来年度の公立化を控え、後期より「環境学部教員の地域研究の取り組みを相互に理解するための報告会」が水曜日のランチタイムに開催されています。11月30日はわたしの発表でしたので、以下にレジメを掲載しておきます。なお、この日は後続する時間に3つの会議がありまして、4時間内に4つの会議に出席することになっていましたが、市役所の3つめの会議を終えて、とんぼ帰りしてきたものの、4つめ会議は終わっていました。
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0.環境大学着任以前 01『橋津の藩倉』(1996)→県指定史跡
02『鳥取県の近代化遺産』(1998)→多数の登録文化財、旧美歎水源地(2007)重要文化財
1.民家の調査と保存修復 1)河本家住宅(琴浦町) 報告書(2005)→重要文化財(2010)
2)尾崎家住宅(湯梨浜町) 報告書(2007)→県指定文化財(2010)
3)加藤家住宅(鳥取市倭文)登録文化財(2006)→報告書(2007)(2008)(2010)
*古民家修復ポケットハンディマニュアル(2010)
4)太田家住宅(鳥取市里仁) 現在、紀要論文審査中
*2010P1&P3「医食同源-福祉のむらおこしと古民家再生-」
**地区計画の突破口として古民家再生(薬膳料理レストランへの改修)
2.町並み(伝統的建造物群)の調査と保全再生 5)倉吉本町通り商店街 報告書(2007)→重要伝統的建造物群保存地区拡張(2010)
6)倉吉重伝建地区拡張に伴う課題と展望 報告書(2011)
7)雲州平田「木綿街道」の町並み保全にむけて
①現在、清水拓生(M1)を中心に調査中→修士論文→報告書→??
②2012.2.26 石橋酒造を舞台に
シンポジウム開催
3.史跡整備と建築考古学的復元研究 8)国史跡「妻木晩田遺跡」、同「田和山遺跡」(松江市)の弥生建築復元(~2003?)
9)出雲大社境内遺跡大型本殿の復元(2004)→出雲古代歴史博に模型展示
10)国史跡「鳥取藩主池田家墓所」平成の大修理における石造墓碑・玉垣等の
修復方針を大幅改訂(報告書2006)
11)青谷上寺地遺跡出土建築部材(弥生中後期、7000点)の分析と復元研究(報告書2008)
12)出雲市青木遺跡(8世紀の神社遺跡)の遺構10棟を復元(2011作成→2012展示)
→古事記編纂1300周年「大出雲展」に模型陳列(東博→京博→出雲博を巡回)
13)摩尼寺「奥の院」遺跡の発掘調査(2010)→環境考古学的研究(2011)→
2011.12.17 重要文化財「仁風閣」でシンポジウム開催(別紙)→報告書(2012)?
4.文化的景観に関する調査研究 14)2009年度:中世城郭・城下町(若桜)、限界集落(板井原)に関する調査(報告書2010)
15)世界自然遺産ハロン湾の水上集落と文化的景観(報告書2010)
16)2010年2月27日 国際シンポ「大山・隠岐・三徳山-山岳信仰と文化的景観-」
*鳥取県の世界遺産候補申請枠組の再検討 → 報告書(2011)
現在、13)と16)の延長線上にある「岩窟型仏堂(日本)と石窟寺院(中国等)」の系譜関係を、木造建築と岩窟・石窟との関係に絞って調査研究中(紀要審査中)
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- 2011/12/02(金) 00:16:20|
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