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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

摩尼寺「奥の院」発掘調査日誌(ⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅤ)

井戸の黒ピット


黒いピットの掘り下げ

 10月23日(土)。今日は、下層井戸遺構でみつかった黒いピットの掘り下げ・平面実測・写真撮影、B区・D区の平面検出、Ⅲ区の根切り・平面検出をおこないました。

 下層井戸遺構でみつかった黒いピットは北側2ヶ所、南側5ヶ所(21日の時点では4ヶ所でしたが、23日に作業しているともう1ヶ所発見)の合計7ヶ所です。このうち、北側であぜの壁沿いにみつかっている小さめの黒いピットは触らずに、他の6ヶ所を掘り下げました。それぞれ8cmほど掘り下げ、その後、現状の平面を実測しました。さらに、脚立を使いつつ全景や詳細を写真撮影していきました。
 平面検出は、礎石の配置がはっきりしないB区とD区を中心におこないました。昨日張った柱配置グリッドのラインから、両側に50cmずつの位置にロープを張り、表面に積もったちりや土を2cmほど掘り下げて取り除いていきました。すると、B区の長形大土坑と集石遺構の間からは、轟くんが50cmほどの双子穴とおぼしき痕跡を発見。さらに、D区の三つ子穴が出た台形トレンチ脇から、エアポートさんが人頭大の礎石風の石を発見しました。こちらはサイズ的には小さく、束石かもしれません。
 Ⅲ区では、ナオキくんが直径15cmほどの巨大根っこと格闘。自宅からハンマーとのみを持参したナオキくんがひたすら根っこを切っていくと、ようやく巨大な根っこを取り去ることに成功。やっと平面検出が可能となり、断面をみながら平面をみていくと、柱穴が3つほど確認できたように思います。

 D区石 のみと根っこ
左:D区台形トレンチ脇から出た石  右:Ⅲ区の巨大根っこと格闘

 午後からは、1年生のU.SくんがⅠ区の表土はぎにやってきました。なんと彼は摩尼山まで自転車で来たそうで、その話を聞いたとき同じく自転車で摩尼山まで来た黒帯くんを思い出しました。しかし、やはり1年生だからかそれほど疲れも見せず、現場に登って少し休憩をはさんだ後、一人で黙々と表土はぎに励みました。落ち葉が降り積もり、根っこもはびこっていましたが、あらかた表土をはぎ終えたところで、今日の作業は終了しました。
 最後に、明日以降が雨の予報なので、全面にブルーシートを掛けて現場を保護しました。井戸はひとまずストップして、次は平面検出に力を入れたいので、あまり降りすぎないことを祈るばかりです。(部長)


  1. 2010/10/29(金) 00:00:16|
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asa

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