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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

ルアンプラバンの夢(Ⅵ)

0827赤米01


ぜんざい雑煮に関する歴史民族学的研究

 ルアンプラバンに着いてすぐ、「ラオスはモチゴメばかりで、普通のお米は食べません」という伝達がガイドさんよりあり、直後の昼食からずっと竹編み籠に入った赤米を食べ続けた。できたての赤米はやわらかくて美味しいが、冷えると固くなって、いくぶん食べにくくなる。でも、美味しいご飯であることはまちがいない。
 ラオス料理はタイ料理と似ているが、タイ料理よりも素朴で、日本人の口にあう。そう思って、感想をガイドさんに伝えたところ、「唐辛子がほんとはもっと多くて辛いんですよ」と諭された。外国人向けの料理店で、日本人にあう味付けをしてもらったということだろう。タイ料理は大好物で、辛(から)いのは辛(つら)くはないのだが、胃腸は正直に反応する。早晩、活火山と化すので、それからが苦しい。

0827赤米03

 最初のレストランからずっと赤米を食べ続けたので、ラオスの主食は赤いモチゴメなのか、と思っていたが、帰国前夜、ラオス人向け「山羊の焼肉屋さん」では白いモチゴメがでてきた(これを手で食べる)。翌朝の托鉢で僧侶に捧げた米も白かった。僧侶が抱える托鉢用の鉢には白いモチゴメが入っているのだが、お寺側からすると、米ではないほうがよいらしい。米は腐りやすい。その日のうちに食べるしかない。カップラーメンやビスケットなら保存食になって、長持ちする。とくに外国人はモチゴメでないほうがよいという。道にたむろする売人が売りつける粽は、だいたい食べ残しの米を暖めなおしたもので、いたんでいる可能性が高いというのだ。
 ラオスの人びとが普段食べているのは、白米である。白いモチゴメということ。赤米は目出度いときに食べる特別な米であり、外国人向けのレストランでは、いつでも目出度い赤飯を提供している、というわけだ。

0827赤米02

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  1. 2011/09/07(水) 23:57:44|
  2. 食文化|
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asa

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