久しぶりにギターのレッスンをうけてきました。ほぼ1ヶ月前、先生から「
バッハのニ短調とニ長調やっといてください」と言われたわたしは、もっているクラシックギターのスコアを全部調べ、さらに1冊バッハ専用の楽譜を買ったんです。
「ニ長調」のほうが「無伴奏チェロ組曲第1番から プレリュード」であることはすぐわかったんですが、ニ短調のほうはどの曲なんだか分からない。ニ長調のほうはあまりにも有名な曲らしく、どの楽譜集にも含まれているんです。わたしはいけないことと知りながら、タブ譜のついている斉藤松男(編)『クラシックギターのしらべ 情熱のスタンダード編』収録のスコアを選択し、この3週間ばかりずっと練習してました。これが結構難しい。ベース音のクリシェなんか連続したりして、なんで無伴奏チェロの曲にこんなベースの展開があるのだろうか、などと訝しく思いながらも、付属のCDで聞く演奏は他の練習曲を圧して素晴らしく、やる気がどんどん湧いてきて、そこそこ弾けるようになったんですね。ゆっくりでなく、結構なスピードで弾けるようになっていたのです。
ところが、レッスンが始まったとたん、先生はおっしゃる。
「あれ、おかしいな、編曲が違うんだな・・・、こういうベースの音は要りません。バッハがね、余計なことするなって言うと思いますよ。」
えっ、そんなバナナ。で、もう1冊もっていた阿部保夫・阿部恭士(編)『バッハ名曲選集』に目をやられ、
「こっちのほうがいいですよ、こちらを演りましょう!」
とのご指示。10人中9人はこのスコアでプレリュードを弾くそうです。バッハの原曲により近いから。
というわけで、3週間練習してきた譜面ではなく、別の譜面でプレリュードに挑むことになってしまい、オタオタするばかり。編曲自体はやや簡単で、弾きやすいと言えばそうなんだけど、タブに頼りきっていたツケがまわってきて、なんか弾いた感じがしなかったな・・・
そのあと少しカルカッシのエチュード演って、最後にニ短調のほうの指示をうけました。ニ短調もちゃんと『バッハ名曲選集』に入っていたのですが、わたしはその曲が先生のいう「ニ短調」であることをはじめて知りました。
「クラシックで育ってないですからね、わたしたちは」
と逃げの言い訳。
まぁ、いいや。バッハは楽しい。やりがいがあります。死ぬまで弾けそう、ハマダバダ、じゃなかった、バッハッハ!
- 2007/12/03(月) 03:17:51|
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シンポジウム2日めも午前は快晴。しかし、天気予報では降水確率70%とのことで、まず最初に記念撮影してしまおう、ということになりました(↑)。今日の参加者も20名あまりでして、2日間では29名の参加者があり、計9名のスタッフが裏方を支えました。
今日は昨日に比べると寒く、予報どおり午後に雨が降ってきていっそう寒くなり、おまけにイロリの炭が切れてしまいました。こんなに寒いのに、エアポートは自分の彼女のためだけにストーブを1個確保するという悪行をはたらき、ひんしゅくを買ったのであります。
午前の第3セッションは飯塚さん(松江市教育委員会)と川畑さん(守山市教育委員会)の発表。守山市の下之郷遺跡は2度訪れましたが、感銘を受けるほどの印象をもたなかったのですが、パワーポイントをみて「いい遺跡だな」と思いました。鳥大の高田さんから、下之郷の推定「壁立円形平地住居」は平地式の伏屋とみたほうがよいというコメントがあり、わたしもその意見を支持しました。おそらく登呂のタイプの平地住居でしょう。下之郷のロングハウスについては、山陰の長棟建物が桁行方向に長くなったものという漠然としたイメージをもっていたのですが、梁間は1間でその柱間は3.6~3.8メートルであり、高床の可能性を否定できないだろうと思うに至りました。


第4セッションはいよいよ「浅川研究室の復元研究」。先発はケンぼー。まずは、この2ヶ月間苦労して制作してきた1/20模型の現物をみていただきながら説明。その後、パワーポイントでスピーチしました。模型については、指導教員のわたしが言うのもなんですが、なかなかよく出来ている。模型に対する愛着を感じられる作品になってきてますが、これから断面図を2面仕上げて再度作りなおすんです。でも、模型作りが楽しいというんだから、この作業は安心してみていられますね。

↓智頭枕田遺跡の2本柱住居(縄文後期)

↓下味野童子山遺跡の松菊里型住居(弥生中期)

↓倉吉市クズマ遺跡の隅入住居(古墳時代後期)
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- 2007/12/02(日) 05:06:43|
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