FC2ブログ

Lablog

鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

遥かなまち、くらよし探訪(Ⅰ)

倉吉調査1_20100625_6


 雨がしとしととふりそそぐ6月25日(金)、私たちは倉吉へと足を運んでいました。
 本日の主な調査対象は、倉吉市の本町通商店街です。谷川ジローの『遥かな町へ』の舞台にもなった、看板建築の立ちならぶ本町商店街は、打吹玉川重要伝統的建造物群保存地区(重伝地区)の西側に位置しています。
 大学を出発したのが16時、そこから車を走らせ倉吉に到着したのが17時で少し遅めのスタートとなりましたが、さすがは夏至が過ぎたばかりの初夏、まだまだ外は明るく、天候には恵まれなかったものの、静かで穏やかな小雨が打吹玉川の歴史あるまちなみによく似合って、なかなかいい雰囲気でした。
 さて、商店街へ着いたら、まずはジェラート屋さんで休憩(先生は前夜のデンマーク戦でぐったり状態で、早く休みたかったようです)。美味しいジェラートをいただきながら、店主さんに最近の商店街の様子や、観光客が増えているかなどなど、先生がさっそくインタビューなさっていました。商店街について教えていただくなかで、特に気になったのは、「看板建築」という言葉に対しての住民の方がたの反応でした。どうやら、あまり評判が芳しくないようなのです……。「町屋の外観を隠している」という意味で看板建築はネガティブな意味合いで捉えられることがしばしばあり、そのことで住人の方が少々「怒っている」と店主さんは言われます。わたしたちは看板建築に昭和レトロの趣を見出しおり、決してそのようなネガティブな意味を表したくて使っているわけではないのですが、実際に住人の方が良い思いをしていないのであれば、なにか別の呼び方を考案することも必要かもしれません。

倉吉調査1_20100625_3
↑まちのジェラート屋さん

 軽い休憩を終えたら、いよいよ本町商店街・元アーケード街の探索へ。
 このアーケード(「続きを読む」に写真あり)は、昭和37年~38年に架けられていたものです。このころ、全国的に看板建築が流行するなかで、ここ本町通商店街でも看板建築のまちなみが誕生しました。商店街は現在、空き家、空き地など空洞化が進み、これからどのようにまちに人を呼び戻し活性化していくか、考えられている最中です。アーケードについても、老朽化および重伝地区選定への準備のため、平成19年に撤去する方針が決定され、現在ではその姿を見ることはできません。看板建築は「町屋の正面を看板など箱状のもので覆い、正面だけ近代的なコンクリート建築に見せる」建築のことです。

倉吉調査1_20100625_6 倉吉調査1_20100625
↑看板建築                ↑昭和を感じさせる看板
[遥かなまち、くらよし探訪(Ⅰ)]の続きを読む
  1. 2010/06/27(日) 13:10:19|
  2. 建築|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0

asa

05 | 2010/06 | 07
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Archives

Category

Links

Search