平成21年度鳥取県環境学術研究費助成研究による国際シンポジウム「
大山・隠岐・三徳山-山岳信仰と文化的景観-」の報告書が、ついに刊行されました。ブログへのアップを先生より言われ続けてはや2週間以上・・・じつはこの1週間、大阪にインターンシップに行ってまして、2日前に帰ってきたところです。
本書は国際シンポジウムの成果であるとともに、限界集落などを扱った『
「文化的景観」の解釈と応用による地域保全手法の検討』、世界自然遺産ハロン湾の調査成果『
文化的景観としての水上集落論』とともに、文化的景観3部作を構成する最後の1作でもあります。
以下に図書情報と目次を掲載します。
書名: 大山・隠岐・三徳山 ―山岳信仰と文化的景観-
編集・発行者: 鳥取環境大学建築・環境デザイン学科(担当 浅川研究室)
&鳥取県教育委員会文化財課歴史遺産室
印刷所:富士印刷株式会社 発行日:2011年9月30日 総頁数:112ページ
目次と執筆分担 1.シンポジウムの開催にあたって(浅川)
2.山陰の山岳信仰と建築遺産
2-1 伯耆の山岳信仰(眞田)
2-2 慈覚大師円仁が残した山陰の仏教(野本)
2-3 石窟寺院への憧憬(今城・大給)
-岩窟・絶壁型仏堂の類型と源流-
3.密教諸山と文化的景観
3-1 中国五台山の仏教建築と文化的景観(楊 鴻)
3-2 文化的景観と世界遺産(平澤)
3-3 複合遺産としての大山・隠岐・三徳山(浅川)
3-4 討論(司会:中原)
4.シンポジウムを終えて(中原)
5.余論:文化的景観としての摩尼寺「奥の院」遺跡(今城)
あとがき(浅川)
巻末附録
1.「文化的景観」関係修士論文概要
(岡垣「摩尼寺奥の院-発掘調査と復元研究-」)
2.楊鴻先生中文講演原稿「中国五台山佛教建築與文化景観」
3.シンポジウム・パンフレット

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- 2011/10/25(火) 00:00:10|
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