「重伝建地区拡張にともなう倉吉の町並み整備案を考える」報告会 3月2日(水)。ついにこの日がやってまいりました。2010年度鳥取県環境学術研究費助成研究「倉吉重要伝統的建造物群保存地区拡大にむけての実践的研究」の成果報告会が倉吉市東仲町の「くら用心」でおこなわれました。わたしたちにとって、フィールドワークを積み重ねた場所での卒業研究の発表会ということになります。緊張です……。
しかし、この日はあいにくの悪天候。倉吉にむかってる最中にアラレまで降ってくる始末で。もしかしたら誰も来てくれないんじゃないかと心配していましたが、始まってみれば、30名以上のお客様で会場は土間まで一杯になりました。遠いところで、出雲市の平田の木綿街道振興会の皆様もお越し頂き、本当にありがたい限りです。みなさんへの感謝の気持ちで緊張はピークです……。
定刻通り18時から開始。発表の順番は最初にきっかわさん、二番目にわたくし竹蔵、最後を2年生の二人がまとめてくれるという順番で。集まっていただいた皆さんに自分たちが今までおこなってきた研究の成果を伝えようと、みんな熱意を込めた良い発表でした。特に2年生の二人は落ちつきのある発表で、「俺が2年生の時はあんなにしっかりしてなかったな」と反省させられるほどでした。反省し過ぎて限界です……正座で足が。
発表も無事終わり、痺れた足を少しませてから意見交換会へ。「商店街にアーケードを再建します!」と言った私の「昭和レトロ街」構想は行政の方々を怒らせてしまうんじゃないかと内心ドキドキしていましたが、「若い意見から学ばされるところがあった」、「住民の人びとの事も考えてくれている計画で嬉しい」などたくさんのお褒めの言葉を頂くことができました。もちろん「それは考え方が違うんじゃないか」、「お金のことを考えると……」など厳しい意見もありましたが、先生からは「学生たちは夢を描いているんです」という説明がありました。実際に町に住まれている方々の声はとてもありがたいですね。
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- 2011/03/06(日) 00:00:59|
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