カスミサンショウウオの幼生 先週日曜日(8日)、自然班は植物班2名と動物班1名で久松山に調査に行きました。植物班は漫画「魔法の山」のいくつかのコマに描かれた場所で植物採集しました。動物班はわたし一人でしたが、大学院生のホカノさんに手伝ってもらい、東坂登口の渓流でカスミサンショウウオの幼生を7尾も捕まえました。
大学に戻り、生物学のK教授にお話を伺ったところ、「本来ならカスミサンショウウオは12月~4月に卵を産み、もう孵化して陸上にいるはずなのだが、山地の川の中で水温も低かったから、まだ水中で生活している状態だったのではないか」とお教えいただきました。
近年は、温暖化?の影響で、孵化は早まっているそうです。にもかかわわらず、6月になってから、カスミサンショウウオの幼生がみつかって良かったです。このプロ研の目的に一歩でも近づけて、うれしいです。
次の日曜日には歴史班と一緒に山頂近くの井戸を探し、成長したサンショウウオを探すことになりました。8日の調査後、先生と入った長田神社近くの紅茶の店「ダウラ」のマスターは、ちょうど谷口ジローと同年代で、子どものころよく久松山で遊び、カスミサンショウウオも捕ったそうです。カスミサンショウウオは山頂に近い竹藪のなかの井戸にたくさんいたというので、今度の調査までにもう一度ダウラを訪れて、マスターに詳しい話を聞き、噂の井戸を探しだしたいと思っています。
今回の調査ではいい結果を残すことができたので、次もこれにつなぐよい発表がしっかりできるようにしていきたいです。(環境政策学科2年 K.U)
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- 2008/06/14(土) 00:03:07|
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