寒さが続いた山陰の天気も、この日は打ち合わせたかのような良いお天気。遠くの山並みにかすかに望む雪も、鳥取のこの時期ならではの景色でしょう。春の陽気に包まれた三連休初日、2010年度学位授与式が執り行われました。今年度ASALABでは、学部生2名、院生2名の計4名の学生が卒業しました。以下、卒業生より一言コメントです。※学籍番号順に掲載
卒業できて本当に良かった(竹蔵 こと 竹内信之) みなさんこんにちは。たくさんの方がたに支えられ、なんとか卒業を迎えることができました竹内信之です。いやいや本当に卒業できて良かった……。私の力不足で先生には何度も叱られ、研究も思いどおりに進まず卒業など夢物語と思っていたころもありました。しかし、先生や研究室のメンバー、倉吉の皆様などたくさんの人に支えられ、私も無事に卒業です。これまで支え導いて下さった皆様にお礼申し上げます。本当にありがとうございました。短い文章ですが、卒業の挨拶もこれで3回目なので、このあたりで失礼致します。今年の春からは社会人として遠い場所に行きますが、大学で学んだいろいろな教訓を胸に頑張ります!
ありがとうございました。
かけがえのない4年間でした(どぅんびあ こと 吉川友実) ようやくここまでこぎつけることができました。入学してはや4年…。入学時にはいろいろハプニングもあったので、ここまで来れて本当によかったなあと感無量でいます。とくに4年次では、卒業研究という大仕事に右往左往してしまって、先生や研究室のみなさんに何度助けていただいたことか数えきれません。また、倉吉市役所の方がた、地域住民の皆様にも、惜しみないご協力をいただきました。感謝の念でいっぱいです。本当に、かけがえのない4年間を過ごさせていただきました。いまは、この先に何が待っているかという不安と、4年間過ごした居場所を失ってしまったようなさみしさで心細いような気持ちになっていますが、ASALABで経験したことを忘れずに、胸をはって帰ってこれるような立派な社会人になれるよう、精進致します。皆様、本当に本当にありがとうございました!
長いようで短い、6年間 (部長 こと 今城愛) 小学校から数えると、もう5回目となる卒業式。2年前の大学の卒業式では、デザイン学科の総代として学位記を受け取りました。そして、今回も大学院生の総代として学長から学位記を受け取る、という重役を引き受けることとなり、卒業式前日には会場にて練習をおこないました。しかし、どうにも「卒業する」という実感が練習していてもわき起こってきませんでした。
そして、卒業式本番。やはり、卒業式を迎えても、何か実感がわきません。学部生の時のように袴ではなくスーツ姿で、当日の朝に自分で必死にメイクアップした忙しさも手伝っているかもしれませんが、それ以上に「6年間なじんだ大学から離れたくない」という気持ちが無意識に働いているのかもしれません。今振り返ると、6年という歳月は長いようで、短いものでした。特に、大学院での2年はあっという間に過ぎ去ってしまったかのように感じています。その6年間、ほぼ毎日のように大学にいたため、もはや大学にいることが「当たり前」であり、これから社会に出て働くのだというイメージをなかなか描くことができません。
しかし、もう10日も経てば社会人。これから何が起こるのかわからない不安と期待がありますが、6年間の大学生活・研究室活動で得た経験を活かして、今後も頑張っていきたいと思います。最後に、学部・大学院を通して長らく指導してくださった先生を始め、未熟な私に関わってくださった多くの方々にお礼申し上げ、卒業の言葉とさせていただきます。ありがとうございました。
修士2年間をふりかえって (Mr.エアポート こと 岡垣頼和) まさに「あっ」というまの2年間であった。希望や不安が入り混じる入学式で、大学院の宣誓を読み上げたのがつい先日のように思える。これからどのような研究をするか、どんな将来を夢見るか、自身の抱負を書き綴った宣誓文を読み返すと、それに近い活動ができたのではないだろうか。それもこれも、教授の厳しくも暖かいご指導があったからであり、私に協力してくれたゼミ生や後輩たちなくしては成し得る事はできなかったであろう。とても充実した修士2年間であったが、ただ一つだけ後悔していることがある。
それは、入学式の際に研究科長である教授がおっしゃられた「大学院生のあり方」。「大学院は学部のように教員に一方通行で指導されるのではなく、ライバルのような関係でなければならない」。思い返せばこの2年間、確かに研究活動に邁進してきたが、いつも指導されるばかりで、その度に教授とのはてしない力量の差を感じ、「ライバル」とは程遠い関係であった。全体の卒業式が終わった後、学科・領域別の学位授与式で、研究科長が再度この話題を持ち出したときは、後悔の念に押しつぶされそうだった。それでも、教授があいさつの最後に述べられた「入学式のときはライバルのような関係にあるべきだといいましたが、この2年間、院生は本当によく頑張りました」という一言に、目頭が熱くなった。救われたというか、報われたというか。けっして認められたわけではないのだろうが、そう言ってもらえたことがただただ嬉しかった。
さてさて、今年度で私は大学を卒業しましたが、来年度のASALABは研究が盛りだくさんであるように、私の研究活動はライフワークとなってASALABとともにまだまだ続きます。今後も精進いたしますのでLablog読者の皆様、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。
- 2011/03/23(水) 22:26:44|
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