円仁に関する発表を終えた19日の夕方、恒例のASALABデスマッチが裏の駐車場でおこなわれました。いつもは先生が誘われるのですが、この日は声がかかりません。仕方がないので、学生たちがタクオさんを誘って先に駐車場に出て「
鳥かご」をはじめました。
先生はいくらたってもあらわれせん。そこで、教授室まで迎えにいったところ、先生は
例のソファでぐぅぐぅお休みでした。なんでも、深夜のETC走行に備えて体力温存中だったようですが、生来のサッカー好きですから、寝ぼけ眼でジャージに着替え、駐車場におりて来られました。
夕闇せまる7時半、ゲームが始まりました。この日のタクオ・チームはガード、黒帯、轟。一方、教授チームはアシガル、武内、黒猫。体育会系の多いタクオ・チームがあきらかに有利にみえますが、教授は「これでいいよ」と素っ気なく答え、キック・オフ。
寝ぼけ眼の教授はしばらくゴール前で動かず、ピンチになると、ゴールの前に横たわったりしていましたが、まもなくタクオ・チームが先取点をゲットし、狂気乱舞!
しかし、ここで教授は大声で自軍を鼓舞しました。
「心配するな! われわれがオーストラリアで、敵が日本だ!!
われわれは必ず逆転するぞ!!!」
その後、数分で教授チームは1点を返し、同点に。ここで教授チームの学生たちが嬌声をあげ、狂気乱舞したところ、教授の一喝。
「騒ぐでない。しれっとしてろ。1点とっても当たり前だと思え!」
それからの展開は一進一退。ガードとわたし(黒帯)はそれぞれバスケ部、空手部に属していて、運動量では敵チームを圧倒するのですが、なにぶん先日のオープンキャンパス・デスマッチで削りあった仲でして、コンビネーションがもうひとつ・・・ここを教授に突かれ、
「あの二人は赤い糸で結ばれていない!」
時間はどんどん過ぎていきました。あたりは真っ暗になり、教授はしばしば、
「森はきらいだ」
とこぼすようになりました。これは「アシガル君が嫌い」という意味ではありません。ガードやわたしがクリアするボールが裏山の森に何度も飛んでいくのですが、教授は近眼と老眼の両方が入っていて、真っ暗な森に埋もれた濃紺のボールを探しだせないのです。そこで、またひと言。
「闇夜のカラスだな・・・」
仕方がないので、タクオ・チームの面々が探しにいくのですが、教授は探し出されたボールをうけとった瞬間、フィールド内の味方にパスを出すので、いや・・・大変でした。
1点ずつ取り合って2対2のまま膠着状態が続きましたが、いつものように延長Vゴール方式へ突入。そのあたりから、教授は頻繁に攻撃参加するようになりました。そして、自軍ゴール前からカウンターのボールが右に開いていた教授に渡り、低いアーリークロスがゴール前のアシガル君へ。アシガル君がそのクロスをボレーであわせて、ゴール!!
悔しいですが、教授チームが勝利したのです。そしてまた、教授の一言。
「みたか、おれたちがオーストラリアだ!」
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- 2009/06/27(土) 00:09:41|
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