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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

神々への祈り(Ⅵ)

07陸前高田01駅01


聖なる松 -陸前高田

 気仙沼でカーナビの目的地を「陸前高田駅」にあわせた。車は順調に進んでいく。海岸線の桜は満開そのもの。天気も快晴だが、相変わらず、精神状態はバランスを失っている。
 県境を越えて岩手県に入り、陸前高田の市街地に近づき、カーナビゲーションは橋を渡るようドライバーを誘導した。ドライバーは指示どおり車を走らせる。
 橋は消えていた。通りがかりの宅配車の運転手に道を訊ねた。大回りをして別の橋を渡り、陸前高田駅に辿り着いた。駅舎はどこにもない(↑)。基礎だけが残っている。レールもない。少し離れた位置にある踏切の両側に、わずかながらレールが残っていた(↓)。

07陸前高田01駅03


 噂の「一本松」を探した。一本松へ行く道は、瓦礫撤去の作業道路になっていて、車道からの入口に通行止めの標識がおいてある。しかし、一般車らしき車がその中に入っていった。わたしたちもそれに続く。あたりは瓦礫集積の山、また山。潮騒橋のたもとに数名の業者さんがたむろしていた。わたしたちの行く手を阻むこともない。

  「どうぞゆっくりご覧になってください。みなさんがお帰りになったら、
   入口を閉めますので」

とおっしゃる。お言葉に甘え、潮騒橋を歩いて渡った。

 ご存じのように、すでに一本松は立ち枯れしている。しかし、その姿は見事だ。2000本の松が防風壁を築いていたのだ。その中の1本がこうして堤の上に立ち残っている。合掌するしかない。
 わたしたちは、そこで、神聖なものをみた。

07陸前高田02松01

07陸前高田02松03

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  1. 2012/05/11(金) 00:00:12|
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asa

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