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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

殿ダム

01殿ダム01


 3月9日。久しぶりに池田家墓所を訪問することになり、昼前に家をでた。集合時間まで一時間ばかりある。お腹が空いていた。蕎麦だ。蕎麦が食いたい。国府町の蕎麦屋と言えば「門や」ではないか。わたしはハンドルを切って、懐かしい神護への道をひた走った。途中で茅葺きの民家が左手にみえるはずだ。それが「門や」だ。しかし、それらしい建物をいつまでたっても視界にとらえられない。代わって、右手におそろしいほど深い渓谷を見下ろせる。正面には神護トンネル、拾石トンネルがあらわれ、それらを突き抜けて進むと、いきなり雪深くなった。通い慣れた神護への脇道すらどこだか分からないまま、見覚えのない集落まで車は進み、そこでUターンした。道は高速道路のようだった。高架にも似た橋の上で車を停め、渓谷を埋める広大な水面に気圧された。これが殿ダムか・・・ダムの壁の外側ではまだ工事が続いている。
 その景観におののいた。恐怖を感じた、と言ったほうがよいのかもしれない。自然破壊とは、こういう行為をいうのですね。目を覆いたくなる想いをこらえて、シャッターを切った。

01殿ダム02


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  1. 2011/03/12(土) 00:00:48|
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本家魯班13世

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