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風庵」で1000円の中古ギターを買ったら、文庫本『東方見聞録』(100円)をおまけにつけてくれましたよ。
メーカーすら確認することなく、即決でこのギターを買うことにしたのは、なにより弦高が低かったから。弾きやすいと直感したのね。12フレットのクラッシックタイプであるのは間違いないのですが、グラデのついたボディの色彩やら、ホールと接する部分のネック板のデザインやら、フォークギターの匂いがぷんぷんしている。で、1弦にスチール弦が張ってあるんです。あとの5本はナイロン弦。もうぼろぼろでした。
ネックの太い12フレットのアコギが前から欲しかったんです。わたしの掌と指はすでにガットギターに適応しすぎていて、フォークギターがまともに弾けなくなってましてね。普通はこの逆なんですよね。ネックの細いギターに慣れてる人はガットギターをもてあます。指が届かないし、握力が足りない。わたしの場合は真反対。
あとは、ボディに貼り付けたVANのシールが懐かしくてね。VANジャケットを着てたわけじゃないんだけど、ギターのデザインともお似合いで、べつに弾けなくてもいいから飾りにしようって決めたんです。
ギターのメーカーはPEARL。ドラムで有名なメーカーらしいですね。フォークギターの生産は70年代からとのことですが、VANの隆盛期は60年代。VANは70年代になっても人気が衰えていないから、年代があわないわけではないのだけれども、フォークギターではなく、ガットギターってところが気になりますね。フォークに先駆けてガットを作ってたってことはないのでしょうかね??

昨夜、スチール弦を張りました。Elixirという錆びない弦。ギターの値段よりも高い弦なんですが、どういうわけか1セット余っていたんで張ってみると、いろいろ不具合も分かりました。弦高が低いのは良いのだけれど、フレットが摩耗していて、シタールのような響きに変わる部分があり、2弦と3弦の弦巻(ペグ)が歪んでいたり、6弦のチューニングが低音と高音でずれてしまったり・・・まぁ、1000円のギターですからね、仕方ないと言えば、仕方ない。チューニングは全音1音下げにしました。おそらくナイロン弦用に作られたギターだろうから、EADGBEのスタンダードだとネックが折れちゃうんじゃないか、と心配になりましてね。DGCFADにしときました。
一夜あけて奏でてみると、調弦も安定していて、結構よい感じです。「
サンデーモーニング・オーバーキャスト」をちゃんと通しで弾けましたよ。
まぁ、人前で1000円ギターを弾くことはないと思います。チャックが愛用した
リファーレンいなばモデル500(500円で買ったMade in Korea のモーリス)が壊れたのが昨年6月。あれから1年半経って、ようやく後継を手に入れたというわけ。
めでたいね!
そういえば、チャックは
第2回公開ワークショップに来るらしいぞ。
まもなくチラシが完成しますが、10月18日は10時開会、16時解散となりそうです。
詳細は近々お知らせします。
- 2009/10/04(日) 00:00:33|
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