamaよりも弾きやすいんですが、やはりうまくいきません。自由に弾けば弾ける曲なのに、右手の「基礎」に倣うとさっぱり動かなくなってしまって、しばし放心状態。ふつう我われの感覚では、4~6弦は親指、1~3弦を残りの3本でカバーするんですが、このエチュードの表記に従うと、4~6弦もpamimimi、すなわち4フィンガーで弾くことになっているんですね。これを克服するには相当の時間が必要です。いや、ショック!
 
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  1. 2007/08/21(火) 00:13:58|
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asa

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