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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

ついに視た!

 ふらふらだった木曜日の夕方、家に帰って眠っちまいました。目覚めたら、夜の11時。久しぶりに日の丸温泉に行って体をほぐし、カナイチヤへ。客はひいていた。そして画面には、南アフリカW杯3位決定戦のキックオフ直前の映像が流れていた。ドイツは黒、ウルグアイは水色のユニフォーム。
 今大会最高の試合といわれた3位決定戦をどうしても視たかったので、カナイチヤさんに録画データの入手をお願いしていて、1週間ばかり前に届いたという報せがあったのだが、なにぶん忙しすぎて視にいく暇をつくれなかった。ところが、徹夜したおかげで、ビデオをみる時間が突然木曜の夜に転がり込んできたわけだ。なんたって、目覚めてすぐには眠れませんからねぇ。とりあえず電話したところ、カウンターに客が溢れているらしく、温泉に行く時間まで頂戴できた次第。

 いつもようにギネスをすすりながら、画面を凝視した。凄い試合だった。両軍ともリラックスして試合に臨むのだが、時間が経つにつれ本気になっていく。ミューラーの得点から一気に試合が動きだし、1-0、1-1、1-2、2-2、3-2と試合が推移し、フォルランのフリーキックがバーを叩いた瞬間、フィナーレのホイッスルが鳴った。
 改めてミューラーという選手の凄さがよくわかった。1歩1歩のストライドが長く、ボールと離れた位置にいても、あっというまに球際に絡んでくる。裏に抜けるスピードも速いし、パスも正確。ディフェンスも強い。エジルのエレガントさも光った。これだけ優雅なプレーをするゲームメーカーがドイツにあらわれたことが本当に嬉しい。かつてはいっぱいいたんだ。ベッケンバウアー、ネッツア、オベラーツ、フローエ・・・エジルやベッケンバウアーの身のこなしは「女性的」にみえるほどたおやかだ。ただ、エジルの場合、ミューラーと違って、ボールがない時間での運動量とスピードが乏しく、守備の諦めが早い。この点、中村俊輔と似ている。スペインの選手たちが、上手いだけでなく、恐ろしい運動量を誇り、プレッシングにも長けていることを考えると、エジルにはまだまだ進化の余地がある。エジルに運動量が伴うようになれば、ジダン以来のヨーロッパ最高のトップ下に成長するだろう。

0730三位決定戦

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  1. 2010/07/31(土) 23:10:15|
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ぼくたちのワールドカップ(Ⅴ)

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僕には打てません!!

 梅雨も明け蒸し暑い天気が続く今日この頃ですが、LABLOG読者のみなさん、どうお過ごしでしょうか。ASALABのワールドカップ熱もようやく収束し、いよいよゼミ活動も本格的に動き始めました。大学自体はこれから夏休みに入りますが、毎度のこと夏休みを制した者は卒業・修士研究を制すわけでして、ゼミ生はおちおち休んでなどいられません。この期間どれだけ充実した研究活動をするかが勝負です。今日のゼミは、森川さんから届いたお中元「オレンジケーキ」とドゥンビアさんの就活土産「海軍珈琲」をいただきながら、今後の活動方針についてミーティングしました。森川さん、お中元感謝です。おいしくいただきました。
 ちなみに摩尼寺奥の院の発掘調査は盆の前後2週間、集中しておこなう予定です。

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 ゼミの後はもちろん駐車場サッカーです。本場のワールドカップは終わっても僕らのワールドカップはまだまだ続きます。先週はプロジェクト研究1&3の発表会であえなく中止となり、2週間ぶりの試合です。チームはいつもの通り、

   アソックス      武蔵・轟
   スローソックス    タクヲ・エアポート
   フリーマン      先生
 現在、3勝無敗得失点差5でスローソックスが大きくリードしています。さて、今回アソックスは初白星をあげられるのでしょうか!!

 やはり先制点を取ったのはアソックス。武蔵のシュートがエアポートの股をぬきます。いつもながらのちょこまかとしたパスワークでゴールの前を動き、スローソックスのブロックが乱れたところを決めにかかってきます。ただ、アソックスはこの先制点を大切にしなければなりません。いつも先制しますが、後半には必ずといっていいほど逆転されていますからね。さて、負けずとスローソックスも反撃。エアポートのシュートがアソックスのゴールを貫きます。が、ちょっと高い!この駐車場サッカーでは、高さ30センチ以上のゴールは認められません。おしかった。その後、タクヲさんが先生とのワンツーでゴール。早くも得点は1-1の同点です。
 と、次の瞬間、エアポートがアソックスのパスボールをカウンター! 吸い込まれるようなシュートでゴールを貫きます。今日は調子がいいエアポート。アソックス、ついに1-2と逆転されました。その後の試合は点取り合戦が続きます。武蔵が、まさかのハーフラインからの3点シュートを決め、それに対しタクヲ、エアポートがともに1点ずつ入れます。轟もスローソックスのディフェンスの間に頻繁に入ってきてはゴールを決め、前半は6-4。なんとかアソックスがリードしています。このままアソックスは後半逃げ切れるのか!!

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  1. 2010/07/30(金) 23:58:47|
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「鳥取学」最終講義

大山・隠岐・三徳山 -わたしの世界遺産構想

 昨日、鳥取学の最終講義で「大山・隠岐・三徳山 -わたしの世界遺産構想」を学内初演した。昨年まではすべての講義が半期14コマだったのだが、文科省の指導は厳しく、今年から半期15コマとなり、オムニバス最後のトリをコーディネーター自ら務めた次第です。じつは心配だったんですね。2月27日の「大山・隠岐・三徳山」シンポのトリで似たような講演をやって大すべりしてますから、またやっちまうんじゃないか、と不安だったんですが、自分でもなかなか調子よいな、と感じてしゃべってたし、あとで学生のレポートを読んだところ、結構好評だったんで驚いた次第です・・・そのあとからが地獄でしてね。徹夜したんです。朝方、家に帰ろうとして、郵便局に寄ったんですが、金曜〆切の郵便物は木曜の昼までにUパックとして投函するしかないことが判明し、家に帰って仕事を続け、11時すぎになんとかかんとかわたしの手を離れて郵便局さんに受け取ってもらいました。
 投函後、どういうわけか憂鬱になってきて・・・はたと閃き、蕎麦切り「たかや」でおろし蕎麦を啜ったら、少し落ち着きましたよ。で、今日はこれから、地域生活文化論の最終講義さ。

 じつは、「駅前の楽器屋さん」にヤマハNCXが届いておりましてね。早く来い来いと五月蝿いけれども、このふらふらの状態で試し弾きなんかしたら、ボディに傷つけて、即●十万円請求されたりして・・・だはは・・ほんと生まれてくるんじゃなかった、洒落になりませんぜ。

  1. 2010/07/29(木) 12:52:09|
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連休中(Ⅴ)

 ようやく文字を書く気になった。
 身体がストライキをおこしている。食事の時間以外は、ずっとソファで横になり、眠っていた。時間だけがどんどん過ぎていく。
 来週の準備だけでなく、あることをしたかったのだが、「諦めろ!」というメッセージなのかもしれない。

  1. 2010/07/25(日) 23:59:14|
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連休中(Ⅳ)

 マリノス対ガンバの試合を途中からみていた。メディアは、俊輔vs遠藤で騒いでいたが、「小野」という17歳の少年があっさり主役の座を奪って試合は終わった。解説者によると、中村俊輔はだいぶコンディションが回復してきたという。これで「回復」か。全盛期にはほど遠いですね。このまま放置しておくと、少年たちの台頭に押し出され、来年あたりは横浜FCでカズの同僚になっているかもしれない。こういう杞憂が現実にならないことを祈っています。・・・が、カズと俊輔のいる横浜FCもわるくないかな?

 移動の翌日は調子がよくない。仕事はいっぱいあるのに、なにもできない。それほど体がだるく、血圧があがっていて、どうしようもなく苦しんでいたんですが、深夜に40分のスロージョギングしたところ、すこし頭がすっきりした。なにぶん昼は暑すぎて、ジョギングなんてやったら熱射病で倒れかねない。そんな熱い夏がやってきましたね。もちろんサウナスーツなんて不要です。深夜に40分走るだけで十分発汗し、1キロ減量できます。
 あぁ、こんな雑文を書いているだけで、また頭が痛くなってきた。もう寝ます。

  1. 2010/07/24(土) 23:56:49|
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連休中(Ⅲ)

 2週間ぶりに奈良に帰ってきました。
 わが家のテレビはでっかくていいな。トトロをやってましたよ。ネコバス、迫力満点ですね!
 来週は忙しいなんてもんじゃありません。その準備で死にそうです、とほほ・・・
 生まれてくるんじゃなかったな。

 というわけで、またしばらく連休。

  1. 2010/07/23(金) 23:07:20|
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トワイライト・アヴェニュー(Ⅲ)

03パール02


続・六弦倶楽部第14回練習会

 やっぱり予定は未定で、レポートがながくなってしまいました・・・
 2回目の演奏ではギターを持ち替えました。

4.自転車にのって

 この日、月太郎さんは2度の出番で高田渡を数曲ソロで歌いました。そんな流れにしたがって、久しぶりに「自転車にのって」を披露した次第です。「自転車にのって」は、わたしが六弦倶楽部にデビューを飾った第2回練習会(2007年6月)以来の演奏です。まる3年ぶり。あのときはモーリスS92に7カポをしてGキーで弾き、歌は原曲どおりDキーでした。今回はlevanteさんに修理していただいたVANギターを使い、ノーカポのGキーで歌いました。これぐらい高いキーのほうがわたしの声にはあってます。
 サムピックを使っての反復ベース(ラグタイム)です。サムピックを使ったのは、4~6弦のミュートを効かしたかったから。この技術はやさしいようで、そうでもないですからね。フィンガーピッキングの基本中の基本だから、いちどはみんなここに立ち返りたくなる。チェット・アトキンス、トミー・エマニュエル、ジェリー・リード、中川イサト・・・等々、匆々たる名手がこの系列の出身です。反復ベースでジャズをやってみたいし、歌謡曲もやってみたい。「自転車にのって」をやって、次に「ボルサリーノ」でお終いにしようと思っていたところ、この日は門永さんなど弾き語りに挑戦する人が多く、わたしもその気になって、ほとんど衝動的に次の曲を選びました。

5.トワイライト・アヴェニュー

 ご存じ、スターダスト・レビュ-の傑作バラード。作詞竜真知子、作曲根本要。スタレビ・ライブのアンコールで、この曲のアカペラが始まると泣き出しちゃう女の娘が多かったんですが、いまはどうなんだろう?
 この曲は、それこそ20年ぐらい前から練習してまして、伴奏も間奏も全部仕上がってるので、前から六弦倶楽部でやりたかったんです。ただ、キーがとてつもなく高いから、声がでないんですよ。この日はエレガットに持ち替え、全弦一音下げで対応。EキーをDキーにしたことで、なんとかかんとか音域はぎりぎり納まったかな、というところです。伴奏の部分も間奏の部分もセーハの連続なので、いつもは左手が痺れてくるんです。とくに上のダイナミックギターを使うと、掌が痛くてしかたない。今回はそれがまったくなかったんですね。不思議でした。ともかく「トワイライト・アヴェニュー」をギター1本で弾き語りできたことが、ほんと、嬉しかった。カラオケに行くと、いまでもスタレビがいちばん多いかな・・・まだ演ってみたい曲が2~3曲あります。昔の女どもに聴かせてやりたいよ。いずれまた挑戦しますので。

 半年ぶりに参加した六弦倶楽部練習会。いやぁ。ほんとにギターっていいですね。ウラさんは幹事役、お疲れ様でした。また、いつものことながら、チョトロク会長にもお世話になりました。今回の連載でも、六弦倶楽部の写真を3枚使わせていただきました。会長がナイロン弦やエレガットの話に夢中になっているのが、結構おかしかったですね。またいろいろ情報を教えてください。

 次回は9月中旬。会場は倉吉で、幹事はミフさんです。ミフさん、よろしくお願いします。

04エレガット01


 
  1. 2010/07/22(木) 17:21:43|
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トワイライト・アヴェニュー(Ⅱ)

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六弦倶楽部第14回練習会

 おまたせしました。先日開催された六弦倶楽部第14回練習会のレポートをお届けします。とはいうものの、ちょっと忙しいんで、今回はいつものような長文にはしない予定ですが・・・
 昨日も書きましたが、会場となった鬼太郎空港は航空業以外に活路を見いだそうとしており、その一環として「イベント・スペース」なるものを2階の隅部に設けています。会場関係の写真・チラシ等は、昨日のブログに掲載しておきましたので、ご参照ください。今回の練習会はウラさんが幹事となって、このスペースを借りてくださいました。正直、人通りの多い空港の空きスペースだとしたら、結構大勢の人に演奏を視られるんじゃないかと心配しておったのですが、なにぶん端っこにあるもので、ほとんどひと目につかないし、少し離れると音も聞こえません。お客さまは、そうですね・・・三々五々十名ぐらいじゃなかったでしょうか。
 ずいぶん気楽に演奏できまして、アガルこともまったくありませんでしたね。

 それでは演奏曲目を示します。今回は全員が2回にわけて演奏しました。わたしは、半年ぶりの練習会で、練習不足も甚だしいのですが、前後2回で5曲も演らせていただきました。

  1.遠くはなれて(インスト)
  2.メドレー: 酒と薔薇の日々~フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(インスト)           
  3.マーリーの亡霊(インスト)

  4.自転車にのって(弾き語り)
  5.トワイライト・アヴェニュー(弾き語り)

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1.遠くはなれて

 昨年の5月29日に「遠くはなれて」という記事を書いています。詳細はこれを読んでいただきたいのですが、大学1年生(19歳)のときに作ったオリジナル曲。米子水鳥公園(第12回練習会)で演奏した「火の鳥」は高校2年生のときの作品で、元からインストの曲でしたが、「遠くはなれて」はセンチな歌詞がついてます。その歌詞を人に聴かせるのはちょっと恥ずかしいので、歌詞なしのインスト用にアレンジしなおしました。自分でアレンジしたものなので、そんなに難しいわけではありませんが、ライブ1曲めの指慣らしには最適なレベルです。この曲は、歌の部分よりも、1976年録音で即興的に弾いているイントロが好きでして、当時はエレキギターを使っていますが、そのフレーズを今回は間奏とエンディングに使いました。結構凝ってるところもあるんですけどね。対位法もどきのこともやってるんですが、きっと分かってもらえなかったでしょう。
 次回も、もう1曲べつのオリジナルを準備する予定です。

2.メドレー: 酒と薔薇の日々~フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン

 ジャズのスーパー・スタンダードを2曲並べました。前者はヘンリー・マンシーニ、後者はバート・ハワードの名作。「酒と薔薇の日々」を六弦倶楽部で演るのは2回めです。第5回練習会で、チョトロク代表のエドクラストンを拝借して弾かせていただいたんですが、みんな忘れちゃったかな? この曲は大学時代にチャキのフルアコを使ってよく練習してたんですね。だれの編曲だか忘れてしまったけれど、ジャズの基本的なコードが満載でして勉強になります。「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」はわたしの編曲です。ただし、たぶん十年ぐらい前から弾いてますね。ノビタの携帯がこの曲を着メロにしてるんですが、ヤツが4年生のときにスタジオで何気なく弾いてたら、「上手いですね」って言われた記憶があるのね。今回は、まぁ、全体的にパワーアップしてます。ジャズらしいアドリブ・フレーズが少しずつ弾けはじめてきてるように思ってるんです。アルペジオとドミナントモーションのバリエーションが少し増えてきた?ということなんでしょうが、ただの「錯覚」かもしれません。

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  1. 2010/07/21(水) 23:30:37|
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トワイライト・アヴェニュー(Ⅰ)

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 六弦倶楽部第14回練習会の記録を書きたいところなんですが、ちょっと忙しくて、あとにまわします。
 会場となった米子鬼太郎空港は「航空業」以外で儲けようとしてしてます。懇親会をやったカバも空港内にあって深夜まで営業しています。飛行機の発着がなくても、飲屋は開いているんです。境港方面からのお客さまでごった返しておりました。ウラさんと門永さんとチョトロク会長と月太郎さんは、美味しそうにお酒を飲んでました・・・がぶがぶ飲んで、何杯もお代わりするんだかんね。
 わたしゃ、もちろん飲めません。でも、話は楽しかった。ウラさんとスタレビの話題で盛り上がりました。こうみえても、わたしは根本要と「声」がよく似ているのでキャアキャ騒がれていた時代が二十数年前にあり、ウラさんはフュージョンバンドのベーシストだったころ、根本要そっくりのボーカルを迎えてスタレビの曲を演ってたそうです。じつは、この日の5曲めに「トワイライト・アヴェニュー」をギター1本で弾き語りしたんです。使ったのは1万8千円のエレガット。この曲、人前で初めて歌ったんですが、練習し始めたのはたぶん二十年ぐらい前に遡ります。セーハの連続で、いつもは左手が痺れてくるんですが、この日はどういうわけか快調でした(どう聴こえたかは分かりませんが)。

 飲み会では、最後のほうでエレガットに話題が集中していったのです。じつは、わたしも高級なエレガットが欲しくてたまらない状態でして、その話に吸い込まれてしまいました。そして、代表をはじめみんなが「ヤマハNCX」に大注目していることが判明。聞けば、12フレットでネックは幅広。アンプを通しても通さなくても良い音がするというのです。価格は十万円前後と30万円以上に分かれるのですが、会長もセッツァンもその高いほうを狙っているらしい・・・
 出し抜いてやろうと思いましてね。ナイロン弦となれば、まぁ、わたしかウラさんですもんね。で、今日は「駅前の楽器屋さん」に電話したり、ネットで情報を集めたりしたんです。うぅぅん・・・なかなか評価が高いなぁ・・・、でも、ギターは手にとって弾いてみないことには分からんもんね。
 どっかで試し弾きしたいな。

01鬼太郎空港04会場

 
 01鬼太郎空港02イベント01 01鬼太郎空港03チラシ 02アントニオ02

  1. 2010/07/20(火) 23:43:49|
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連休中(Ⅱ)

 六弦倶楽部第14回練習会のため連休とさせていただきます。
 連休の9号線渋滞たるや、凄まじいですね。「海の日」連休に海に行って泳ぐ人は、ほんと多いんだな・・・
 鳥取から会場の鬼太郎空港までまるまる3時間を要しました。米子に前泊しようと思ったのですが、トライアスロンのためか、どのホテルも満室でした。第12回練習会の水鳥公園もそうでしたが、渋滞で体力を消耗し、本番前にぐったりしてしまい、その疲れが表情にあらわれてしまうのが残念です。

  1. 2010/07/19(月) 22:36:07|
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発掘調査スタッフ募集!

発掘調査チラシ


摩尼寺「奥の院」の発掘調査(Ⅱ)

 もうすぐ夏休み!ですが、8月に摩尼寺「奥の院」の発掘調査(トレンチ調査)をおこないます。昨年の「大山・隠岐・三徳山」シンポジウムで、密教諸山の「奥の院」で考古学的調査をおこなうべき、という点が結論の一つとになりましたが、今回は科研費の助成をうけてさっそく「奥の院」の発掘調査を実践することになったわけです。今回の発掘調査は純然たる学術調査であり、科研費の助成をうけてはいるものの、経費が潤沢にあるわけではありません。そこで、発掘調査に興味をもっている学内外のスタッフを募集することになりました。バイト代については検討中でして、ボランティアに近い仕事と思っていただければ幸いです。ただし、送迎あり、弁当付、些少ながらバイト代も支給する予定です。

 なお、すでにお寺の同意を得て、発掘現場の下準備をおこない(摩尼寺「奥の院」の発掘調査(Ⅰ))、鳥取市教委に提出した申請書類も認可されています。この夏、緑深い涼冷な山中で考古学の基礎を学び、発掘調査に参加してみませんか。

 以下はチラシの内容です。連絡先等はいちばん下の画像をクリックしていただければ分かるようになっています。

  期間:8月(2週間前後)
  時間:9時半~16時半
  発掘調査場所:魔尼山(喜見山)摩尼寺「奥の院」
  仕事内容:発掘作業補助

 特典
  昼食付
  送迎有
  日当有り(金額は検討中)

 くりかえしますが、発掘調査の補助スタッフは本学の学生だけを対象としているわけではありません。発掘調査や考古学、建築の復原研究に興味をもっている方ならどなたでも歓迎いたします。
 これから学内にもチラシを張り出し、参加者を募集しますので、ふるってご応募下さい。お待ちしております。(轟)

発掘調査チラシ6

↑画像をクリックすると大きくなります

  1. 2010/07/18(日) 14:55:21|
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連休中(Ⅰ)

 六弦倶楽部第14回練習会の準備のため、本日休養です。ちなみに、お蔵入りしたホセ・アントニオをギターケースから取り出したところ、弦高が大きくなっていて、唖然。ただちに「駅前の楽器屋さん」にもちこんでみてもらいましたが、ネックが内側に倒れてきていることが判明。とりあえず、サドルを限界まで削って対応していたただきましたが、さて使えるかどうか・・・??
  1. 2010/07/17(土) 14:32:19|
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ぼくたちのワールドカップ(Ⅳ)

どん兵衛、モスクワへ

 今日のゼミに、徳島出身のきっかわどん兵衛(ドゥンビア)さんがあらわれません。武蔵がなんども電話連絡するのですが、反応すらないのです。どん兵衛さんは、すでにモスクワの地に飛び立ってしまったのか・・・CSKAモスクワへの移籍が決定した元徳島ヴォルテスのドゥンビアさん、本田の先発ポジションを奪うべく、早くも練習に合流したのかもしれません。元気でがんばってください。

 あらっ・・・あのお姉さん、トトではフランスに賭けていて、いちばん最初に負けたのに、賭け金はどうなってるんだ? というのも、ゼミの休憩時間に、ASALABトトの精算がおこなわれたのです。勝ったのは、大本命スペインに賭けた轟とタクオの2名。演習室のテーブルに札束が乱れ飛び、それを集めた轟とタクオがニタニタと山分けする風景を、他のメンバーはスイカの種を飛ばしながらみつめるばかり・・・儲けた二人は、1万5千円ぐらいの「安い」ミニサッカー・ゴールを駐車場ダービーのために買ってくれるのだそうです。チャリティだな。セレブはちがいますね・・・

 ところで、なんで教師が駐車場デスマッチの結果を報告してるんでしょうか。南海飯店での打ち合わせでは、わたしからの決定的なスルーパスを外した轟が書くことに決まったのに、3時間ばかり眠って起きたらだれも居ない。あっ、一人だけいました。どん兵衛さんが机にむかって履歴書をせっせと書いてます。モスクワ以外の新しい移籍先を探しているのだろうか?
 昨日の駐車場マッチもいつものとおり、アソックス(轟・武蔵)対スローソックス(タクオ・エアポート)にフリーマン(=わたし)を加えた構成。いつものように、前半はAソックスが優勢にゲームを進めますが、だんだんおいつかれてくるのです。今回は、前半を終えて3-3の同点。その膠着状況が終了直前まで続きましたが、最後にタクオが3点シュートを決めて6-3、武蔵が1点返すも6-4で、Sソックスの3連勝となりました。得失点差は5にひろがっています。

わたしのベストイレブン

 ところで、先日のCOCOSから今夜の南海飯店にかけて、独断と偏見に満ちたW杯ベストイレブンに関する審議を継続して進めました。システムによって選考選手は変わってきますが、教師のアイデアで4-4-2システムを採用。2トップはわりとあっさり決まりました。大会最優秀選手のフォルランと若手最優秀選手のミュラーです。中盤はダイヤモンド型にします。候補者はたくさんいます。とくに中盤と言えばスペインですが、しかし、かりにイニエスタを左におくとすれば、メッシのほうが上だろう・・・シャビが中央なら、カカもスナイデルもエジルもいる。さてどうするか、と悩みました。今回は左をメッシ、中央をカカ、右をメスト・エジルにしました。カカは不調でしたが、それでも潜在能力は抜群に高いだろうという判断です。メジルは左利きのゲームメーカーで、顔は羽生とそっくりでしたが、プレーにオベラーツを彷彿とさせる優雅さ(オベラーツとベッケンバウアーが融合したような優雅さ?)があり、わたし個人はどうしても選出したかった選手です。
 問題となったのは1ボランチ。今大会の特色は、突出したボランチがいないことでした。かつてのライカールト、ドゥンガ、ビエラのような「チームの心臓」とよぶべき大選手がいない。優勝したスペインならシャビ・アロンソとプスケスですが、前者はPKを外したのと決勝で交替させられたので減点。後者は「隣のにいちゃん」みたいな風貌が災いしました。一部ではシュバインシュタイガーの評価が高いようですが、まだボランチ1年生ですから、もう少し修行が必要でしょう。F1観戦に熱中しW杯決勝をみなかった武蔵は、オランダのファン・ボメルとデ・ヨングを推薦しましたが、決勝でのあのファウルの嵐を知っている者からすればベストイレブンに加えるには躊躇されます。いろいろ悩んだあげく、イングランドのジェラードかランパードでおさめてはどうか、ということになりました。わたしはジェラードのほうが好みなのですが、今回はジェラードがオフェンシブ、ランパードがディフェンシブの役割分担だったので、後者を選考した次第です。

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  1. 2010/07/16(金) 12:37:45|
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文化的警官を目指して

0001タコのサラダ


狙撃されたパウル君の破片

 皆さんこんにちは、武蔵(たけぞう)です。「超就職氷河期」と呼ばれる今日このごろですが、この度、なんとか無事に合格(内定ではないのですが)通知をいただきまして、ゼミの皆が祝ってくれました。
 私の「鮨が良いなー。モツ鍋も食べたいなー」と言う声はまったく無視されました。先生は「冷麺食べたい、冷麺・・・」の一点張り。なんでも「おめでたでさ、つわりがひどいときには酸っぱい物が食べたいんだよ!」ですって。前夜に悶々?とかいうお店でお酒を飲み過ぎただけらしいのですが……まおぁいいや。ご懐妊おめでとうございます。
 というわけで一同、ただただ冷麺のためにCOCOSにやってきたわけですが、冷麺を注文したのは先生だけ。ゼミ生はカレーやらハンバーグのセットを注文しました。その運ばれてきたセットのサラダを見て驚愕です! 
 
  皿の上には、タコ! 蛸! たこっ!!

 サラダにタコが入っているではありませんか!
 ついに鳥取のレストランにまで、パウル君のゲソがでまわりはじめたんだ。ここだけの話ですが、ドイツがスペインに敗れた翌日、先生がゴルゴ13にパウル君の狙撃を依頼している電話をこっそり盗み聴きしてしまったのです。なにぶん将来の職業が職業ですから、犯罪を放置するわけにはいかないと思いつつ、こんな結果になるなんて・・・

 冗談はおいといて、お祝いをしてくれた皆に感謝をしながら楽しく過ごさせていただきました。
 ちなみに、ぼくが食べたのは「ゴルゴンゾーラチーズの包み焼きハンバーグ」。アレは美味しかった。オレお金払ってないし……先生ごちそうさまでした!
 ゼミ生全員が内定をもらえますように。(武蔵)

  1. 2010/07/15(木) 22:13:25|
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鬼太郎空港で、六弦倶楽部!

 とうとうワールドカップも終わってしまいました。クライフの「スペイン礼賛、オランダ批判」は立派なような、悲しいような・・・たしかにファウルの多い荒れた決勝でしたが、あの憎たらしいほどクールなファンマルウェイク監督が血相を変えて采配をふるう姿に、オレンジ軍団の悲壮な決意を感じ取れました。オランダは歴代のチームに比べれば無骨で退屈でしたが、これ以上批判するのは可哀想じゃないでしょうか。なにより、あの戦法でまちがいないんです。ドイツよりオランダの戦い方が正しい。乱暴なタックルが正しいと言っているのではありませんよ。前戦に3枚のフォワードを張り付け、ディフェンスラインを押し上げて、狭い中盤のなかでプレスをかけ続ける。ファウルはいけないに決まってますが、カードすれすれのプレスで挑まないとスペインの中盤はとまらないでしょう。オランダのこの戦法は、少なくともセスクが投入されるまで奏功していたんですがね。シャビ・アロンソがオランダの攻撃を恐れて前に出なくなった。これは3トップとスナイデルの効果です。ドイツは1トップでしたからね。2トップで入る手もあったね。そして、なによりポドルスキが前戦に上がっていかなければいけなかった。もちろんディフェンス・ラインもおしあげてね。あとは走り負けしない走力をつけないと、2年後も厳しいぞ。でも、2年後にヨーロッパと世界のサッカー地図がどう変わっているか、楽しみですね。

 さて、こんどはギターです。六弦倶楽部の第14回練習会がこの3連休に開催されます。会場は「米子鬼太郎空港2階イベントスペース」だって。ひょっとして、これ、パブリックビューじゃないのん??
 
 まいったなぁ・・・全然、練習してません。公務は忙しいし、まるまる一ヶ月、ワールドカップを中心に生活が回転してましたからね。弦だって張り替えてないし・・・あぁぁぁ、また1万8千円のエレガットでやっちまおうかな。

 じつは、年初の目的は「アフターアワーズを借りて、大晦日の誕生日にソロギター・コンサートを開くこと」だったんです。その目玉とする曲は、ディアンスの『ナイト・アンド・デイ』2曲目に収録されている「ブルーゼット」と決めておりました。で、いつもリュックのなかに『ナイト・アンド・デイ』の楽譜集を収めている時期があったんですが、「ブルーゼット」のアレンジは凄まじいものでして、ほとんど手をつけていません。いつもなら、難しい曲に挑んでいて苦しんでいるときでも、「いつか弾けるようになるよ、いつだってそうだもの」と患者が励ましてくれるんですが、今回はそこまでいかない。楽譜に指の番号をつける作業すらまともに進んでいません。
 
 そういえば、最近、研究室でデジタルビデオを購入したんだ。だれか録画撮りに鬼太郎空港まできてくれないかな??

  1. 2010/07/14(水) 11:16:01|
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ぼくたちのワールドカップ(Ⅲ)

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司令塔、エジル・オカガキ!

 皆さん、こんにちは。ワールドカップも終わってしまいましたね。じつは、わたしワールドカップ決勝の裏番組、F1をみておりまして、決勝がどんな内容だったかよく知りません。先生からは4年に1度のワールドカップ決勝をみなようなやつにはもうパスを出さないと勘当されてしまいました。それが影響したのか、また負けてしまいました。駐車場サッカーも9日で第7節です。

  メンバー  フリーマン: 先生
        Sソックス: エアーポート&タクヲさん
        Aソックス: 武蔵&轟

 この日は先生が連夜のワードカップ疲れで持病(ゲーリー・ピーコック)を再発させ、なかなか駐車場にあらわれません。その間に「シュートの感覚を掴んでおく」とひそかに特訓をするエアーポートさん。Sソックスの司令塔に任命されたエアーポートさんは役目を果たすことができるのでしょうか。
 さて、注目の試合開始です! 準備運動をしていないため、はじめはスロースタートで。開始から前半はAソックスペース。準決勝のドイツのようにゴール前に壁をはるSソックスと、かたやポゼッションサッカーでボールを支配しつつ攻めるAソックス。試合が動いたのは開始直後でした。先生のスルーパスから武蔵のミドルシュートが決まり1-0。続けざまにもう1点と重ね、前半終了時には5-3とAソックスが試合の主導権を握ります。

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  1. 2010/07/13(火) 00:29:07|
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決勝でも、また誤審!?

 フラストレーションの溜まる週末だ。全放送局が選挙速報をやって、深夜の教育TVだけがワールドカップの特別番組を提供するという、このメディアの姿勢が気に入らない。投票したい政党のない不毛な参議院議員選挙などより、4年に1度のワールドカップ決勝のほうがずっと重要なイベントであるという事実を、メディアだけでなく、民主党も自民党も知っておいたほうがいい。
 昨夜は悲惨だった。スカパーがわるいのか、NHK・民放などの地上波放送局がわるいのか。これでも下宿にはスカパーのアンテナなど機器類を保管しているのだが、2004ユーロを契機にWOWOWに乗り換えて、スカパーとは契約解除したままだから、3位決定戦が視られない。たしかに、W杯における3位決定戦は歴史上、あまり重視されていない。オリンピックでは「銅メダル」に<異常なほど>意味があるのだが、ワールドカップにおいては「ベスト4」に意味がある。だから、3位決定戦にはメンバーを落として若手で臨むことが少なくなかった。今回のドイツは、その例に漏れず、風邪などの影響でレギュラー数名がスタメン落ちした。しかし、むしろドイツの若いチームに興味をもつサッカーファンは多いだろう。一方のウルグアイは、ハンドのバッシングに晒されているスアレスが復帰し、フォルランとのコンビが復活して本気になっている。
 ライブ映像を視たかった。仕方ないので、レポートの採点をしながらネットの「速報」をチェックしていた。すると、手動更新するたびに点が入っていく。激しいゲームになっていることは容易に想像され、観戦者のツィッターコメントを読めば、「凄い試合だ!」「今大会最高のゲーム」「延長戦までみたかった」等々・・・3-2というスコアはサッカーでもっとも面白い展開だと言われている。ドイツもウルグアイも攻めたんだ。猛烈な打ち合いをやったんだ・・・なんでドイツはスペイン戦でそういう試合をしようとしなかったのだろう・・・スペインに中盤を支配されたからといえばそれまでだけれども、チリだって果敢にスペインに打ち合いを挑んだのに。オシムがいうところの「モウリーニョ・シンドローム」にドイツまでもが呑み込まれ、あえなく0-1で敗退・・・このまえも書いたとおり、日本やパラグアイがモウリーニョ戦略を見習うのは理にかなうけれども、イングランドとアルゼンチンから4点を奪ったドイツまでもが「パチンコの釘」になるなんて・・・結果としてスペインに負けても良かったから、3位決定戦のような3-2の打ち合いをみたかった。
 レーウ監督のインタビューにも失望した。「今回の結果に満足している」というのである。「誇って帰国できる」と。選手たちは悔しがっているのに、監督は満足している。レーウという人物はイケメンでクールで、たぶん温厚で人望があって、頭がよくて、すぐれた教育者・指導者なのだろうが、永遠にモウリーニョにはなれない。勝負師じゃない。2年後のユーロでスペインに勝ちたいなら、指導者(監督)を変えたほうがいいんじゃないか。そうか、モウリーニョを監督に迎えればいいんだ??

 オランダにはドイツのような試合を絶対してほしくない。まず前の3枚のFW、ロッベン、ファンペルシー、カイトは守備に戻らなくていい。この3人が前線にはっていれば、スペインのサイドバックもそうそうオーバーラップできないだろう。ディフェンス・ラインは勇気をもっておしあげろ! ドイツみたいにゴールの前に巣くってはいけない。最終ラインと前線の距離を短くして、狭いスペースのなかでガチのつぶし合いに挑んでくれ。いくらスペインの中盤がうまくても、どこかでミスをする。そのボールを拾って前線につなげば必ず活路が見いだせる。わたしはね、べつにオランダというチームが好きなわけではない。ただ、もう「パチンコの釘」作戦はみたくない。1-0の試合は要らない。壮絶な戦いがみたい。点の取り合いを期待している。

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  1. 2010/07/12(月) 06:09:48|
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網代のサザエ漁 -ジオパーク・トレッキング番外篇(Ⅳ)-

サザエ漁1


 7月2日(金)。天気はあいにく曇り。なぜ、「あいにく」なのかと言うと・・・今回のテーマは「サザエ漁の現場取材」だから。そう、サザエ漁に同行するので、雨が降るといろいろ大変なのである。3限目の講義が終わってすぐにロータリーに集合し、大学院生の先輩と合流して網代港へ出発! 無事、網代漁協に到着し、漁協のMさんに挨拶して待ち合わせ場所に行ってみると・・・すでに漁師さんが何人か来ていらっしゃった。開始時刻をこちらの都合に合わせていただいたこともあり、「早く乗りぃ!」と言われたので、急いでライフジャケットを身につけてカンコ(磯船)に乗船。船に乗ってから、漁師さんの運転でサザエの漁場へ移動。ここで一つマメ知識を・・・。

 山陰海岸では、岩ガキが名産である。今回同行していただいた漁師さんがまだ若いころ、それを捕る事ができたのは網代港の近くにある駟馳山(しちやま)のふもとの磯辺であった。しかし、たくさん捕りすぎたため、その漁場のカキやサザエなどの貝類が全滅してしまったそうだ。そこで人間が造ったのが、人工の漁場である。網代港の防波堤の近くにそれはある。海底に砂などを敷き、平らにする事で、形の良いカキを捕ることができるのである。さらに、防波堤にあるテトラポットの間には、サザエやアワビなどが集まるので、これらも捕採できる。

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  1. 2010/07/11(日) 00:34:45|
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田後の朝市 -ジオパーク・トレッキング番外篇(Ⅲ)-

朝市取材1


 6月30日(水)。前日に網代入りし、S先輩のお宅で一泊して臨んだ田後の朝市取材では、いろいろな魚介類を見ることができた。
 到着は午前8時。8時半から開始されるセリに備えて、さまざまな種類の魚や貝類が並べられていた。見たところ、アジやアゴ(トビウオ)・アワビ・イカ・アンコウ(↑図鑑で調べてみたところキアンコウらしい)・サザエ・カキ・メバル・ホウボウ・アコウダイ(?)などが・・・ほかにも、サヨリやダツ、離れたところの水槽にはスズキやヒラメ・ハマチ・マダイ・タコもいた。ちなみに、カスベと呼ばれていたエイはガンギエイで、近縁種が何種かいて、どれもよく似ていて見分けにくいらしい。市場ではそれらをひとまとめにしてカスベと呼ぶことが、図鑑を調べてみてわかった。
 ぼくたちが市にやって来たとき、まだ準備中だったので、市場の方たちはせわしく動いており、ヒアリングはできなかった。セリに来た業者は、トラックで確認する限り、5社程度。
 セリが終わり、ヒアリングしていると、売り物にならない小さな(手のひらサイズ)甲イカを分けていただけることに。ご丁寧に、イカの身と皮を剥ぐ作業まで教えていただき、実際に体験できた(ぼくはやらなかったが)。
 図鑑で調べてみたところ、朝市にでていた魚をどのように調理したらおいしいかが書いてあった。カスベは、湯通しして酢味噌をつけたり、煮付けなどにすると非常に美味。スズキは夏が旬で、刺身(洗い)や焼き物、蒸し物がおいしい。アコウダイは煮付けや粕漬けが美味いらしい。メバルは春が旬で、主に煮付けや揚げ物などで賞味される。ホウボウは質のよい白身の高級魚で、刺身のほか、椀種や鍋物がおいしいらしい。キアンコウはどの部位も鍋がおいしいらしく特に肝臓が美味。以前は、西のフグに東のアンコウと、旨い鍋の代名詞のように言われていたが、最近は養殖フグによって、東方の形勢がやや不利となっている。
 今回はここまでにしますが、まとめのときに他の魚のことも書こうと思っている。(環境マネジメント学科1年N.H)

 朝市取材2 朝市取材3


  1. 2010/07/10(土) 00:40:54|
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歴史が動いた一戦

01ドイツ戦05


 長いワールドカップの歴史のなかで、開催国・優勝経験国以外の国が初めて戴冠することが決定した。準決勝のドイツ対スペインは、まさに歴史に残ると一戦となった。大穴、ドイツにかけたわたしのトトも終わった。

 試合が動いたのは後半だが、ドイツの敗因は前半の入り方にあった。オシム流に言うならば、

   「相手をレスペクトしすぎてはいけない」

 ドイツの戦い方は、まるでパラグアイのようだった。昨日も書いたように、ドイツのサッカーは「リアクション・フットボール」ではあるけれども、日本やパラグアイほどの「超守備的サッカー」ではない。イングランドとアルゼンチンから4点とったチームが、なぜあれだけ引いて守備ブロックをつくってしまったのか。ああいう守り方はパラグアイや日本にこそふさわしい。そして、パラグアイや日本のほうが、ああいう守り方に長けている。たとえばパラグアイならば、自陣の全域でプレスをかけ、スペインの球回しを自由にさせないようにしていた。日本ならば、大久保のような前線の選手もボールを追い回した。ドイツの場合、画面をみている限りでは、ペナルティ・エリアのなかでボールを跳ね返せばよい、という発想であり、高い位置でのプレスが弱く(半ば放棄している?)、完全にスペインに中盤を支配された。これで、スペインにリズムが生まれた。
 スペインの選手はスキルが高いだけでなく、どんな場所でも即座に複数のトライアングルをつくり、短いパスをつないでいく。そして、ボールを奪われた瞬間、トライアングルを形成している選手がボールキープするドイツの選手にプレスをかける。いわゆる「集中守備」である。クライフが編み出したこのシステムによって、スペインはボールとゲームを支配し続けるのだが、これに対抗しようと思うなら、ドイツは勇気をもってラインを上げ、スペインと同じようなトライアングルをつくってプレスをかけ続けるしかなかった。しかし、ドイツ中盤の動きは鈍かった。運動量が足りない。ドイツ選手の心理がどうだったのか、わたしには分からないけれども、「中盤をスペインにあけわたしてもよい」というふうにしか受け取れない前半のゲーム運びであった。

01ドイツ戦02

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  1. 2010/07/09(金) 00:18:45|
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退屈なオランダ、決勝進出!

01ウルグアイ04

 アンテナのない下宿生活は苦しい・・・ですが、なんとかW杯を生きのびる道を発見しました。ネット喫茶で地上波がみられるんです。パソコンに14インチのテレビがくっついてる部屋があるんだ。パソコンモニターにテレビを映すことのできる部屋もあるのだけれど、どっちの操作が楽かとカウンターで訊ねれば14インチテレビだというので、そちらの部屋を選んだ。深夜の3時すぎ。3時間パックで千円ちょいでした。

 国家斉唱のあたりからライブをみた。オランダのスタメンが次々と画面にアップされていく。華がない・・・(若いのに)髪の毛もない。体がごっつくて髭が濃いだけだな、なんて思ってみていたら、最後にあらわれたのがスナイデル。この忍者のような男がいなかったら、今回のオランダは、ほんと、ごく普通のヨーロッパ型チームにすぎなかったであろう。
 以前に書いたことがあるけれども、これまでオランダは世界最強と目される時代が3回あった。

  1974~78年ころ: クライフ(-ニースケンス-レンセンブリンク・・・)
  1988~92年ころ: ライカールト(-ファンバステン-フリット・・・)
  1998W杯: ヒディンク監督(-ダービッツ-ベルカンプ・・・)

 どの時代も世界チャンピオンになれなかったけど、そりゃもう、選手とチームには華がありました。一人ひとりが格好いいし、なにしろ攻撃的でパスがよく通り、まさにバルサの原型ここにあり! 今回のオランダをクライフは「守備的」だと言って非難しているらしい。が、あの憎たらしいほどクールなファンマルウェイク監督は「だれの批判も気にせず、だれの助言もうけない」と受け流す。

01ウルグアイ02

 今回のオランダは退屈なチームだ。みていてウキウキしませんね。そんなオランダを、BS1の解説者、山本昌邦(アテネ五輪代表監督、元磐田監督)は「ポゼッション・フットボールの代表」だと誉めそやす。みなさん、ご覧になったとおり、そんないいもんじゃないよね。まぐれのようにして入ったファンブロンクホルストのロングシュートからスナイデルの技ありシュートまでの数十分間、フィールドを支配していたのはウルグアイだった。山本-shitataka-昌邦はウルグアイを「日本と似た堅守速攻のチーム」だとも言った。そりゃ、ウルグアイに対して失礼ってもんですよ。今回の日本代表はパラグアイと似た超守備的チームで、ベスト16という快挙をなしとげた。パラグアイもベスト8に勝ち名乗りをあげた。しかし、両者ともベスト4の壁には跳ね返された。ウルグアイがベスト4入りを成就させたのは、日本と同じぐらいの堅い守備に加えて、スアレス、フォルランという凄いアタッカーをもっていたからです。日本には、あんな素晴らしいストライカーはまだ一人もいない。ああいうストライカーが日本にあらわれて、現状の守備力をより熟成させていけば4強入りも夢ではなくなるでしょう。
 それにしても、フォルランは格好いい。22人のフィールドプレーヤーのなかで突出したオーラを放っておりました。前半の(利き足ではない)左のミドルは凄かったね。よくもまぁ、毎試合のように、あんなに素晴らしいミドルを連発できるものだ・・・

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  1. 2010/07/08(木) 00:14:13|
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磯の香りに誘われて

牡蠣パーティー2


 時は遡りますが、先週久々におこなわれたアソックスVSスローソックスの後、普段ならお決まりの「南海飯店」で大盛りの白飯と150円の餃子でお腹を満たすんですが、この日は、少しばかり贅沢な晩餐会を開きました。なんと、サザエ、カキ、そしてそしてアワビまで! 思い出すだけでヨダレが・・・
 というのも、その日の昼に、網代漁協のご協力でサザエ漁の取材を敢行したんですが、取材の際に獲った海産物を、お土産に持たせていただいたんです。私なんかは試合もそっちのけで、その後の晩餐のことばかり考えていたんですが、Mr.エアポート君の試合での不調もそれが原因だったんでしょう!
 晩餐の準備は、いつもながら女性陣。毎度毎度、ありがとうございます。アワビはお刺身に、サザエは網焼きで、カキは網焼き&酒蒸しでいただきました。カキの解体係りはエアポート&轟の2名。「あつっ!」 「かたっ!!」と苦戦しながらも、口の空いた手がかりを見つけては硬いカキの殻をどんどん開いてくれます。この調子で、摩尼山の発掘調査でもやってくれるでしょう!! 海の幸はどれも獲れたて新鮮で、磯の香りが口いっぱいにひろがります。どれだけ美味しいかって?
 教授の、このお顔(↓)を見れば一目瞭然・・・

牡蠣パーティー3

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  1. 2010/07/07(水) 00:05:38|
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第11回「ジオパーク・トレッキング-山陰海岸の自然と文化-」

R0020922朝市


 7月1日(木)。ついに7月が始まってしまいました。天気は曇りのち雨といったところでしょうか。今週一週間は天気が悪いとの予報で、いよいよ本格的に梅雨入りした感があります。
 今日のプロ研は田後港にヒアリングに行こうと考えていたのですが、アポイントメントをとることや準備もしないままヒアリングに行っても意味がないとのご指摘を教授から受けてしまいました。そこで、先週鳥取大学付属図書館から各自借りてきた文献などから得た情報の確認と、これまでの成果を4410演習室で報告することになりました。
 まずは私ですが、一週間前に網代と田後のスルメの食べ比べをおこなったので、その際に皆さんに書いていただいたコメントを表に集計しました。しかしエクセルを使いこなせていなかったため、今思うと、分かりづらい表だったのではと思っています。教授からは1人1人が書いている全てのコメントをそのまま入力・公開するのが先だとコメントされました。文献についてはもっと探せば多くあるから、図書館やネット上のサイトを必死で探すよう指導されました。その後も各自が成果を報告していきましたが、全体を通して、発表するにはまだまだ資料が足りないのが現状です。

 成果を報告し終わった後、前日(6/30)の朝、一年生4人が取材した朝市の動画を見ました。朝早いというのに大勢の人達が競りに参加して、大きな声を張り上げている風景はまさに圧巻でした。今回の朝市の取材では動画だけでなく多くの種類の魚の写真も撮影していたので、その写真をもとにデータベースを作成することになりました。このデータベースの項目として「魚名(方言)・学名・分類・捕獲地」などを設け、漁師さんにヒアリングで確認したり、自分たちで調べて各項目を埋めていくことになりました。
 今日のプロ研を除くと発表まであと3回しかありません。日数にすると3週間で本当に時間がないと改めて実感しました。今後は今まで以上に気合いを入れて頑張らなければと思います。(環境政策経営学科2年U.H)

 20100701-2s2.jpg 20200701-1s3.jpg
↑網代「のれん干し」091020  ↑田後「すだれ干し」100522
  1. 2010/07/06(火) 00:21:32|
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ブロッサム・ギャラリー(Ⅹ)

新かんせー3
 建築の非建築計画


 「ブロッサム・ギャラリー」は、副題の「建築のビオトープ化」を実現するために、「建築計画」と「建築の非建築計画」を併行して考える愉快なプロジェクトであった。
 ASALABは、いうまでもなく、木造の文化財建造物を中心とする調査研究と復元設計をおもなテーマとしている。今回のサステイナビリティ研究所の作品はわたしたちが最も得意とする木造建築の修復・復元ではなく、これまで蓄積した歴史的建造物の知識を現代建築の設計に活かすことが一つの課題であった。さらに今回は、ビオトープという「自然」との共生をめざしている。ビオトープという「自然」とサス研拠点施設との共存が大きな課題であり、その結論として建築そのものをビオトープ化しようという発想が芽生えていった。その結果、研究所の「非建築計画」(自然化計画)が必要不可欠となったのである。木造建築として民家構法のサス兼垂木や社寺建築のトチ葺きなどの伝統構法を取り入れながら、生物多様性を表現する緑化パーゴラ、芝棟の多彩な植栽で建築を覆い、建物本体を見えにくくすることで拠点施設をビオトープ化し、既存のビオトープとの景観融合をはかった。総括するならば、わたしたちは「歴史とエコロジー」を環境共生型の「未来」建築の原泉にしようとしたのである。これに対して、ある審査委員からは

  「サステイィナビリティ研究所というよりも自然環境研究所?」

という訳の分からぬコメントを頂戴している。いまわたしたちの手元には審査員の全リストがある。いったいどの委員がこのコメントをしたのか、ぜひとも教えていただきたい。できれば、少し掘り下げた議論がしてみたいのである。

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  1. 2010/07/05(月) 00:09:29|
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ドイツ、圧勝!!

 ドイツがアルゼンチンを4-0の大差で倒しました。ドイツが勝つと予想していましたが、これほどまでの差がつくとはね、ぐふふ・・・アルゼンチンは、残念ながら「個の集合」でしかなかった。有名な選手が名を連ねていて、武蔵(たけぞう)はいつでもこういうチームを「強い、つよい」と賞賛しますが、実際はこんなもんです。守備の組織もしっかりしていないし、攻撃がパターン化しているわけでもない。ふりかえると、アルゼンチンのこれまでの対戦相手は、ナイジェリア、韓国、ギリシア、メキシコでして、強豪と呼べるチームとはあたっていない。対して、ドイツはセルビアに一敗するも、堅守のガーナを90分で破り、強豪イングランドに4-1で圧勝している。
 ミューラーが通算2枚めの黄紙をもらい、”misses next match”となってしまったのが杞憂ではありますが、ビデオをみる限り、あれは「ハンド」ではありませんね。おそらくドイツ協会はFIFAに異議申し立てをするでしょう。そうなると、黄紙が取り消される可能性もあります。たとえ、そうならなくとも、つまりミューラーが欠場しようとも、いまのドイツの強さの根幹は揺るがないでしょう。サッカーが優れた一人の選手のみによって左右される時代ではないことを、メッシのアルゼンチンが図らずも実証してしまいました。おそらくドイツは、ミューラーの欠場によっていっそう結束するでしょう。

 さてさて、読者のみなさまに、ASALABトトの状況をお知らせしておきましょう。

  教師: ドイツ
  タクオ: スペイン
  エアポート: ブラジル(すでに敗退)
  部長: 日本(すでに敗退)
  轟: スペイン
  武蔵: アルゼンチン(すでに敗退、イタリアからの鞍替えにより3倍払い)
  きっかわ: フランス(すでに敗退)
  ヒノッキー: オランダ
  ノビタ: アルゼンチン(すでに敗退)

 というわけで、すでに5名が敗退しております。これからスペインvsパラグアイですが、スペインがパラグアイに勝つと決まったわけじゃありませんからね・・・パラグアイは、今大会、まだ1失点しかしてません。スペインは「パチンコの釘」大作戦を舐めてかかると、スイス戦の二の舞になりかねないですから、まぁ、お気をつけて!

  1. 2010/07/04(日) 01:50:17|
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ブラジル、散る!

 前半のブラジルには舌をまいた。シュートのような速いパスを難なくトラップし、人とボールが猛烈なスピードで動いていく。こんなサッカーをされたら、アルゼンチンだろうが、ドイツだろうが、スペインだろうが、どんなチームも相手にならない。それほど驚異的なサッカーをブラジルはしていた。ブラジルがJ1のチームとすれば、オランダは高校生のチームに思えるほどの差が両者にはあった。
 後半が始まって10分ばかりすると、カナイチヤのカウンターに坐っていたマニア2名が席をたった。

   「もう、試合は決まりだわ・・・」

 わたしも似たような気持ちでいたのだが、こんな凄い試合の観戦を途中で放棄する気が知れない。できれば90分と言わず、120分みたいものだ。そう思っていた矢先、ペロのオウンゴールで1-1に。あれはたしかにオウンゴールだが、事実上はスナイデルの技ありゴールというほかないだろう。
 ブラジルはここで動揺する必要はまったくなかった。所詮、1-1ではないか。120分かけて勝ち抜けばよいだけのことである。ルシオやカカなど、大舞台になれているスターたちは冷静だったが、ロビーニョなど左右のサイドにはっている選手を中心に「我を失う」姿が目立ち始める。前半から西村主審の判定にくってかかるブラジル選手がいて、興奮を隠しきれない状態が1-1の時点からさらに増幅していった。その、獣のような表情を眺めながら「ドーピング」という言葉が頭をかすめた。
 一方、オランダは、あの憎たらしいほどクールな監督をはじめ、選手全員が冷静に試合を進めていた。そして、コーナーキックからスナイデルが2点目をゲットする。ブラジルはここでも慌てる必要はなかった。時間はまだ20分以上残っていたのである。ブラジルの力をもってすれば同点にすることは十分可能であった。しかし、ブラジル選手の精神的動揺は、わたしたちの想像以上に大きくなっていた。その結果が、あのメロの赤紙である。ここで、試合は終わった。
 冷静な方が勝つ。いくら実力があっても、怒って我を忘れたらすべてを失い、敗北するのだ。この歳になって、ようやくそんな当たり前のことに気付いた自分自身に呆れつつ、ブラジル代表という世界最強のチームの自滅に目を覆わざるをえなかった。
 試合は終わったが、あまりに衝撃的な”凄い”試合の結末に呆然となって、カウンターを立てなかった。熱いコーヒーを1杯注文し、それを飲んだら少し落ち着いた。そして、わたしは車にのった。高速経由で奈良を目指したのである。深夜の3時すぎ、西宮名塩のパークで休憩すると、オランダvsブラジル戦の録画(BS2)を大型TVで放送していた。ちょうどスナイデルがヘッドで2点目をとるシーンだった。
 それにしても、スナイデルである。まるで忍者のようなMFだ。メッシやカカやロナウドのような派手さはない。しかし、この3人よりもはるかに決定的な仕事を今W杯でスナイデルはしている。最終的にはスナイデルとエジルの戦いになるかもしれない・・・

 奈良の家に戻ったら早朝4時半。ウルグアイ対ガーナ戦の後半が始まる直前だった。延長の前半途中まで目を凝らしていたが・・・気付いたらソファで目が覚めた。試合は終わって、国営放送の画面はニュースに変わっていた。スアレスの「歴史的なハンド」とギャンのPK失敗をみることができなかったのである。一眠りしてから、録画を見直したのだが、延長後半14分過ぎに放送局が総合からETVに変わってしまい、劇的な幕切れをまだみていない。まぁ、ユーチューブがあるからね・・・
 
 さぁ、ドイツ対アルゼンチンです!

  1. 2010/07/03(土) 21:33:18|
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ぼくたちのワールドカップ(Ⅱ)

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ワンセグから目が離せない今日この頃

 ワールドカップ真っ只中! 今まさにブログを書きながらブラジル対オランダ戦をワンセグにて観戦中。ゼミ室にテレビがほし~の(byゼミ生一同)。
 さてさて、駐車場サッカー第6節は3週間ぶりの対決です。メンバーはアソックス(学部生)対スローソックス(院生)に振り分けました。先生は武蔵やわたしがフリーマンをすると、ストレスが相当溜まるらしく、自らフリーマンを志願されました。試合後、武蔵が「来週はわたしがやります」と言っておりましたが、先生は(おまえには無理?)という顔をされていて、来週以降も同じメンバーになりそうな気配です。

   Sソックス: エアポート&タクオさん 
   Aソックス: 武蔵&轟
   フリーマン: 先生  

 本日は、ブラジル対オランダ戦。見逃せない試合です! なんせ私の優勝予想国なんですから。しかも今日は日中のゼミで立派なカキとサザエを大量にゲットしたので(大きなアワビも一つ)、今晩のASALABは豪華ディナーです。どのような時間配分で試合をするかが重要なカギを握ります。
 19時ジャスト、とりあえず30分勝負を目標にキックオフ。久しぶりのサッカーでみんな燃えているのか、試合開始直後まずはタクオさんがいきなりワンツーで先制点を奪います。突然のゴールに轟くんも負けずとディフェンスをかわし、点を奪い返します。試合は序盤からお互い点を取り合うシーソーゲーム。試合はハイペースで展開します。
 気が付けば、あっという間に30分が過ぎていました。5-5の同点です。引き分けの美学です!なんていうのは3週間ぶりのサッカーには通じません。久しぶりの試合は白黒をハッキリつけねばならないという精神が働いてか、試合はおのずと延長戦へ。

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  1. 2010/07/03(土) 01:17:46|
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ノビタのナイチンゲール

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 どうもお久しぶりです。ノビタです。

  W杯の優勝はナイチンゲール・・・じゃなかったアルゼンチン。
  ダッハッハ!

 1・2年生がプロジェクト研究「ジオパークトレッキング」の一環で、網代と田後のスルメを比較しているそうですね。昨夜、それに係わる新聞記事を届けに、ひさびさ我が古巣を訪れました。新聞記事の切り抜きは7月6日にアップされるようです。
 訪問早々、我が恩師のつまら・・・ユーモアあふれるギャグを聞くと、当時のことを思い出しますが、研究室を覗くとすっかり様子も変わっていて、冷蔵庫なんかもあったり、初めて顔を合わせる後輩もいたり。すっかり自分が「過去の人」になったと感じます・・・。

 という具合につらつらとブログを書いている訳ですが、何故僕が書いているかといると、他ならぬ浅川“ドゥンガ”滋男監督から「お前、久しぶりに来たんだからなんか書いていけよ」という命令を頂戴したからです。うーん、まあいきなり書けと言われたのであんまし思いつかないのですが、最後に後輩に一言。

  「体は大事にしてください」

 それではまた!(ノビタ)

  1. 2010/07/02(金) 15:13:07|
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明窓

 5月8日の山陰中央新報が米子総局から送られてきました。4月28日(水)に取材をうけた内容が1面の「明窓」に掲載されています。いわゆる「天声人語」の欄ですね。もう二月ばかり前の記事ですが、ようやく目にして嬉しく思います。記事の中身はもちろん出雲大社のこと。『出雲大社の建築考古学-山陰地方の掘立柱建物-』のほうは出版社の担当の方が入院するというアクシデントがあり、編集作業に遅れがでていましたが、いままさに再校が執筆者から研究室に続々戻ってきており、それをチェックし、出版社に転送しつつあります。推薦文も某恩師に書いていただきました。
 いよいよです。出版は目の前です。

出雲記事100508-3

  1. 2010/07/01(木) 16:48:51|
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本家魯班13世

06 | 2010/07 | 08
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