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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

摩尼寺「奥の院」発掘調査日誌(Ⅵ)

soseki


埋もれた礎石の発見!

 8月8日(日)。梅雨が明けてから、記録的な暑さとともに、快晴の日が続いています。本日も天候に恵まれ、さわやかな青空。現場近くの小さな洞穴で湧き水が出るらしいのですが、連日の猛暑のせいで、スズメの涙のような滴が垂れるのみ。雨が降れば、少しは水も嵩張るのでしょうが、最後に雨の降ったのはいつだったでしょうか・・・
 さて、日曜日に浅川ゼミのメンバー総出で作業をおこないました。さらに午後からは、倉吉市教育委員会文化財課のS氏がお見えになり、検出中の遺構や、岩窟・出土品についてご指導をいただきました。
 10時前から作業を開始。発掘調査に先立ち、四分法で調査している対角の調査区のうち南側をA区、北側をB区、さらに2つのL字トレンチのうち南側をトレンチA、北側をトレンチBと命名しました。ちなみに、先日遺構検出をおこなったのはトレンチAとなります。
 作業は、発掘調査の主要メンバーであるエアポート君&轟君と、実働作業部隊とに別れます。エア&轟は、A区を発掘調査する前に遺構カードに表土上の石配置を記入。その傍らで、私を含む作業部隊はB区およびトレンチBの表土はぎと、遺構検出のための清掃。作業開始から30分ほど経つと、先生がすがすがしい顔で現れました。開口一番、「やっぱり上は涼しい」。そうなんです、夏の発掘というと、うだるような暑さの中で作業をしていると想像されるかもしれませんが、今回の発掘現場は標高270mの山中。現場は木陰に覆われ、さわやかな風に包まれます。おまけに、1日で体重1kg減との事(先生談)。みなさん、ひと夏の想い出にいかがですか!?

IMG_2306.jpg DSC09978.jpg

 さてさて、先生が来られ、いつものように遺構検出が始まります。今回は、B区の遺構検出です。三和土(タタキ)と黒灰土の境界を先生が見極めるんですが、「まんじゅう」を片手にラインを次々と定めていきます。私にはぜんぜん見えませんでした・・・その横では、続々と遺物が発見されます。先日の「寛永通宝」に続き、銭貨が5枚、たて続けに畦のほぼ中央で発見されたほか、焼土や凝灰岩なども検出されました。とりわけ、礎石が基壇面(三和土)よりも外側で発見されたことにより、軒の出の指標となる雨落溝の検出が課題となり、今後の調査計画にも影響を与えそうです。また、五輪塔と思われる石がランダムに廃棄されたような状態で出土しました。ちなみに、それらを発見したナオキ君は「当り屋」に認定されました。なんだか聞こえは悪いですが、今後の活躍に乞うご期待!!です。
 昼休憩では、先生に必殺「まんじゅう投げ」(↓右)を披露していただき、午後のSさん到着に備えます。お出迎え役は武蔵君。方向音痴の武蔵君を一同不安なまなざしで送りましたが、無事、予定より10分ほど早くSさんを連れて戻ってきました。

shodo manjuunage

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  1. 2010/08/10(火) 00:58:00|
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asa

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