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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

小鹿田焼、再び

2012おんた焼き06


 大分のkyonkyonさん、お元気ですか?

 3年3ヶ月ぶりに日田皿山の重要文化的景観「小鹿田焼(おんたやき)の里」を訪れました。じつは、まる3年間愛用したミルク・ピッチャーを割ってしまいましてね。これが悔しいの。小鹿田焼は窯元でみていても、そんなに惹きつけられなかったんですが、家に届いて、他の器と並べると、断然輝いてみえる。味があると言ったほうがよいのかもしれませんが、日々使いたくなる民芸ほんらいの魅力があって、とくに紅茶にはまって以来、ミルクピッチャーが体の一部のようになってしまい、割れたときは、ほんと辛かった・・・

2012おんた焼き05


2012おんた焼き03地図  窯元をまわる前に蕎麦屋に入りましてね。たしか、ゴボウ天麩羅蕎麦を食べたんです。壁に窯元の地図が貼ってあって、まぁ、そんなものはあってもなくても同じなんですが、左に貼り付けておきましょう。10軒の窯元のうち集落のほぼ中央にあるのが黒木富雄家で、道から工房まで8連の登り窯があって、よく目立ちます。しかし、店だなに並んでいる器は少ない。釜だしした器はすでに大量に売れてしまい、そこに残されたものは「傷物」の大安売りか、大皿などの高価な器のどちらかでした。こういうふうに、商品がほとんどなくなっている窯元もあれば、大量の品が店だなに置かれている窯元もあります。
 窯元によって、作品の出来映えはちがう。それはよく分かりました。だから、購入した十数個の器は3~4の窯元に限られてしまいましてね。しかし、小鹿田焼の里が素晴らしいのは、窯元が共同で土を採り、作品に個人銘を入れることを慎むなど、小鹿田焼の品質をコミュニティとして保護する取り組みしていることです。つまり、「没個性」=「地域性」に徹し、ブランドとしての小鹿田焼のイメージを保持しようとしているわけです。いまは「知的財産」権がうるさくて、わたし自身、復元CGの掲載許可を滅多にださないことで悪名が高いのですが、落款を作品につけないところなどは尊敬に値しますよね。無署名の美学、無名の芸術。できれば、見習いたいけれども、研究という分野では、それでは済まされない問題も多々あるからな・・・


2012おんた焼き01

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  1. 2012/03/24(土) 23:29:49|
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asa

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