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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

トレッキングシューズ遭難事件

03トレッキングシューズ01石段
 
 昨日、1年生女子によって、わたしが摩尼山で遭難した件がレポートされていたので、少し詳しくデキゴトロジーしておきましょう。

 2週間前の週末、デポというスポーツ用品量販店でトレッキングシューズを買ったのです。カインズホームで何年か前に仕入れずっと履いていた運動靴(1500円)が、かの大山登山で壊れてしまいましてね。大山登山の四合目あたりのすれ違いざま、某爺様に「靴底に鉛が入っとるじゃないだか」と形容されたその運動靴ですが、登頂後、靴底に大きな亀裂が入っていることを発見。ですから、下山はきつかった。
 デポという量販店は「この店より安い商品をみつけられたら返品いたします」とポスターに明示しているだけのことはあって、たしかに諸々商品の値段は格安です。登山靴は15000円も払えばそうとう良い品があるのですが、わたしはその半額の靴にしました。「最後の1品、展示のもののみ7800円」だそうで、靴のサイズは26センチのドンピシャ。じつは、エンジ色を使ったもっと格好よい靴にしたかったのだけれども、やはり値段にはかないません。そういうご時世というか、人生というか・・・驚いたのは靴下ですね。スキー靴と同じように、登山靴にも専用の厚手の靴下を穿かなければならない。買いましたよ、1足1500円もする靴下。
 で、8日の久松山(鳥取城)でお披露目するはずでしたが、台風18号でスルー。1週間待った15日、快晴の摩尼山でデビューを飾ったのです。もちろん厚手の専用靴下も穿きました。そして、石段を登りはじめた。快適ですねぇ・・・よたよたの足下がしっかりし始めた。でも、スピードはでません。ともかく登り坂は駄目です。ジョギングでも登り坂はやはり苦しい。平坦地なら、若者と同じスピードで歩くことはできるけれども、登り坂はとてもかないません。ドンジリがわたしの指定席であります。
 門前から立岩まで約30分。十分グロッキーしましたね。そこから先、奥の院にかけての道はきつい下り坂で、岩盤がところどころに露出している。2年生の女子学生が2度転んだので心配していたところ、今度はわたしが岩盤上でスリップ。強烈なバックドロップ状態でありまして、わがトレッキングシューズの靴底では岩盤の滑りに耐えられませんでした。

03トレッキングシューズ03立岩全景

 それはさておき、摩尼寺「奥の院」の岩窟と岩陰の2重仏堂には圧倒されます。上層の岩窟はその奥に小さな仏龕をほりこんでいて、なかに「石塔」を祀っています。わたしは雲岡石窟第1・2窟を思い起こしました。雲岡のなかで最初に掘削された仏堂で、なかに塔を祀っています。摩尼寺「奥の院」岩窟仏堂が雲岡石窟第1・2窟のミニチュアのようにみえたということです。
 岩窟の地盤はそのまま下層の岩陰の屋根になっています。リーゼントヘアーのようなすごいでっぱりでして、その下には2箇所に仏を祀っている。そのうちの一箇所では石仏だけじゃなく、木彫仏までおいてあります。この2層構造はただものではない。しかも、その下の平坦面には礎石や基壇縁石がずらりと残っている。この平坦面が自然地形を掘削・整地した「加工段」であるのは間違いありません。ただ気になったのは、石が平坦面に続く傾斜面にも部分的に伸びていることで、あるいは「懸造」の本堂であったのかもしれませんね。ここで二つの歴史的展開が想定されます。

   A群: 岩窟・岩陰による二重構造の仏堂
   B群: 平坦面に礎石・縁石を残す木造の仏堂

と分類した場合、A群とB群が一連のものとして「奥の院」が成立した可能性とともに、B群が建設される以前からA群が存在しており、B群はA群にあわせてある時期に複合化した可能性もあるでしょう。わたし個人は後者の可能性が高いだろうと思っています。

02まに寺05岩陰03正面全景

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  1. 2009/10/20(火) 00:25:44|
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asa

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