ついに改元を迎えましたね。家内も猫もすでに眠り、ぼくは一人で原稿を書いています。ある原稿の締切が平成大晦日だったのだけれども、また風邪気味で、昼間眠くて仕方なく、思い通りのスピードで執筆が進みません。
昨日は一日中、平成天皇の退位に係わる報道が続きました。「象徴天皇とは何か、いかにあるべきか」について自問し続け、行動された三十年間はあっぱれというほかありません。一歩まちがえば権力者たちのマリオネットになりかねないお立場であるにも係わらず、むしろそういう亡者/猛者たちを監視するだけの崇高さをもっていらっしゃった。令和の新しい天皇陛下も上皇の姿を継承し発展されるであろうと信じています。新しい妃殿下には何としても体調をご回復いただきたいと願っております。
さらさら流れる御茶ノ水なんだな、問題は・・・あれはたんなる直情的な仕業でも愉快犯でもない。周到に計画された知能犯であるという点において、三億円強盗事件やらグリコ森永事件と似た匂いがする。犯行が天皇制そのものに対する異議なのか、それとも一部の宮家に対する警鐘であるのか。そこが事件の核心でありましょう。「やろうと思えばいつでもやれるぜ」という脅しでこの度はとまったけれども、現状のセキュリティならばテロの実行は不可能ではない。その場合、宮家以上にダメージを受けるのは、当時の総理の意向を強く拒否した某会議など極右の集団ではないか。どんな問題も結局はここにいきつくのが平成後半の日本でありました(とくに教育系)。さて、ここにいう「右」寄りの思想は天皇崇拝を軸としているわけですが、平成天皇(現上皇)が自ら実践されたように、すでに天皇は神でも国家元首でもなく、象徴なわけですから、理論上存在しえないはずです。このことをいちばん良く理解されているのは、天皇・上皇両陛下ではないでしょうか。
宇宙戦艦ヤマト 平成晦日から令和初日に至るあいだ、体調不良もあって、またしてもソファに根が張り、WOWOWで連続放送されている「宇宙戦艦ヤマト2019」(2013)「同2022」(2018)をだらだらと視ておりました。昭和49年(1974)のオリジナルアニメではなく、最近リメイクされたバージョンなんですが、1回90分あまりのシリーズが7~8回でようやく完結するので、2シリーズで計15回。もうちょっと端折れるだろうに・・・録画を早回しして対処することにしました。松本零士が係わった74年版の印象が強いので、最初はキャラクターの容姿に違和感があったのですが、3話めくらいから慣れてきました。ヤマトといえば古代進と森雪の恋が隠し味になっていて目が離せない。とくに森雪さんやスターシアさんのたれ目美人ぶりが際立っていました。新作では、ともかく目が大きいのと秩父が露骨です。加えて、オリジナルではヤマトに乗り込む女性は森さん一人だったのに、このたびは大勢乗艦していて、みんな美人に描かれているから、森さんが目立たない。森さんは抜きんでてないといけません。
[令和元年 おめでとう]の続きを読む
- 2019/05/01(水) 00:32:18|
- 未分類|
-
トラックバック:0|
-
コメント:0