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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

木綿街道のこと(ⅩⅩⅦ)

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町並みシンポジウム(5)-エクスカーション 

 こんにちは白帯です。
 2月26日の「木綿街道まちなみシンポジウム」も無事に終わり(自分の発表には少し難がありましたが)、その翌日、ミニ・エクスカーションをおこないました。
 朝から雪が降っており、すごく寒かったので、起きるのが大変でした。朝ごはんは、いつものことですが、持田醤油でいただきました。シンポジウムに参加された苅谷先生、和田先生、眞田さんもご一緒です。これまでの焼きおにぎりではなく、今回は筍の炊き込みごはんでした。とてもいい香りがして美味しかったです。
 ここで浅川先生は午後から開催される「鳥取藩主池田家墓所」委員会のために帰鳥。和田先生も亀岡に向かわれました。残りのメンバーでエクスカーションに出発です。道路は雪道になっていて滑りやすく、タクヲさんの車は四輪駆動ではないので、うまく前に進まず、苦闘の連続・・・
 まず初めに、大社町の鵜鷺(うさぎ)集落に向かいました。とてもきれいな町並みがあるところで、歴史的価値のある町家が数多く残っていました。訪問経験のあるタクヲさんが説明しながら町を案内されました。高台から望む町の風景はすごく良いもので、元文化庁監査官で伝建選定や文化財指定の携わってこられた苅谷先生もいたく感心されていました。ただ、「文化財としての価値はあるけれども、町並み保全は容易ではないだろう」と仰られます。その理由として、①住民の高齢化が進んでいること、②突出した文化財建造物がないこと、③立地条件が良いとはいえないこと、などを指摘されました。逆に言えば、振興会の存在や出雲空港に近い立地、そして江戸時代中期に遡りうる石橋両家の文化財建造物を有する木綿街道は、町並み保全に必要な「要素」に恵まれていると言えるでしょう。

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  1. 2012/03/09(金) 00:02:00|
  2. 景観|
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本家魯班13世

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