
昨日、加藤家住宅に着いたとき、すでに障子貼りは終わっていた。座敷と庭はほぼ完全に本来の良好な関係を取り戻したではないか。
みんなが作業しているなら自ら買い出しに行くつもりだったのだが、作業は終わっていたので、買い出しはMr.エアポートにお願いした。久しぶりにイロリで手羽先を焼くことになっていたからである。手羽先が届くまでのあいだ、まず4年生の「卒業研究アンケート」を集めて、今期はじめて卒業研究計画をヒアリングし構想を練った。驚いたのは、書と画の達人はるのさんが「制作」ではなく「論文」を選択し、しかもベトナム調査に関心を示したことである。他の3名は、いずれも「知の財産」事業(すなわち「弥生建築の実証的復元研究」)を1位指名した。これから、具体的な内容をさらに煮詰めていかなければならない。
その後、3つの報告書の進捗状況をチェックしているところに、手羽先が届いた。もちろんシェフはチャックである。味付けは塩胡椒だけなんだが、イロリの炭火で焼くと手羽先は極上の味になる。骨付きの肉というのは、ほんとうに美味いものだ・・・などと舌鼓を打っているところに、F印刷の社長から電話がかかってきた。金曜の夕方に校正の約束をしていて、じつは前夜わたしのほうからメールを入れておいたのだけれども、返事がなかったので、大学に戻らなかったのだが、社長は約束通り大学にゲラを持っていっておられたので、まことに恐縮ながら、加藤家までまわっていただいた。

で、社長にはリハまで聴いていただいた。なんのリハかって秘密ですけどね、・・・わたしは3つの曲を学生と社長に披露した。順番に言うと、
1)技巧的な曲だが、技巧的に聞こえないように細工している曲
2)とても懐かしくて楽しい曲(技巧的にはそれほど難しくないが、キーをどこにもってくるかで微妙に印象が変わる)
3)かなり研究を重ねた曲
たぶん、3)→2)→1)の順で評価が高かったんじゃないかな。人前で演奏することに、まずは慣れないとね。アルコールの分量も多すぎず、少なすぎずというところでしょうかね・・・
左SHは先週と同じ作業。土間欄間の組子を作りなおしてきた。今回は鋸や鑿ではなく、ダイソーの彫刻刀(1本105円)で斜めの仕口を彫ったので、先週よりは切口が綺麗だが、やはりまだラフにみえる。もっと高い彫刻刀を買え、と言ったんだけど。

↑加工した組子と元の組子 ↓仮組作業
- 2007/06/23(土) 23:58:23|
- 研究室|
-
トラックバック:0|
-
コメント:0