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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

オマーン戦評

 キリンカップのコートジボアール戦、パラグアイ戦をみて、日本が試合を支配している時間はキックオフ直後の20分だけだということが分かった。
 日本は走れない。技術や体力に劣る分だけ、日本は走りまくらなければならないはずなのに、走れないのだ。走れないと、トライアングルが作れない。トライアングルが作れないと、パスがつながらない。ルーズボールはほとんど相手方が拾ってしまう。そういう試合だった。
 国内親善試合のトーナメントで1勝1分で優勝したって、もちろん、喜んでいられるわけではない。一つ収穫だと思ったのは、岡田監督が2試合で先発選手を大きく入れ替えたこと。ひどかったのはジーコだ。ジーコは、日韓ワールドカップのトルコ戦敗北の翌日、

    「勝っているチームのメンバーをさわるな」

というブラジルの格言を引用して、トルシェの采配を批判した。その通りだと思った。
 ところが、ジーコは監督になると、勝ってもいない弱いチームのレギュラーを固定してしまった。わたしは、何度も宮本、アレックス、加治らのプレーを批判し、中田浩、稲本、駒野らの起用を主張したが、そんな声が届くはずもない。
 オシムは選手を替えた。「走れない選手は使わない」と断言した。プレミアリーグやセリエAの試合をみればいい。その運動量たるや、尋常ではない。世界のトップクラスが走り回っているのに、日本代表の選手がちんたらしていていいはずはない。ただ、オシムも核となる選手は動かさなかった。鈴木啓太というレッズのボランチを、オシムは「日本のマケレレだ」と絶賛して、代表不動の選手にしたのである。鈴木がレギュラーになったとき、わたしは「えっ」と思った。同じポジションなら今野だろう、と思っていたからである。オシム時代、鈴木の運動量は突出しており、連続出場記録を伸ばしていったが、岡田はキリンカップの初戦で鈴木を使わず、鈴木の記録はここで途絶えた。鈴木はパラグアイ戦には先発したが、オマーン戦にはベンチ入りすらしなかった。
 良かった、と思っている。鈴木の運動量と守備力は高く評価すべきだが、いまやボランチこそがゲームメークの核となる時代である。わたしは、鈴木の球まわしに不満があった。候補はたくさんいる。
 岡田はキリンカップの2試合を通して、オマーン戦の先発を決めたが、今回の先発メンバー11名にわたしは納得している。あえて難をあげるとすれば、なおボランチのライン、すなわち長谷部-遠藤に改善の余地がある。弱いオマーン相手なら長谷部-遠藤で通用するかもしれないが、欧米の強豪とあたるとき、この2名で良いか、と問われれば疑問符がつく。レッズのように、ボランチの位置にトゥーリオをおく手もあるだろう。とはいえ、オマーン戦は現状でベストに近い布陣であった。
 オシムはグラーツや千葉などの弱小チームを強くした監督である。スター選手がいないチームを強くするには、そのチームの選手は相手チームの2~3倍走らなければならない。そのコンセプトを代表チームにも適用し、多くの国外組が招聘されず、国内組主体のチームが結成された。これはこれで悪いことではない。銀河系軍団と呼ばれたころのレアル・マドリードがユベントスやミランに弱かったのは走力とプレスで圧倒されたからだ。オシムは走力とプレスで敵を圧倒するパスサッカーの代表チームを作りたかったのだろう。

 岡田は3名の海外組を呼んだ。フォワードにも好調の玉田と大久保を起用した。4バックは、まさに日本代表と言える4名がそろった。中澤とトゥーリオは日本代表攻守の要であり、左サイドの永友は2008年最大の収穫である。中田浩は衝撃を受けているだろう。
 オマーン戦は3-0で圧勝した。日本でおこなうホームゲームで、オマーンに快勝するのは当然のことであって、驚くべきことではない。オマーンに勝てないようなチームなら、ワールドカップに行く必要はない。弱い日本代表がワールドカップにでたって、恥ずかしいだけだ。
 オマーン戦は90分間、日本が試合を支配した。が、それは、相手がコートジボアールやパラグアイほど強くなかったからであって、日本が他を圧して走りまくったからではない。
 スター選手がそろいはじめた日本代表が、どこまで走れるチームになるか。熱帯のアウェーゲーム2試合に注目したい。



  1. 2008/06/03(火) 13:58:47|
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模型展示(Ⅰ)-下味野童子山遺跡SI01

展示風景1-s1

 先月16日、鳥取県埋蔵文化財センターに搬入した下味野童子山遺跡竪穴住居SI01の1/20模型がみごとに展示ケースに納まり、パネル類を加えて陳列公開されたとの連絡が入りました。
 パネルについては、SI01の概要と復元の考え方を示す1枚だけを研究室で作成し、センターに渡しておいたが、ごらんのように、「竪穴住居の復元」というテーマでさらに充実した写真や解説が付加されており、学術的にみても重要な成果が模型とともに展示されています。
 大変うれしいですね。このように、研究成果が県の施設で公開されることで、学生たちの志気もあがるでしょう。
 鳥取県埋蔵文化財センターの皆様、ほんとうにありがとうございました!

展示風景2-


  1. 2008/06/03(火) 00:23:11|
  2. 建築|
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asa

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