11日ぶりに奈良に帰ってきて、「あぁぁぁ、疲れたぁ」とぼやきながら、ソファに腰掛けてまもなく
エレガットを手にとった。そして、自ら驚いた。
「あっ、ずっとギター弾いてない・・・」
奈良の部屋は暖かいので、ソファに坐ると、わたしはほとんどいつでも膝にギターを抱え、弦をつま弾いている。鳥取でも12月まではソファベッドに坐った瞬間、ギターを抱えていた。でもね、今の鳥取は寒すぎます。下宿に帰って板間のストーブに点火し、畳間の
ファンヒータをオンにしても、なかなか室温は10℃を超えない。とても、ギターを弾こうなんて気になんないですよ。ストーブにはいつも薬罐をのっけてるんですが、お湯もなかなか沸騰しない。湯が沸くまでのあいだ、寒さに耐えながら2階にあがって香を焚くのですが、
秋月で買った円錐形の香は湿ってるのか、寒いからなのか、途中で消えたりして・・・ったく、おじいさんも浮かばれないよ。
1階に下りてくるころ、少しだけ部屋は暖かくなっていて、薬罐も沸騰し始めている。でも、最近は沸騰を待ちきれず、コンロで湯を沸かすことも珍しくないですね。
湯たんぽに熱湯を注ぎこんで、きっちりきっちり蓋を閉め、専用の袋に納めて、さらにタオルケットでぐるぐるまきにして布団の中にしのばせる。そして、ただちにわたしも布団にもぐりこんでしまうんです。しばらくヒーターを点けたままにして、文庫本か漫画を読むか、レンタルビデオをみるかして、眠くなったらヒーターをオフにする。これが鳥取の冬の日常というか、夜常というか・・・ともかく、鳥取でギターはまったく弾いておりません。「ほとんど」ではなく、「まったく」弾かないんです。

えっ、六弦倶楽部練習会のための練習しなくてよいのかって?
それがね、
第9回練習会が10月にあったでしょ。次の第10回練習会は、なんと4月なんだって。なんでこうなったのか知りませんが、やはり目標がないとモチベーションは下がりますね。目標さえあれば、
出張先にだってギターを持ち歩くだろうし、寒くても夜中に必死で練習するでしょうが、いまはそんな気になんなくて、奈良にいるときだけ、これまで演奏しては失敗してきた多くの曲の復習に時間を費やしております。いつか、一人だけで一時間ばかり弾けないかな、なんて淡い夢を抱いてたりしてるんですがね。
ダウラみたいなお洒落なお店で、BGMの代わりにスタンダードばかり控え目に弾かせてくれるようなトコないかな??
一方、CDは年末からそこそこ仕入れて、おもに車のなかで聴いてます。そういえば、研究室に
ソファが入ったから、気分転換にゆたぁっと坐って
スムース・ジャズ系の音楽をパソコンからヘッドフォン経由で流し、癒されてますよ。最近驚いたのは、ノーマン・ブラウンというギタリストです。スティービー・ワンダーお気に入りのジャズ・ギタリストらしいです。世の中には、凄いギター弾きはわんさかいるもんだ・・・でも、アコギ系のギタリストは冬に向かないな。寒い部屋がますます寒くなっちゃうもん・・・。
じつは、大きなコンサートのチケットを昨夜予約したんです。遅れ馳せながらワイフからのバースデイ・プレゼントだってことになってんですが、これについては、いまのところ秘密ということで。お楽しみに!
- 2009/01/26(月) 01:34:30|
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