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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

吟遊詩人の再会(Ⅱ)

 ジェイムズ・テイラーっていう人はとんでもない大男です。ジャイアント馬場みたいだった。ギターが上手な人には大男が多いんだって話、どこかで書いた記憶がありますけど、手のひらが大きいってのは、ほんと羨ましい。ジェイムズの手のひらを見たわけじゃありませんけど・・・でもね、ギター、上手いですよ。ジャズのコードを開放弦を使ってうまく弾いてます。上手い人はね、変則チューニングなんて使わないんだ。ベックもディアンスもエマニュエルも、原則スタンダードでしょ。いま書いた3人が現代ギターを代表する各分野の突出した弾き手ですが、シンガーソングライター部門ではジェイムズ・テイラーがそれに当たります。そもそもシンガーソングライターで「ギターが上手い」と絶賛される人なんて、ほんと少ないんだけどね。すぐに思い浮かぶのはブルース・コバーンぐらいかな? かれは変則調弦の名手で技巧的派ですが、J.T.が負けているということはありません。なかなか真似のできないコードワークとフィンガリングです。
 もちろん作曲も素晴らしい。ジャズの要素がいっぱい詰まったフォーク調の曲が多くて、左隣でいちゃついていた社長さんは「フォークだからな・・・」と蔑んでましたが、そんなに単純じゃない。ご存じのように、パット・メセニーは「ジェイムズ」という曲をかれに捧げています。わたしはアンドリュー・ヨークの曲を弾くたびに、ジェイムズ・テイラーのコード進行とよく似ていると思っておりました。両者の共通は、たとえばDキーなら、D→C→B♭maj7→A7なんていう1音もしくは半音下がりの進行を多用するところです。普通はベース音だけ下げていくんだけど、二人ともコード全体を下げていく。この場合、CはA7、B♭maj7はDの代理コードと考えればよいのでしょうが、響きは全然ちがいます。格好いいですよね。初期のニール・ヤングもこういうコード進行をよく使っていました。D→C→G→A7とか、D→F(Am)→C→Gなんて進行は、日本人の頭のなかにはなかったから新鮮でした。「老人」なんて曲がその代表で、ニールの傑作ですよね。

キャロルキング01

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  1. 2010/04/27(火) 13:14:36|
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asa

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