
報告書
3冊シリーズの第2弾が倉吉のY印刷より届きました!
『ふるきかぜ あたらしきかぜ―倉吉本町通りアーケード商店街の町並み分析と再生計画―』 。倉吉教育委員会が浅川研究室へ委託した「建造物緊急調査(伝建事前調査)」に係わる成果報告書です。本報告書の原本は、森川佳央里さん(3期生)の卒業論文「倉吉本町通りアーケード商店街の町並み分析と再生計画」です。また、カラーグラビアには、吉村明子さんの卒業制作「ふるきかぜ あたらしきかぜ ―倉吉本町通り<看板建築>の復原と再生―」が含まれています。
以下が目次↓

tomatoとハルで、本報告書の編集作業に携わらさせていただきました。tomatoさんが情報収集やデータの修正をしつつ編集作業を進め、私は表紙の制作に時間を費やしてしまいました。前期がはじまってから9月までの間、この報告書にかかわっていたことになるのですが、編集作業をしている時はゆっくりと調査の日々を思い返すことも無く、焦っていてばかりでした。しかし今日、完成した報告書を手に取って、やっと昨年の夏休みに森川さんと吉村さんの後について一軒一軒商店街を訪ねたことを思い出しました。
調査では商店街のひとたちと話す機会が何度かありました。そのとき私は「どの人もみなアーケードや町並みに対して何かしら思いがあるのだなあ・・・」なんてとぼけた感想を持ちました。時が経ち、町が変化していくのは私には止めることもできないし、どうすべきなのかもよくわかりません。ただ、私の実家(沖縄)の周りでも、サトウキビ畑がなくなっていったことや、幼いころ遊び場にしていた広場にマンションが建ったこと、大きな道路ができてコンビニが2つできたことをおもうと、4、5年の間にこんなにも町が変わっていくのだという実感はあります。
あらためてこの報告書を読んで、ものごとの現状を見つめなおしたいという気持ちがいっそう高まりました。(ハル)
- 2007/10/28(日) 00:19:51|
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