近所のイタメシ屋「シェア」で学生4名とささやかな夕食会を開くべくドアをあけると、顔見知りの女性が近くのテーブルに就いているのがみえた。職場のKさんだ。さっそく挨拶にいくと、対面に坐っている女性から「あっ、先生、お久しぶりです」のご挨拶を頂戴した。
えっ。あまりの美貌にどきまぎして、えっ、だれなの??? 学生たちも、まったく分からない。ところが、その女性は、わたしを含む全員のことを知っているという。えっ・・・ほんと、だれなの????
「あのぉ、こちらの方、どなたなんですか?」
と恐るおそるKさんに訊ねた。すると、美貌の女性が返事する。
「あらぁぁ、わたしですよ、わたし、Iです~」
えっ、嘘、ウソ、うそぉ~~、ダイエットという行為は、女性をかくも変えてしまうのですね。キャッツアイの森三中みたいだったんですよ、本学在職中は(ごめん!)・・・ぽちゃぽちゃしてるけど、可愛くて、性格もおっとりしていて、一部の若手教員から絶大な人気のあったIさんが、こんなに細くなって、モデルさんみたいな顔になってしまった。痩せると、たしかに美しくなるけれども、やや顔が険しくみえますね。お市の方さまみたいなオーラをまき散らしていて、いや、驚いた。
あんなにふくよかで、優しげで、母性の強い印象を振りまいていたのに。そのふくよかな愛くるしさが懐かしくなり、ぼくは不味いハウスワインと美味しいディナーをたいらげた後、二人にケーキをごちそうしてしまったのです(もちろん学生にも)。「ほんとにいいんですかぁ」と念をおしてくるから、「あと3個ずつ食べてもかまわないから、あのころのぽちゃぽちゃに戻ってほしいのん」と答えた次第。「こんど何かお返ししますねぇ」とかなんとか言われたので、
「それじゃ、青谷の豆腐、こんどこそお願いします」
と切って返したんだけど、LABLOGの超マニアでない限り、この件はわからんでしょうね。だれか分かるかな? 2006年1月22日の記事「
青谷の豆腐」をご参照いただければ、と。
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- 2011/03/01(火) 00:36:24|
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