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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

裏木戸礎石発見か? ― 加藤家石積みパズル

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 梅雨独特の重い空気を身にまとい、わたしはひとり加藤家へと向かっていた。校正中の加藤家住宅報告書の差し替え写真を撮るついでに、午前中に発見された礎石を観察するためである。現在、加藤家住宅南側ではオモヤの修復工事とは別に、石垣・裏木戸の復原が進められている(以前も南側石垣の破損に関して調査がなされている←2005年10月3日ブログ参照)。
 石垣、裏木戸の順に直していき、最終的に裏木戸に登録文化財プレートをはめ込む予定だ。石垣の石は近場でおこなわれている道路(トンネル)工事で廃棄された石を使用している。石積み職人のIさんは、直線の取りにくく形もバラバラな石を、長年の経験に基づく「勘(感)覚」だけできれいに積み上げていく。

  「石積みはまぁパズルみたいなもんでね、楽しいんだよぉ。もう趣味だね、趣味!」

 ここに仕事の理想型を見た気がする。

 その職人さんがユンボで作業中、礎石らしきものを発見した。もしかしたら以前加藤家にあった裏木戸の痕跡かもしれない。下手に動かすよりは、きちんと調査をしたほうがよいという職人さんの判断により、発見当初のまま保存されていた。職人さんの予想では、裏木戸の幅は70~90cmで、柱の太さは10cm角ほどではないかとおっしゃっていた。わたしは、来週のゼミの時間に詳しく(発掘)調査をしたいと電話口の先生を交えて話をし、今日のところは大学に戻った。

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↑石垣の新旧比較 ↓裏木戸の「礎石」発見!?
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(追記) 加藤家の帰り道、いつも高速道路(姫鳥線)工事の現場を通る。いつもは何気なく通り過ぎるのだが、今日は少し違った。加藤家は昔の姿を取り戻しつつある。しかし一方で、周辺の景観は道路工事によりその姿を著しく変化させている。道路建設をやめろなどと声を荒げるつもりはないが、もう少し何とかならなかったのだろうか?
 言葉にはできない違和感が体を駆け巡った。(チャック)

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  1. 2007/06/29(金) 14:13:51|
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