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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

科研が書けん(Ⅲ)

 とうとう断念した。

 わたしは学術振興会から小さな科学研究費の助成をうけている。テーマは「文化的景観としての水上集落論 -世界自然遺産ハロン湾の地理情報と居住動態の分析」(萌芽研究)で、平成19~21年度の助成だから、最終年度は来年なのだが、最終年度の経費たるや、印刷費限定のわずかな額でしかない。
 昨年度は初年度のハロン湾調査を終えたばかりで、まだ成果らしい成果はなかったから、新たな大型申請にトライするには早すぎた。だから、新規申請はパスした。今年度は懸案だったホカノの景観シミュレーションCGアニメが完成し、論文を3篇発表し、北京での国際学会でもスピーチしていて、すでに十分成果はあがっている。よっしゃ、今の研究を一段ステップアップさせた大型の研究費申請にトライしようという思いがあったのだが、体と頭がついていかない。結果から言うと、週末に奈良に戻ったのが致命傷となった。

 先月末は修羅場だった。報告会や座談会が目白押しで、見寺コンペの〆切も迫っている。わたしは何度もエアポートの復元案にダメをだした。エアポートは10月30日のコンペ〆切日にスーパーはくとに乗って滋賀まで作品を提出しに行った。そして、〆切5分前、30日の23時55分に事務局に作品を受け取ってもらったのだという(なぜ〆切を「消印有効」ではなく、「必着」にするのだろうか。不平等ではないか)。そのころわたしは、中国縦貫道をひたはしり、母の入院するリハビリ病院を経由して奈良に向かっていた。
 いつにも増して、疲れ果てていた。コンペ〆切に絡む多忙さがその原因といえばそうなのだが、それだけがわたしの気力と体力を弱めていたのではない。累積赤字なんだな。夏休みの東北・北海道行脚から東南アジアに飛んで、まもなく後期が始まり、こんどは北京に飛んだ。そのあいだ、D社の原稿に追われ、もちろん各学年の教育活動もとまらない。母は倒れ、病院を替えた。何度も見舞いに行った。親族のなかで見舞いに行った回数はわたしが最多・・・そうそう六弦倶楽部の準備と本番にかけるエネルギーもなかなかのものだ。
 週末は2週間ぶりに奈良で過ごした。4泊もしたのだが、あせって木曜の深夜に車を飛ばしたため、かえって疲労が蓄積した。オリンピックを見続けたお盆休みのように、わたしの体から根っこが生えてソファに絡みつき、まったく動けなくなってしまった。


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  1. 2008/11/07(金) 00:00:27|
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asa

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