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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

近江の文化的景観を往く(Ⅱ) 

西浜の屋敷波よけ石垣03遠景


高島市海津・西浜・知内の水辺景観
 滋賀県湖西地域のほぼ全域を占める高島市は、近年の市町村合併で高島郡の安曇川町、今津町、新旭町、高島町、マキノ町、朽木村が合併して誕生した。総人口5万5千人足らずの過疎地域ではあるけれども、夏はビーチとキャンプ、冬はスキーで賑わうリゾート地としても知られている。
 近江の二日め、今津の湖岸近くでカレーの専門店を発見した。店の名は「望雁」という。望雁とはMorganの当て字らしく、店内の壁には至るところにモーガン社のクラッシックカーの写真が貼ってある。また、この店の売りは「薪ストーブ」で、店の中央にどしりとストーブが置かれ、店外前庭には薪が山のように積み上げてあった。長閑な雰囲気のなかに、冬の寒さ、厳しさを想わせる。ここで京都新聞の滋賀版を目にした。いきなり一面に限界集落の話題がでている。滋賀県内に44の限界集落がある、という記事だが、これについては次回の話題としたい。

西浜の屋敷波よけ石垣03複合

 「望雁」から北上すると、まもなく滋賀県で二番目の重要文化的景観「高島市海津・西浜・知内の水辺景観」地区の南端に達する。まず芝生の浜地に出る。キャンプ地のようにもみえるが、キャンプは禁止されていた。道路(集落)側から湖に向かって突堤が伸びる。その突堤もすでに芝生のなかに埋もれている。こういう突堤や石組護岸をみると、近代化遺産の調査を思い出す。近代化遺産の調査には「土木遺産」として突堤や石組護岸も含まれていたからである。これらは、たしかに土木遺産であるけれども、同時に文化的景観な要素だというところが重要なポイントであり、土木遺産なら「点」だが、文化的景観なら「面」になるというところがすさまじい差異だということにも気付かなければならない。

西浜の屋敷波よけ石垣01

西浜の杭列


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  1. 2008/08/02(土) 00:00:32|
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asa

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