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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

摩尼寺「奥の院」発掘調査日誌(ⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅢ)

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井戸遺構の周囲に覆屋か?

 10月21日(木)。この日の作業は、D区東側斜面トレンチ、C区突出トレンチの注記および、推定「下層井戸遺構」の掘り下げをおこないました。

 21日に断面の線引&作図をしたD区東側斜面トレンチとC区突出トレンチは、この日注記作業に移行。先生が精査されると、D区東側斜面トレンチでは斜面の中間点に穴の痕跡があることが明らかとなりました。ここはちょうど段差にあたるところで、石垣の抜取穴もしくは裏込とみられます。近くに横たわる石はおそらく縦に並んで石垣か階段を作っていたのでしょう。A区の東側斜面に野面積の石垣がみられる一方で、D区東側の斜面に石垣はなく斜面があるだけです。今回の発見で、この斜面にはもともと石垣があったと推測できますが、この場合、A区とD区とで石垣のエッジがずれることになります。これには疑問が残りますが、整地した地形に合わせたものと考えれば納得いきます。しかし、今回の掘り下げでは今一番底で出ている茶灰褐粘質土が上層のものか下層のものか明確にすることができませんので、今後さらなる掘り下げが必要です。
 C区突出トレンチは、以前注記したトレンチと今回延長したトレンチの層位を比較検討した結果、上層基壇面が徐々に斜めに立ち上がり、延長トレンチに続くことが明らかとなりました。その層位を追っていくと、なんと斜面上部にあった礎石風の石に延びていくではありませんか。つまり、この礎石は元位置から動いていないと判断できます。やはり上層遺構は傾斜面にたつ懸造であったといえるでしょう。先生の精査により、またしても轟&エアポートの説が粉砕されてしまいました。

 さて、下層井戸遺構はこの日、円形トレンチの南側を、断面で確認した井戸堀形のレベルまで平らに掘り下げ、堀形の平面検出を試みました。すると19日に北側で発見した木杭の痕跡のような黒いピットが4つも出現。これらのピットは北側のものよりも一回り大きく、直径は15センチほど。なかには正方形に近いピットも見られます。また、これらピットの配置を見ると、井戸中央を円形に囲むような配置をしており、先生も私もこれは下層井戸の覆屋かと睨んでいます。明日は、北側も同様に堀形を検出するため掘り下げをおこないます。(Mr.エアポート)

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  1. 2010/10/27(水) 11:00:21|
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asa

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