気がつけば、2日後にプロジェクト研究2&4の発表会が迫っております。いま隣の部屋で、学生たちは必死にパワポの準備中。なかなか良い出来映えに仕上がっています。今回のテーマ「修験道トレッキング-山の歴史を歩く-」は、2月27日に開催する国際シンポジウム「
大山・隠岐・三徳山-山岳信仰と文化的景観-」とも大きく重なりあっており、さながらシンポジウム因幡編と呼びうる内容構成となっています。
では、日時・会場・次第からお知らせします。
P2&P4(合同)「修験道トレッキング-山の歴史をあるく-」発表会 日時 2010年1月21日(木)11:00~12:00
会場 鳥取環境大学13講義室
次第 1.藤山(環境マネジメント学科)
「はじめに -山陰の密教と修験道-」
2.永井(環境マネジメント学科)&檜尾(環境デザイン学科)
「摩尼山と摩尼寺奥の院」
3.瀬尾&藤田(環境政策経営学科)
「不動院岩屋堂と岩屋山千手院」
4.谷川(環境デザイン学科)
「おわりに -二重構造の縁起と初期仏教エリア-」
この4ヶ月間の調査研究により、わたしのような鳥取出身の研究者ですらまったく知らなかった因幡の古代山岳信仰の姿を目の当たりにしました。とりわけ驚いたのは、摩尼寺「奥の院」に残る岩窟・岩陰型仏堂と礎石建物跡、さらに不動院岩屋堂(若桜)と洞窟内の抜け穴でつながっていると伝承されていた千手院窟堂(旧八東町柿原)の存在。すでに廃村となっている柿原集落のすぐ近くに、これほど迫力のある岩窟仏堂の遺跡が残っているとは!?
学生たちは探偵ナイトスクープの探偵ばりに聞き込み調査を繰り返し、驚くべき事実をあきらかにしました。おそらく鳥取県民の99%が知ることのない衝撃の歴史がこの発表会で初めてベールを脱ぎます。また、ありきたりのデジカメ写真ではなく、天才的な鉛筆スケッチをパワーポイントの各所に配してプレゼンいたします。御期待ください。
学内外の皆様のご来場を心からお待ち申し上げております。
- 2010/01/20(水) 00:00:53|
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